May 18, 2004

洋楽輸入盤に関するRIAAの考え方について

洋楽輸入盤に関するRIAAの考え方について(RIAJ:日本レコード協会)←2ch
レコ協はRIAAのNeil Turkewitz国際担当上級副社長に、パブリックコメント時の要求と、RIAJ依田氏の発言との間に、意味的な違いがない事を確認したという事を示す質問書と回答書(それぞれ邦訳も)を公開しました。(RIAA/IFPIのパプリックコメントの著者名は消されていましたが、笹山登生氏BBSによると、著者はIFPIのMariaMartin−Prat 氏とRIAAのNell Turkewitz氏らしいので、まぁ、質問相手は適切かなと思います。)

ともかく、このようなドキュメントを引き出せたのはある程度の成果と思っていいか …と思ったんですが、読み解いた方々の発言を見ると、やはり不安に。

さて、内容とその解釈に関してですが、MEMORY LABの高橋健太郎氏が考察されています
それによると、「我々」と「私」が巧妙に使い分けられており、結局「五大メジャーはUS盤の輸入は止めないだろう」というのは、この回答を記述したNeil Turkewitz氏の個人的な見解でしかないとのこと。
また、笹山登生氏のBBSでも考察が行われており、「なぜ発展途上国を差別するような考えなのか」、また、「擬似的セーフガードとしてのレコード輸入権ならば、セーフガードの発動要件に準じた発動要件詳細を確定明記する必要があるのではないか」とそもそもRIAJや文化庁の考えに疑問を呈しています。

…やっぱり、最後まで反対し続けなけりゃだめなのね。
by CAB at 04/05/18 13:50
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Comments

 正直に申し上げて、以前の「確認書」や「日本の
洋楽ファンの皆様へ」よりは進展が見られるものの
この文書を以てしても及第点は与えられないと考えます。
回答の執筆者は誰でもいいのですが、

1.回答者の名義がRIAA会長(President)・Cary Shermanではない

2.この回答がRIAA理事会の承認を経た公式見解であるとは
どこにも書かれていない

点は公的性格を有する団体の文書としては致命的です。
また、分析に当たっては日本レコード協会の訳文は敢えて参照せず
原文を一から訳されることを「強く」お薦めします。

by 謎工 on 04/05/18 17:25
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