August 24, 2005

もめてる私的録音補償金制度とかTV局直営の音楽著作権管理会社とか

[著作権]私的録音録画補償金制度(Copy & Copyright Diary)より:
どうなる「私的録音補償金制度」 (InternetWatch)
私的録音補償金制度の根拠や、デジタル録音のみ対象としている日本の制度の特徴、分配の比率、問題点など簡潔にかかれています。勉強になりますね。

iPodに印税、上乗せ?――もめる私的録音補償金(CDV-NET)
現行法が古臭くて現状に合っていないという話、文化審議会著作権分科会法制問題小委員会でどういった感じでもめているのかが述べられています。
権利者側も一枚岩ではない。JASRAC評議員で、キャンディーズの「春一番」などのヒット曲を作曲した穂口雄右氏はこう言い切る。

 「権利者団体はCD売り上げ減少の原因がiPodであるかのように言うが、むしろ音楽業界の救い主だ。iPodや『iチューンズ』で音楽を楽しむ人はCDもたくさん買う。年間三十億円程度の補償金が減ると業界がダメになると言うが、情けない。アップルを見習って、もっと大きなビジネスを作って欲しい」
俺もそう思います。 アーティスト自身が「俺の曲はデジタルで私的に録音するときに、補償金なんか払う必要ない」って言い切る事とか出来ないんでしょうかね?著作権法で決まってるから、そうも言えないのかな?何か辺ですね。

テレビとタイアップと音楽著作権と(音楽配信メモ)より:
上記穂口氏が、こちらで別の問題にも触れています:
テレビが独占する音楽著作権利益の実態(1) 作曲家 穂口雄右(AMVOX)
著名ではない作詞家・作曲家が現場でどのように不利な目に会っているかというお話です。全然著作権法に守られていないようで…

追記:この穂口氏の述べている印税の分配が極端に少ないのではないかという話もいろいろなサイトで書かれていますが、トラックバックを頂いた著作権マニアさんの「穂口氏の指摘について一言」の中でアルバム中1曲だけ作曲を担当した場合は妥当な値だということです。

by CAB at 05/08/24 02:50
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