iTunes Music Store/New iPod
Appleの音楽販売サービス(と新しいiPod)が発表になりましたね。日本ではすぐには恩恵は受けられないものの、業界に与えるインパクトはかなりのものかと思います。どう変わっていくのか楽しみです。
記事:
ZDNet,
AV Watch,
iTunes Music Store,
iPod(J)
大手レーベルの20万曲でスタート(米国のみ)って、さすがAppleという感じですね。ブレークスルーして欲しいものです。
■iTunes Music Store
- 5大レーベル(Universal, Warner, EMI, Sony, BMG)20万曲のラインナップ
- 会費なし、1曲99セント
- 128kbps AACフォーマットでの販売
- 各曲30秒の試聴可能
- 1曲もしくはアルバム全部を1クリックで購入可能
- 購入した曲は3台までのコンピュータで再生可能、所有する全てのiPodにダウンロード可能(ZDNetの記事は間違っています)
- 各曲は無制限にCDに焼け、プレイリストは10回まで焼く事ができる(?)
- iTunes 4にて購入可能、サービス提供は米国内のみ
- 更にiTune 4ではRendezvousを統合し、複数ユーザで音楽コレクションの共有が可能になる(らしい)
■New iPod
- HDD 10,15,30GBのモデル
- 厚さ15.7mm,重量158g(30GBは18.7mm,176g)
- タッチセンス方式の操作ボタン
- FireWireに加え、USB2.0に6月対応予定
- フォーマットはMP3,WAV,(MacではAAC,Audible,Aiffにも対応)
- Dockによる接続
- 液晶と操作ボタンにバックライト
- iPodの曲をBGMにプレイ可能な3つのゲーム搭載、テキストファイルが読めるノートリーダ追加
- iPod内で編集可能なOn-The-Goプレイリスト
- スリープタイマー、アラームクロック搭載
FORTUNEの記事がなかなか良いです。これで無駄な曲の入ったアルバム売りからシングル売りの時代に入る。レコード業界はそういう変革にも立ち向かう必要がある、というような事が書いてあります。
by CAB at 03/04/29 13:17
いや〜さすがに権利関係は国毎に事情が異なるので一気に世界展開とは行かなかったのでしょう。
でも、何事につけ米国倣えの日本の業界ですから、日本から突き崩すことはできなくても米国が崩れてしまい、サービスモデルがうまく行けば日本でも間もなくサービスが開始されるのは目に見えています。
惜しむらくは日本にはそういう新しいビジネスモデルに挑戦する気概を持った企業や人が少なく、既得権をできるだけ長く維持する事に苦心している人が多いのが残念なところです。
アイディアは日本で先に出ていたりするものも多いのに…
あ、あとビッグレーベルのみの契約なので、最近特に台頭しているインディーズや個人レベルの曲が扱えないのが、現在のAppleのサービスに不足している所ですね。
そういう楽曲なんかも、システムとして平等に扱えるようになると、本当のブレークスルーがやってくるかも!
この話を最初に聞いたときは、わくわくしていましたが、結局フタを開けてみるとサービスはUSAオンリーで日本はまだ交渉中みたいですね。試聴して、気に入ったら買うというのは、最近、やっとこ日本でも可能なところが増えてきましたが、ネット経由はお手軽でよいですね。特に古いアルバムで、さがしても中々見つからないCDなどもあったりしますが、そういうのを検索して試聴して買うことができればうれしい限り。Win用は今年中にサービス開始らしいですね。日本はいつになることやら・・・
iTunes4は30秒の試聴だけなら、日本でもできました(^^