March 09, 2005

WinnyはCDの売り上げに関係なし/DRM不要論

「P2Pコミュニケーションの可能性と法的課題」というシンポジウムがあったようで、InternetWatchなどに記事が掲載されています。
違法コピーを行なうユーザーが違法〜ピュアP2Pの違法性も再検討すべき(InternetWatch)
「WinnyはCDの売り上げに関係なし」慶應大学経済学部の田中助教授(InternetWatch)
DRMの抱える問題とは〜ドイツの国際会議では“不要論”も(InternetWatch)

同じく、NTTドコモのモバイル社会研究所のシンポジウムでも田中教授の発表が行われたようです:
モバイル社会研:Winnyで売り上げ下がらず? 研究成果発表(MSN毎日)

Winnyの話はもう聞き飽きたので、3番目のDRMの記事、ドイツの会議での話:
 会議ではDRMをめぐり、1)技術は進展するため、DRMを破る技術とのいたちごっこが終わらない、2)技術としてのDRMが法律で認められている以上に著作権の範囲を制限してしまい、著作権そのものより優位な存在になってしまう、3)技術的な義務付け(Technology Mandate)の問題――の3点が議論されたという。
は興味深いですね。なんだかんだいって、DRMって結局権利保護したいという思いから抜け切れないコンテンツ所有者の弱みにIT業界が付け込んで、金ずるだと思ってるだけかもしれない…なんて妄想も最近思い浮かんでます。
とっとと使いやすい仕組みをユーザに提示しないと、いろんなDRM技術を開発し続けるIT業界に食い物にされるだけ〜 みたいなね。
by CAB at 05/03/09 23:29
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