June 11, 2004

「建築の著作物」の中古販売や貸与が禁止されたら

建築業界が文化庁にロビー活動を行うと(benli)
小倉弁護士が、フィクションを書いています。もしも建築業界が「建物の著作物」に中古販売や営利目的の貸与が禁止されるようにロビー活動を行ったら…
この結果、親族・友人間以外の住宅等の譲渡や貸与は、当該住宅が「建築の著作物」にあたるときは下手をすると懲役刑まで科される犯罪行為となってしまうため、不動産業者は、新築専門の所以外は廃業を余儀なくされることとなった。その結果、転居するたびごとに新築住宅を購入することができる一部の富裕層以外は、何が何でも転居しなくとも済むように画策するか、それが果たせないときはホームレスとして生きていくよりなくなることになった。
どうせなら、輸入権も認めてもらえば、カナダ風のログハウスなんかも建てられなくなるし、北米発祥の2×4(ツーバイフォー)も建てられなくなるべ。仏教建築とともに伝わってきた瓦屋根も使えなくなるかもしれないね。

知財立国だからって、何にでも権利認めたらとんでもないことになるっていう御伽噺ですね。 今まさに我々は音楽の面ではそれが現実になったマヌケな時代に生きてるのだなぁ。

しかし、「建築の著作物」って概念あるのね。知らなかった。
by CAB at 04/06/11 00:08
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