輸入規制CD問題に見る政治システムの大問題
政治のシステムを変えねばならない:輸入盤CD規制を例に
輸入版CDの規制強化から学ぶもの−今から政策をうっちゃれるか?
(2)−政府が提出した著作権法改正法律案のうっちゃり方の可能性
(3)−肯定的な意見へのコメント
(4)−否定的な意見へのコメント
(5)−ではどうすればいいのか
(6)−では具体的に何をすればいいのか
民主党(議員ではない)のふじすえ健三氏のBlogでCD輸入権の問題がいろいろと書かれてあった。私がコメントを入れた「パブリックコメントが公開されなかった事」に関しては、
パブリックコメントとは、大きく分けて2種類ある。1つ目は、1999年3月に閣議決定したため行わなければならないパブリックコメント、2つ目は、各省庁が自主的に行うパブリックコメントである。今回の輸入版CDの規制強化について文化庁が行ったパブリックコメントは、規制の改廃対象が(政令・省令等ではなく)法律のため、前者の枠には入らず、後者の枠で行ったものである。そのため、前者と異なり閣議決定の決定事項に沿わなくてよく、結局は、収集したコメントをどのように公表しようとどのように対応しようと構わないことになっている。
なのだそうだ。しかし、そんなパブリックコメントではあまり意味ないよなぁ…
あと、(6)では、改正された著作権法は運用に至るまでに(ii)著作権法施行令、(iii)著作権法施行規則というのを決めていって運用の細かいルールが決まる事になっているのだそうです。しかし肝心の還流防止措置が盛り込まれた第113条に関しては今まで(ii)でも(iii)でも詳細が規定されていない=すなわち、「文化庁が法律に基づいた行政判断によって諸問題に対応してきていたのだと思」われるのだそうな。
え?結局何も出来ないってことじゃんかよ。あ、「大問題」ってのは人々の意思を拾い上げられない仕組みが大問題ってことか… 最近ネット上でも政治に関連する人々の発言が増えてるけど、どれを読んでも結果的にがっかりするような内容が多いですね。だからどうするって明確に書いて無いのが大半だしね。
いろいろ勉強にはなるから見ておくのはいいでしょう。
by CAB at 04/06/26 01:48