音楽データの入ってない音楽CD(ROM)
プレスリリース←
音楽ダウンロード権を配布できるプロモーションCD-ROM、SMCが開発(ITmedia)
SMEのレーベルゲートCDにも採用されている、CDにIDを付与する技術「
Postscribed ID」を応用し、音楽のダウンロード権だけを格納したCD-ROM「Privinet」を関連会社のソニーミュージックコミュニケーションが取り扱うそうです。
これは言うなれば、「音楽データ無しで、楽曲ダウンロード回数が配付元で任意に設定可能になってるレーベルゲートCD」とも言えるのかなと思います。音楽データを含めない事で、CCCDをCDプレーヤーやCDドライブに入れたときに発生する障害の原因となる「意図的に入れたエラー」が不要になり、まったく通常のCD-ROMの規格に準拠したものになっているという事だと思います。
そして、記事ではプロモーション用途を想定していると書いてありますが、これはついに円盤から音楽が離脱したということで、究極のリッピング対策であると同時に、既存のCDによる音楽流通からの脱却の兆しとも捉えることが出来ます。
レコード屋さんや卸業の方たちは戦々恐々としちゃうのではないでしょうか??
いやー実は今度のエイプリルフールに、「ΔV∃Χレーベル最後のCDを出荷」というタイトルで、「楽曲を購入する権利だけを格納したCDを出荷し、既存の流通システムからいち早くΔV∃Χが脱却。今後は年に一度だけCDをリニューアルするのみになる。」というようなエントリーを書こうかなぁと思ってたんで、ちょっとショックです。先にやられちゃった。
by CAB at 04/03/23 20:27