November 14, 2002

へぼマスタリング

無料の波形エフェクト?マスタリングエディタ SoundEngine FREE(ここでダウンロードできます。小さくていい感じ)を使ってへっぽこマスタリングしてみました。

例の場所にあるので、WindowsMediaPlayerとかの場合は SRSとか音響系のエフェクト無しで聞き比べてみてくりゃしゃんせ。
マスタリング後の奴にSRS加えると、割れます(^^;

SoundEngine ですが、ステレオ2chのみの編集機能しかないので、各パートごとにエフェクト効かしたりはできません。よって、REASONで吐いた完成品WAVを気持ちいじってやるって感じです。

やってみた事ですが、
・真中250〜500Hzあたりが弱いので、イコライザー2種類でちょっと強調。
・もういっこイコライザー系の奴で、ダンスミュージック風?とかいうの掛けてます。
・そして空間系エフェクトで、ステレオ感増量(と言ってもリバーブっぽいのがメイン)
・緩めに効くコンプレッサで音の大小の間隔を詰める。(激しいコンプだと、またまた「ぅわん」ってのが目立ってだめでした)
・締めにオートマキシマイズってので、きつ目の設定でレンジを稼ぐ。

というわけで、聞き比べてどうでしょうかねぇ??

波形見比べると、「後」の方はコンプやマキマイズ掛けまくったのミエミエの平らでかつアップアップな感じになってます。
あと残響系(空間系?)エフェクトも波形のエッジを見えなくしちゃいますね。
波形のエッジが見えなくなると、やっぱ音のほうもクッキリ感は失われています。
特に高い音のシンセのエッジが失われた感じが強いです。
その代わり音場感というか広がり感は増してます(あたりまえだけどね)

マキシマイズの効果ですが、すばらしい勘(自我自賛)により、元ファイルは多少ピーキーではあるけどレンジ一杯まで使ってたので余り差は出ていません。
っつうか、何度もREASONの吐き出したWAVをGoldWaveとかで眺めて、どれぐらいのレベルまで大丈夫か見ながらいじってたからあたりまえなんですけどね。
REASONの場合CLIPランプ付かない所まで落とすと、音量小さいですね。
多少CLIPランプ付いたり消えたりしてる辺りをふらふらするようにそろえればだいたいレンジ使い切る感じです。

SoundEngineはいろんな設定をやっておいて最後に全部のエフェクト効かしてレンダリングするようなツールでは★なく★、各エフェクトを実行するごとに波形を毎回レンダリングしていくツールなので、失敗したと思ったらUnDoするわけなんですが、でも、1つのエフェクトのパラメータ調整する時に、リアルタイムでプレビュー(聴きながらパラメータをいじれる)ので、GoldWave なんかよりは、かなりUnDoを行う事は少ないです。
(プレビューONのままエフェクト実行するとエラーで落ちる事が多いので、実行するまえにいっぺんプレビューを止めた方がいいみたいです)

SoundEngine にはその他にもマスタリングには到底使えない、ムチャクチャなフィルタが一杯付いてます。そういうのは、短い音を加工してサンプリングネタを作るような場合には使えそうです。

というわけで、タダでできる範囲のマスタリングツールレポートでした。
聞き比べたご感想なども頂けると、議論できて楽しいかも。
あ、サンレコはまだ読んでないです。

REASONにもリアルタイムで周波数成分表示するグラフィックイコライザともっと強力な空間系エフェクトが欲しいのである。

by CAB at 02/11/14 15:10
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