February 20, 2008

RIAJが「適法マーク」「エルマーク」の運用開始

音楽配信サイトに「適法マーク」 レコ協、「ダウンロード違法化」に布石(ITmedia)
レコ協が“適法”マーク運用開始、違法配信被害に歯止め(InternetWatch)

レコ協(RIAJ)が、適法なダウンロードサイトであることを示す「エルマーク」の運用を始めたそうです。
2007/10/14の記事「パブコメ2つ出して下さい」でも取り上げたダウンロード違法化に向けた布石とも捉えられています。

そのパブコメでも8割方はダウンロード違法化に反対のコメントだったにもかかわらず、文化審議会著作権分科会「私的録音録画小委員会」では、「中間整理」がとして「30条の適用を除外することが適当であるとする意見が大勢であった」と記載されているそうで、パブリックコメントの無視もいいところであり、そんなものに対する布石であるこのマークをつけているサイトに関して、僕は頭カチカチでレガシーな考えの持ち主であるって意味でLマークって事で上等だと思いますし、Lマークの付いたサイトからダウンロードで購入するなんて事はこの先無いと思いますよ。

各記事についたはてなブックマークのコメントが面白いんだけど、既にニセ適法マーク作ったり、「アップルはこんなマーク、つけないと思うよ」とか、、、 やっぱり業態を変えられずに沈んでいく業界の最後の悪あがきにしか見えない。 せめて著作権法が改正される前に沈みきってしまってくれたら迷惑かからないでいいのにと思いますね。

あと単なる揚げ足取りですが、InternetWatchの記事によると、RIAJ専務理事の生野秀年氏が、ダウンロード違法化に向けてこんな事言ってるらしいんですよ:
 「コンテンツを違法にアップロードするから、ダウンロードする人がいるが、ダウンロードするからアップロードする人が出てくるとも言える。しかも、現実にはアップロードした時点では被害は生じない。ダウンロードによって、初めて権利者の被害が発生する。有体物であれば、『盗品』とわかって譲り受ければ違法だが、コンテンツも同じ。違法アップロードされたものをダウンロードすることが、堂々と『合法』と言えるのだろうか。」
アップロードした時点で被害生じないんなら、送信可能化権を廃止にして欲しいわ。
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November 14, 2007

パブコメ2つ出して下さい

3つ前のエントリー「ダウンロード違法化の中間整理にパブコメしよう」で書いた2つのパブコメ募集ですが、明日15日が締め切りになっています。皆さん出されましたでしょうか?
ここで意見を出しておかないと、何かと不便な未来がやってきますので、ぜひ出していただけるようにお願いします。

2つあります。まずはひとつめ

「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」に関する意見募集

募集要項

このパブリックコメント募集に関しては、MIAUパブコメジェネレータ beta が役に立ちます。ここで出力されたコメントを参考に自分の言葉に置き換えたものを送ると良いと思います。 また、MIAU:パブコメ最終案とパブコメ・ジェネレータの公開について も参考になりますし、MIAUがwikiでまとめている、パブリックコメント提出記録1にも、他の人が提出したコメントが掲載されていて参考になります。

私のものを掲載します(再利用して頂いても構いませんし、これをベースに改変して頂いてもかまいません):
宛先:keiyaku@bunka.go.jp
件名:私的録音録画小委員会中間整理に関する意見

個人/団体の別:個人
氏名:○○ △△
住所:○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
連絡先:(自分の電話番号またはメールアドレス)

該当ページ及び項目名:104ページの「第30条の適用範囲からの除外」 a 違法録音録画物、違法サイトからの私的録音録画 の項目について

意見:

反対。
・インターネットは多くの国が参加しており、全ての国のコンテンツに対して日本のルールをもって、違法か適法かを区別するような適法マークを付与する事は実質困難であり、このため利用者が配布されているコンテンツに対して違法か適法か区別する事は実質困難であるためにこれを違法化するすることには反対する。
・ダウンロードの定義については、ストリーミングを除外する事、更には、文化審議会著作権分科会報告書(平成18年1月)の第1章第3節「デジタル対応ワーキングチーム」検討結果(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/toushin/06012705/002/003/001.htm)においても議論されているが、ダウンロードを違法とすることで、一時的蓄積や一時的固定(複製)にまで違法の解釈がなされる恐れがあり、これが違法になった場合は単に通信機器への負荷増が懸念されるだけではなく、一般的な通信やネットワーク上の高速化技術、コンピュータの高速化技術の発展にまで萎縮を及ぼしかねない重大な問題であり、このためダウンロードを違法化することには反対する。著作物取り扱いの中間業者のためだけに設けられた著作権法によって、今後の国策の要にもなりうる技術の発展や革新まで妨げられたのでは、先見の明が無かったと笑いものになるのは確実である。

該当ページ及び項目名:105ページ「 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」(ア)について

意見:

(ア)に示される条件では不足であり、違法範囲を明示することを義務付けるべき。
利用者が明確に違法サイトと適法サイトを識別できるように、適 法サイトに関する情報の提供をおこなうのではなく、権利者は違法サイトを全て網羅して情報を提供し、違法となるダウンロードが行われる範囲を明示する事を義務付けるべき。
・インターネットは多くの国が参加しており、全ての国のコンテンツに対して日本のルールをもって、適法サイトを明示するような適法マークを付与する事は実質困難であり、このため利用者が違法か適法か明確な区別ができない事になる。このために、万一第30条の適用範囲から除外する場合は、権利者が第30条の適用範囲から除外する違法サイトを明示し、違法の範囲を明確にするべきである。

もうひとつあります。2つめ。

「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」に関する意見募集

募集要項

こちらに関してもMIAUのwiki:パブリックコメント提出記録2や、たけくまメモ:文化庁へのパブコメ・私案などが参考になると重います。

私のものを掲載します(再利用して頂いても構いませんし、これをベースに改変して頂いてもかまいません):
宛先:ch-houki@bunka.go.jp
件名:法制問題小委員会中間まとめに関する意見

個人/団体の別:個人
氏名:○○ △△
住所:○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
連絡先:(自分の電話番号またはメールアドレス)

該当ページおよび項目名:2 親告罪の範囲の見直しについて
意見:

親告罪の範囲の見直しについて反対。
まずは、「知的財産立国を目指す我が国において著作権の保護は重要」であるとの記述があるが、一方的な考えが間違えであり、知的財産立国を目指すのであれば権利の保護以上に権利の利用促進をまずは検討するべきである。
親告罪の範囲の見直しの目的が、海賊版の製造、販売行為など重大かつ悪質な著作権等侵害事犯に対するものなのであれば、まずはそのような悪質な著作権等侵害事犯の範囲を明確にすべきであり、その範囲が明確にされずに、親告罪の範囲の見直しだけをその範囲から独立して検討するのは筋違いも甚だしい。
また、万一非親告罪化した場合には、「著作権者とは無関係の第三者による告発の濫用」懸念され、一般の創作者・著作権者に対する萎縮効果が大きいことが問題である。更には権利者の意図とは異なった告発がなされる恐れが大きく、オレオレ詐欺と類似の詐欺行為が横行する恐れが非常に高まる懸念がある。このため親告罪の範囲の見直しについて反対である。

皆さんもぜひ出して下さい。日本の未来がかかってます。

注意:匿名で送っても要件を満たさないので、ちゃんと実名で送ってくださいね。

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October 18, 2007

ユーザ代表組織MIAUが設立される

インターネット先進ユーザーの会(Movements for Internet Active Users : MIAU)

IT・音楽ジャーナリストの津田大介さん、法政大学准教授の白田秀彰さん、AV機器評論家、コラムニストの小寺信良さんらが、インターネット及びデジタル技術の利用者の意見を代表する組織としてMIAUを設立しました。
本日11時より、 設立発表会をおこなうそうです。

当面の活動としては、
  • 違法サイトからのコンテンツダウンロード違法化への反対意見表明
  • コピーワンス及びダビング10技術の採用に対する反対意見表明
  • 著作権の保護期間延長に対する反対意見表明
  • 上記1〜3に関するインターネットユーザーの意見表明の支援
を行うそうです。

レコード輸入権の時の経験が生きていると思うのですが、法律を変える時には、事前に小さな審議会等で意見調整を行って、その報告をベースに法案が作られるので、審議会の報告での方針がそのまま法律の方針になってしまうわけです。国会での審議まで行っちゃうとほぼ法制化は固まったようなものでそこでひっくりかえすのはかなり難しいわけです。 ですから、審議会が開催されている間に、その報告書に反対の意見を盛り込まないと難しいわけです。但し、著作権に関連する審議会に出席しているのは権利者側の代表組織のメンバーが主であって、利用者側の権利を代表する団体がいないと利用者側の意見は反映されないわけです。
そこで、今回このような団体を作ったのだと思われます。

ちょうど1つ前のエントリーに書いたとおり、ダウンロード違法化や、著作権侵害の非親告罪化に対するパブリックコメントの募集が開始されたタイミングですので、強力な助っ人になってくれる事が期待されますね。

2chあたりで、匿名で意見を書いていても拾ってもらえないかもしれませんので、直接メンバーとコンタクトを取るなり、連絡先のアドレスにメッセージを送るなりして、我々の声を審議会の場にぜひ持ち込んでもらえるようにしたいものです。

上記の三方以外にも、
半可思惟
mhatta のジャーナル
ものがたり
真紀奈のメモ帳
tairadaのひとりごとver2.0
などのサイトの方が設立メンバーに加わっているようです。
ウチでも大いに応援協力していきたいと思っています。期待したいですね。

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ダウンロード違法化の中間整理にパブコメしよう

「ダウンロード違法化」「iPod課金」──録音録画補償金問題、意見募集始まる(ITmedia)

文化審議会著作権分科会の私的録音録画小委員会というグループで議論されてきた、 海賊版や違法サイトからの「ダウンロードも違法とみなす」という考えにも触れている 中間整理という資料に対するパブリックコメントの募集が開始されています。(締め切りは11月15日)

この件に関する状況は私的録音録画小委員会に参加している津田さんがいくつかの 記事をかかれており、状況としては このままだとダウンロードは違法化の方に倒れるのが濃厚という状況のようです。
この件に関しては、レコード輸入権の問題のときと同様に、関連業界等から 組織的に大量の★違法化賛成★のパブコメが提出されることが予想され、ほうっておくと 本当に著作権法にダウンロード違法化が組み込まれてしまいます。

ダウンロード違法化が法制化されると、違法なコンテンツだと知っていてダウンロードすると、ダウンロードした人も違法という事になってしまいます(現在はダウンロードは私的利用の範囲とみなされています)。法制化されると、例えば、YouTubeで自分の好きなアーティストのプロモーションビデオを見ただけで捕まるなんて事になりかねないわけです。しかも審議している人たちは「キャッシュ」の事良く分かってないですから、YouTubeはストリーミングだとか思ってるわけですが、実はPCに動画のデータがキャッシュとしてダウンロードされているって事で実態はダウンロードとみなされてしまうんじゃないか?って事をGIGAZINEさんなんかでも指摘しています。

更に、著作権法の親告罪の範囲の見直しなどを検討していた法制問題小委員会の中間まとめについても、パブリックコメント募集が開始されています。

親告罪っていうのは、訴える人がいなければ罪は問われないというものです。著作権侵害は今は親告罪であり、著作権を侵害された本人もしくは委託された人が、侵害した人を訴えないと罪にならないわけです。 例えば音楽の著作物だと、ある程度のコピーはプロモーションにもなるという効果があるので、今まではそこまで目くじら立てずに見逃そうというアーティストも居る訳です。 余りにもひどい侵害をしている場合は、当事者が訴える事が出来るというものです。 これが、非親告罪にすることも検討されているというのが、法制問題小委員会の状況です。

非親告罪になると、例えばアーティストやJASRAC様からの訴えが無くとも、警察が独自の判断で違法コピーを取り締まるような事にもなりかねません。上記のダウンロード違法化とミックスで法制化されると、最悪の場合、YouTubeでプロモーションビデオを見てるだけで警察につかまる…なんて未来も考えられるわけです。

僕はこんな未来がやってくるのは、とっても受け入れられないと思っています。
また、著作権法が強くなりすぎて、利用者側の自由が奪われ過ぎているのはどうにもバランスの悪さを感じますし、コンテンツだけでなくコンピュータやネットワークの技術の発展にも大きな悪影響を与えるように思います。(「ダウンロード違法」なんてのは、多少コンピュータの中身を知っていれば、どんだけ無茶な話かというのは容易に想像が付くと思うのですが、審議している人たちにはそれが分かってないのです)

というわけで、自分もパブコメ出すつもりですが、窮屈な未来がやってくる事に絶望を感じる前に皆さんもゼヒパブコメ出してみてください。今回は強力な味方も現れたようですし。
ウチでも、間に合えば提出するパブコメの文を掲載したいと思っています。

Posted by CAB at 02:34 AM | Comments (0) | Read whole

May 22, 2007

著作権法違反の非親告罪化

【著作権】とんでもない法案が審議されている(たけくまメモ )

いやーコレはカンベンしてほしいですね。

これって、例えばDJさんが、「今日のプレイリスト」とか自分のBlogに書いたらそれで逮捕されかねないって事だよね。

ポピュラーミュージックや歌謡曲は置いとくとして、クラブミュージックの作者とDJさんの関係って、結構ゆるいじゃないですか。クラブミュージックなんてクラブでかけてもらってなんぼのもんなんだから、DJサンに使ってもらわないと逆に困るわけで。あえて、その辺を突っ込んで訴訟起こしたりするトラックメイカーは居ないわけです。

でも、もしも「非親告罪」化されてしまったら、こんなことがありえるのでは?
法文が全てだと思ってる方が、DJさんのBlogでプレイリストみて、どっかに通報したらそのままDJさんが逮捕されちゃう…事になっちゃう。例え、トラックメイカーがどんどん使ってくれと思っていてもです。
(いやまぁ、使った曲を全部メモしてJASRACとかに支払いをキッチリやってれば問題ないんでしょうけどナ)

ま、これは一例ですけど、非親告罪化しちゃったら、ますます底辺の方のクリエイターや、模倣から始めるビギナークリエイターは萎縮しちゃって、新しいコンテンツなんかどんどん生まれなくなってしまうでしょうね。その辺も考えてほしいですね。

僕も、非親告罪化には断固反対です。

追記:
日弁連が2007年2月9日に、「著作権罰則の非親告罪化に関する意見書」を出して反対してるんですね。

Posted by CAB at 03:45 AM | Comments (0) | Read whole

朝日誤報:iTunesの著作権料がJSARACに支払われていない

朝日iPod記事で大誤報 JASRACが訂正要求(J-CAT-NEWS)
AppleがJASRACに払った2億5千万の行方は?(アンカテ)
これが真実! iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い騒動(家を建てよう)

この話はなかなか面白かった。asahiがお粗末なのはいつもの事なので置いとくとして…
tunecoreっていう、インディーズの人がiTunes Storeで楽曲を売るのをサポートしてくれるサービスがあって、これを利用して日本にも個人で登録してiTunesで楽曲販売している人がいらっしゃるんですよ。mixi上にもコミュニティがあるんですけどね。
で、そこでも iTunes Store Japan での売り上げだけ計上が遅れているって話が出てたんで、どうなってるのかと思ってたんですわ。個人的には、どーせまたJASRACがナンクセつけてごねてるせいで処理が遅れてるんだろう?とうがった見方をしていたんですが、裏話が上記の「家をたてよう」サンを読むと少しだけ分かりますね。本当にナニにてこずってるのかは、分からないままですが。

tunecore の FAQ 見ると、支払いのルールが日本だけ違いますよ〜 みたいな注意書きがあってなかなか興味深いですよ。例外の部分だけ見ますと:
EXCEPTION: Japan has some special rules, so that even before taxes, tariffs, exchange rates or treaties kick in, some money is deducted by the iTunes Japan store to pay fees and royalties dictated by local Japanese copyright laws. So from the sales of your music in Japan, some portion will be deducted to pay the copyright holders under the copyright laws of Japan. Even if the copyright holder is you, Japanese laws require certain royalties to be paid out in Japan. However, no matter what, you will get paid the pay rate less this amount, after taxes, exchange rate, etc.
ラフな訳:
日本には若干の特別ルールがあり、そのため、税、関税、為替レートまたは条約の適用前に、 日本ローカルの著作権法によって決まっている料金と著作権使用料が若干の額が iTunes Store Japanで差し引かれます。 そして、日本のあなたの音楽の売上高から、若干の額が、日本の著作権法によって著作権者に支払うために差し引かれます。 たとえ著作権者があなた自身であっても、一定の著作権使用料の支払いを日本の法律は要求します。 しかし、なにがあろうが、税、為替レート、その他が適用された後、あなたは(規定の)支払い額より少ない額を支払われるでしょう。(訳注:最後の文自信なし)
これが、日本独自ルールですかね。

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Amazon.comが年内にDRMなしMP3配信を開始

米Amazon、MP3形式のDRM無し音楽配信を年内スタート(AV Watch)

iTunesでもDRMなし配信を発表したEMIはじめ、12000以上のレーベルが参加予定だそうです。 iTunesはAACで対応プレーヤーは少ないですから、それなら汎用的なAmazon.comのMP3配信で買おうかな〜 って人も出てくるでしょうね。iTunesも戦略変更を迫られるかもしれません。

Posted by CAB at 02:43 AM | Comments (0) | Read whole

April 01, 2007

ダウンロードも違法になってしまいますヨ

音楽などの不正コピー、私的複製も違法に・知財本部が了承(NIKKEI NET)

政府の知的財産戦略本部が2007/3/29に海賊版の取り締まり強化に向けた報告書を了承したそうで。そしてこの記事で最も気になるのは
報告書はファイル交換ソフトなどを使って音楽や映画、ゲームソフトの海賊版が氾濫(はんらん)する現状を踏まえ、今は私的複製の範囲内として許されている不正品のダウンロードを違法とする著作権法改正を促した
という部分です。

会合の議事は知的財産戦略本部会合(第16回)議事次第から見る事ができるようなんですが、該当する報告書の資料はまだ無いようですし、全文を読まないと明確には言えないのですが、「ダウンロード」が違法となると、これまた一大事ですよ。

コンピュータを使ってると、知らずにいろんなデータのやり取りをするはずなので、知らずに違法な不正品をダウンロードしてしまうことなんてままあるだろうし、第一ダウンロードしてみないと不正かどうかすら普通は分からないと思うんだけど。不正にアップロードするのと、全然レベルの違う話です。
こんな条項を「著作権法」に盛り込むのは、またもや健全なネットワークの利用発展を妨げる施策だと思いますよ。大いに反対するべきです。だまってると、法改正されちゃうよ。

元々日本の著作権法は私的利用範囲を限定的にしか定めていないので、アメリカさんあたりの公正な利用範囲という考え方から比べて、非常に利用者にとって不利なものになっています。これを更に狭めようっていう条項なんですから、アンバランスなものを更にアンバランスにするような条項になると思います。この観点からも、大いに反対です。

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November 09, 2006

著作権保護期間の延長問題を考える国民会議

クリエイターら、著作権保護期間延長の議論を呼びかける国民会議発足(InternetWatch)

コレを書きたくて今日は更新したんです。InternetWatchの記事が一番丁寧なので、ぜひ読んでください。

9月に権利者団体が著作権保護期間の延長を求める要望書を文化庁に提出(ITmedia)なんていう、相変わらずいやらしい記事が出ていたのですが、今回の記事は、「そんなに安易に著作権保護期間を延長するなよ、良く考えてくれ」という要望を別の団体が発足して要望したというニュースです。

この団体「著作権保護機関の延長問題を考える国民会議」、音楽配信メモの津田さんや、著作権を専門とする弁護士である福井建策氏、皆さん良く見かけるであろうライターの小寺信良さん、それにクリエイティブコモンズの立役者であるローレンス・レッシグ教授、「音楽CDの輸入権問題」のときに活躍してくださった高橋健太郎氏、評論家の山形浩生氏、劇作家の別役実氏ら64名が名を連ねています。

中でも筆頭に意見が取り上げられている別役実氏の『「銀河鉄道の夜」を戯曲にしたくて、許可を求めていたがなかなか許可を得られなかった。死後50年の保護期間が切れて許諾なしで使えることになり、最初はアニメのシナリオだったが、関連の戯曲も何作か書くことができた。』という話が興味深い。
真相は知りませんが、これは保護機関の延長を求めている権利者団体の宣伝塔的役割を松本零士氏が果たしていることに対する明らかなカウンターパーソンとして、別役実氏が人選されたんじゃないのでしょうか。何せ松本氏の代表作には「銀河鉄道の夜」からインスパイアされたとしか考えられない「銀河鉄道999」がありますからね。

ITmediaの両者の記事:
「著作権保護期間の延長を」――権利者団体が要望書 ネット時代も意識
「著作権保護期間の延長、議論を尽くせ」――クリエイターや弁護士が団体発足
を見比べてみるのも面白いです。

残りを読む...
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July 20, 2006

YouTubeと著作権

YouTubeと著作権 - ルール改変を迫るための社会的影響力(デジモノに埋もれる日々)

最近忙しいもので、あまり更新できていなくて申し訳ございません。
最近読んだBlogエントリーの中で、非常に明快な気がした記事をご紹介です。 法律にはどうしてもグレーゾーンが出来てしまう。それを常識と社会的な力加減を考慮して判断するのが司法であるという話。著作権などまさにそういうもの。 まただ日本の場合は、社会的な支持みたいなものが明らかに全面に出て来にくい構造はあるような気がしてなりません。どこか去勢されてしまっているような。だから一番うまく行った社会主義国とか言われちゃうんじゃないかなとか思ったりもしますが。

今夜のYouTube見ても、某芸人さんのニュースで埋まってたりして、どこの国のサービスなんだ?なんて状況ですが、現実は老人達に想像の付かないスピードで押し寄せてきたりしているわけで、それが理解できないといろんなチャンスを逃す事になりますね。

ちなみに、1つ前のエントリーで取り上げたBUBBLE-B氏のクリップも既に"Taro-BUBBLE-B"としてYouTubeにアップロードされていたりするわけで…

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June 21, 2006

著作権とかレコード業界の話いろいろ

音楽著作権“利権者”たちの変わらぬ想い(PC Watch)

JASRACは著作権料の配分基準が曖昧な徴収方法を選ぼうと可能な限り努力しているように見える
本当、これですよまったく。
 “どうせ何も変わりやしない”って? それは間違いだ。何もしなければ変化はない。しかし何か声を上げれば、それが伝搬し、世論の一部となるのがインターネットではないか。
アーティスト自体が意識が変わらないと、変化していかないですね。

対談 小寺信良×津田大介
著作権を取り巻く環境はどう変わったか
(+D LifeStyle)

日本にあるユーザ、リスナーの需要にコンテンツを持つ側が気がつかないって面はありますね。 だから先に他の国に先を越されちゃうし、リストラに会ったりするんですよ:P

モーリーロバートソン氏のやっているPodcasting "i-morley" は既に10万人弱がSubscribeしている強力なメディアになってしまっているわけですが、こちらにもデジタル音楽と著作権に関連するインタビューが最近2回掲載されています。

株式会社 MI-7 代表の村井さんインタビュー「〜著作隣接権を考える〜」(i-morley)

REASONも取り扱っているMI7の代表村井氏にインタビューしています。マイナーだったデジタル作成環境が今や主流になっているという話。

津田大介さんにインタビュー(i-morley)

おなじみ音楽配信メモの津田さんへのインタビュー。 最近の音楽配信とレコード業界の状況の話が聞けます。

というか、こういうモーリー氏がやっているような番組が10万人も聞いているっていう状況の意味を、既存のメディアは真剣に考えるべきだと思うなぁ…

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June 02, 2006

JASRACがPodcasting用の料率を決定6/1より適用

「有期限ダウンロード」「音声番組」の新料率適用開始について(JASRAC)
JASRAC、有期限ダウンロードやPodcasting向けの新料率を設定(BroadBandWatch)
ポッドキャスティングの著作権料 「1番組あたり」で新料金(ITmedia News)

JASRACがPodcatingで音楽を利用した番組の料率を決定し適用開始しました。
ITmediaより:
ポッドキャスティングで楽曲を利用する際の新しい料金体系を、JASRACが発表した。1番組・1ダウンロードあたりで課金する新体系で、複数楽曲を使った音楽番組を作りやすくした。
といっても、1番組に何曲使っているかで金額は違うし、ダウンロード回数をきちんとカウントできないといけないし、1ヶ月の最低料金は5000円からだし、なんとも素人向けでは無いですね。表中の「音声番組」というのが、Podcatingに適用されるもののようです。但し、音楽のみで喋りのないものには適用されないようです。
利用の報告はインタラクティブ配信のルールに従ってJASRAC登録曲の使用曲を報告するようです。

あと、BroadBandWatchの表は意味が分かりにくいので、JASRACのページを見たほうがよいですな。

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May 03, 2006

知的財産推進計画2006へのパブコメに業界のテンプレ

どっかのギョーカイがCDの再販撤廃反対でこさえたテンプレ(娯楽の危機)

少し前に募集されていた「知的財産推進計画2006」に対するパブリックコメントでは、CDの再販制度に関連する廃止/存続要望も多かったようです。この結果が公開(官邸)されているのですが、その中にどこかの業界が「こんな感じで送ってください」っていうアドバイスをしたテンプレートが存在したらしく、複数の中から適当なのを選べって意図なのに原文の8つの例文そのままのコメントがあるらしいですよ。

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January 06, 2006

サウンドロゴに著作権は無い?

「サウンドロゴ」は著作物? 作曲家が住生提訴(asahi)←Copy & Copyright Diary

作成後8年ほど使用されて、その後10年ほど経って再度使用開始された「スミトモセイメイ♪」ってサウンドロゴに関して、このサウンドロゴを作成した生方則孝氏がこの著作権を認めるように訴えを起こしているそうです。住友生命側は、サウンドロゴに著作権は無いと主張しているそうで。
生方則孝氏のBlogでは、今回の件に関して氏の意見がいろいろと読むことが出来、中には住友生命社員を名乗る人からの応援とも取れるコメントも書かれたりしていてなかなか笑えます。

サンプリングして使うなら今かもしれません :-P

Posted by CAB at 03:14 AM | Comments (0) | Read whole

週刊ダイヤモンドのJASRAC記事が読めます

やっぱり雑誌がおもしろい!!ニュース報道部門(Yahoo! Japan)←Where is a limit?

Yahooで雑誌の2005年ベスト記事の投票をやっているらしいのですが、その中に週間ダイヤモンドが取り上げたJASRACの記事「〈企業レポート〉日本音楽著作権協会(ジャスラック)/使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態」もノミネートされており、記事がPDFで読める状態になっているそうです。

この記事に関して、10月16日に取り上げたように、JASRACは「読者がJASRACに対して悪いイメージを持つよう誘導している」として「司法上の救済を求める」と言っていたわけですが、その後の状況はどうなっているんでしょうね??

関連エントリー:
JASRACが週刊ダイヤモンドの記事に抗議

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November 23, 2005

LAME開発陣がSony BMGに公開状

Open letter to Sony BMG (and its owners, Sony and Bertelsmann), First4Internet, and the LAME community.
忘れようとしても思い出せない日記 rebirth

12日に書いた「ソニーBMG製CCCDに今度はライセンス違反の疑惑」に関して、LAME開発陣がSony BMGおよびその親会社であるソニーとBertelsmannに対して公開状を提示しています。

以下毎度ラフな訳:
残りを読む...
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November 21, 2005

ソニーBMGのトップアーティストがXCP問題でレーベル首脳に激しく抗議

Sony insider: DRM is discredited at Sony(BoingBoing)

BoingBoingが、信頼のおけるソニーBMG(?)内部の情報筋からXCP/rootkit問題 に関する面白いメールをもらったそうです。ラフな訳を:
自分達のCDにXCP採用を余儀なくされたSony BMGのトップアーティストのうち何人かが、 売り上げ的に非常に重要なクリスマスシーズンを前にアーティストとファンとの間に亀裂を作ってしまった事に対して、レーベルの首脳陣に対して激しく不満を言いました。 それに加え、「悪いこともせずに、単に我々の音楽を買っている人々」を傷つけるだけだとして、会社内でDRMに反対し続けていた、反 DRM の声が次第に増えている。 これは、レーベル首脳陣の何人かは、最終的にDRMはビジネスのためには良くないものであると信じ始めているという事です。

今、彼らは「ほとんどの人は rootkit が何であるかさえ分かっていないのに、なぜ彼らはそれを気にかけなければならないんだ?」と言った発言で悪名高い Thomas Hesse をはじめ、収入の減少に対する解決方法としてDRMを推進してきた会社の首脳陣に立ち向かい始めています。

少なくとも、レーベル首脳陣は他のCDをDRM付きでリリースする事は許さないと、脅かされました。
Sony BMGのグローバル・デジタル・ビジネス部門 Thomas Hesse 氏の発言に関しては、M.H.Blogさんや、ITmediaの記事「rootkit入り音楽CD――それでもコピープロテクトはなくならない 」などで取り上げられています。

全く、ソニーBMGも無駄なことに金をつぎ込みましたね。
EMIのアーティストも、そろそろ激しく抗議してくれないかなぁ、まったく。

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November 18, 2005

ソニーBMGがXCP採用52タイトルを発表

CD’s Containing XCP Content Protection Technology(Sony BMG)
コピー防止ソフト「XCP」入りCDは52タイトル、SONY BMGがリスト公表(Internet Watch)
ということだそうです。
 なお、SONY BMGではこれらのタイトルについて、近日中にXCPを含まない新バージョンをリリースするという。
当然ですよね。

関連エントリー:
051116:ソニーBMGがXCP回収と交換/被害は日本が最多
051112:ソニーBMG製CCCDに今度はライセンス違反の疑惑
051109:ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か?
051111:ソニーBMGのXCDにトロイの木馬と、音質悪化の疑惑
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November 16, 2005

ソニーBMGがXCP回収と交換/被害は日本が最多

To Our Valued Customers(Sony BMG)
SONY BMG、XCP付きCDを交換へ(ITmedia)
XCP「rootkit」組み込みマシン、日本は最多の21万台?――専門家が指摘(ITmedia)
SONY BMGはXCP付きCDをコピープロテクトのないCDと交換するプログラムを実施する予定だ。小売店にも問題のCDを撤去するよう求めている。
DNS専門家のダン・カミンスキー氏がブログで明らかにした情報によると、XCP「rootkit」が組み込まれたマシンは、少なくとも56万8200台だという。同氏は国別データも公表しており、それによれば、日本はトップの21万7000台、米国が13万台となっている。
続けてお伝えしている、ソニーBMG製XCPを利用したCCCDの件ですが、回収・交換のプログラムを行うことを発表しました。また、最後の記事のように、専門家の調査によると、XCPのrootkitが埋め込まれたPCが一番多いのは、日本のようです。(これは関連サイトへのDNS検索から推測したもので、正しいとは限りませんね。)

でも、輸入盤だけだからあんまり気にすることはないとも言っていられなくなってるんですね。

051119追記:
国内でもXCP入りCDを回収、交換へ SMEJ(ITmedia)
日本でも、XCPの入ったCCCDは回収を行うそうです。
米国Sony BMG発売商品における対応に関するお知らせ(Sony Music Japan International)

関連エントリー:
051112:ソニーBMG製CCCDに今度はライセンス違反の疑惑
051109:ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か?
051111:ソニーBMGのXCDにトロイの木馬と、音質悪化の疑惑
Posted by CAB at 04:28 PM | Comments (0) | Read whole

November 12, 2005

ソニーBMG製CCCDに今度はライセンス違反の疑惑

SONY BMG製CCCDにLAMEのソースコードを盗用した疑い(slashdot-j)
SONY BMGのどんどんヤバくなる話(若旦那の独り言)

連日話題となっている、ソニーBMG製のXCP採用CCCDですが、 「rootkit」騒動渦中のSONY BMG、XCP技術採用CDの製造を中止(ITmedia)
のように、この製造を一時中止したそうです。まだ「回収」とまで行ってないので、市場にはあるってことですね。(注:邦盤には適用されていません)

そのXCP採用CCCDですが、更に問題となる事態が発覚しているようです。
このCCCDに含まれている、MP3のエンコーダもしくはデコーダに、LAMEのソースコード由来と思われる文字列が含まれているそうです。
このLAMEは有名なMP3エンコーダのセットなのですが、LGPLライセンスLGPL日本語訳)を取っており、ライブラリを利用するだけなら問題はないが、これを利用した派生物を配布する場合は、GPL同様に公開する必要があります。ソニーBMGのプログラムは、ライブラリとして利用していないようです。
また、LAMEに含まれるMP3デコーダ機能はmpg123というMPEGプレーヤーそのままであり、こちらはGPLライセンスGPL日本語訳)を取っているので、どちらにしろ公開する必要があります。

したがってこのソニーBMG製のXCP-CCCDがLAMEのコードを盗用していた場合は、ライセンスの明示やコードを公開等の義務がありますがこれを守っていないという事になるわけです。

通常は大企業がやるようなミスじゃないですね…

関連エントリー:
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051111:ソニーBMGのXCDにトロイの木馬と、音質悪化の疑惑
Posted by CAB at 11:24 PM | Comments (0) | Read whole

Note:

これ以前のエントリーは右側のリンクから参照してください。