December 24, 2003

「文化審議会著作権分科会報告書(案)」に関する意見

書いてみました。
「文化審議会著作権分科会報告書(案)」に関する意見募集についてに対する意見。こぴぺしてもいいですけど、自分の名前で出してね。出すなら本日中。
肝は本間忠良さんの「ネット音楽とアナルコ・キャピタリズム」から抜粋した感じです。

関連エントリー:
以下内容:

文化庁長官官房著作権課 担当殿

「文化審議会著作権分科会報告書(案)」に関する意見

1.氏名:○○○太郎
2.職業:○○○
3.住所:○○○○○○
4.電話番号:○○○-○○○-○○○
5.意見:以下に記述します

○第1章法制問題小委員会: 検討の結果:1 関係者間の合意が形成された事項:
 (2)「日本販売禁止レコード」の還流防止措置
 に関して

 論旨:『「日本販売禁止レコード」の還流防止措置』を取ることに関して反対します。
 説明:
  『「日本販売禁止レコード」の還流防止措置』を取ることは、TRIPS協定でも公認されて
  おらず、GATT第11条に違反するため、WTOの紛争解決手続きを通して輸出国から報復を受
  ける可能性が高い。
  また、『「日本販売禁止レコード」の還流防止措置』がとられた場合、消費者は高価格な
  商品しか選べなくなり、現状においても売り上げの低下が叫ばれているレコードの市場を
  一層縮小させ、ひいては音楽の供給者(アーティストや)が被害に会う可能性が高まりま
  す。
    
 補足説明:
  本来音楽は無形の音の情報であり、その情報が人々の耳に入ることで価値が生まれるもの
  である。現在の音楽業界の価値の一部はその無形の情報である音楽を、作成された時間や
  場所を超えて、出来るだけ正確に消費者まで伝える事にあり、レコード、CD等のパッケー
  ジメディアとして有形化して伝達することでその価値を有形化する事の権利(Copyright)
  を著作者から取得し、仲介料を消費者から得ていると考えることが出来る。

  近年のインターネット等のネットワークの発展に伴い情報は格段に流通しやすい状況になっ
  ており、元々無形の情報である音楽等はネットワークとの親和性が非常に高く、デジタル
  化された音楽情報は、適法流通・不法流通の両面において既にかなりの流通があり、単に
  「消費者まで音楽をできるだけ正確に届ける」という意味合いにおいては、既存のパッケー
  ジメディア産業としての音楽業界の価値は以前よりも実質的に下がっていると考える事が
  できる。
  
  また、同様に音楽のデジタル化やネットワークの発展と、パーソナルコンピュータ等の性
  能向上や、アプリケーションソフトウェアの発展により音楽コンテンツのリミックスや、
  ネットラジオの開設等、音楽コンテンツの二次利用が消費者レベルで容易に実現できる状
  況となっている。一方で、このような二次利用に関しては著作権のクリアリングのための
  容易な仕組みが出来ておらず、結果的に不法な著作物二次利用が増えるような状況になっ
  ている。

  これらの状況を鑑みるに、音楽業界のとるべき道は従来の一次著作に関する著作権の枝分
  権を増やし『「日本販売禁止レコード」の還流防止措置』を取り市場を萎縮させるような
  方向性ではなく、むしろ消費者レベルで活性化しつつある二次利用を適法かつ安価かつ簡
  易に行える仕組みを提供し、その部分から収入を得る方向に質的な改善を図るべきである。
  これはひいては「文化審議会著作権分科会」の考える『著作物等の流通を促進するための
  方策』につながると考える。

  ここでは特に音楽著作物に関して記したが、映像、書籍など他の著作物に関しても同様に
  考える。

○第1章法制問題小委員会: 検討の結果:2 著作権法制全般に関する事項
 :(1) 著作権法の単純化  
 に関して:

 論旨:『著作権法の単純化』に関して賛成する。
 説明:
  前記「第1章−供檻院檗複押法廚亡Г垢詈簑説明で記したとおり、著作権のクリアリン
  グに関して、安価かつ簡易に行える仕組みが必要であると考える。このため、『著作権法
  の単純化』は必須である。
  なお、著作権に関して著作物に応じて多様な隣接権・枝分権があるが、それらについて著
  作者が柔軟に適用範囲を指定できるようにすべきで、更に、著作権を管理するJASRAC等の
  管理団体はその指定に応じて柔軟かつ正確にその適用を行うべきである。
  なお、そのような管理が行えない現行のJASRACの制度に関しては問題視する必要がある。

○第1章法制問題小委員会: 検討の結果:3 個別の権利の在り方に関する事項
 に関して:

 論旨:著作物一般に関して『「死後70年」に保護期間を延長すべき』に関して反対する。
 説明:
  必要以上に著作物を保護することは公共の利益に反し、また著作物流通の阻害要因となる。
  単純に他国と足並みを揃えるという観点だけで、延長するべきではない。
 
以上。


こんぐらいが限界でした。

by CAB at 03/12/24 05:02
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