軽DRM vs 重DRM
“北風より太陽”によって米国でデジタルコンテンツとPCが栄える?(PC Watch)←
2ch:【音楽】輸入CD規制に広がる不安 著作権法改正案
AppleのiPodのDRM(5台のPCで利用可能、所有範囲の全てのiPodにコピー可能、etc)や、TV放送が日本ではコピーワンス(録画してしまったものを再コピーできない)で確定してしまったDRMが、米国では「ホームネットワーク内コピー可となる予定」なのを受け、米国流の軽いDRMの場合、
(1)様々なコンテンツサービスへのゆるいDRM(“軽DRM”と呼ぼう)の波及→(2)デバイスへのPCの参入→(3)コンテンツサービスの発達とポジティブスパイラルの発生
が見込まれるという話。日本流の「重いDRM」では、上記のようなポジティブスパイラルが発生せず、コンテンツサービスが発達しないのではないかと考察されています。
事実音楽の配信では、既にそういう差が出ていると思うんだけど、映像系も含めこのままだと本当に差が広がる一方です。米国業界が、こういう軽いDRMを落とし所に選んだ理由として「米国の一般消費者は、日本に比べ、家電やコンテンツに高いお金を払わない」点も指摘されているけど、世界一著作権が守られていると言われている日本の消費者が重いDRMで提供される国内のぬるいサービスにばか正直に甘んじてると、高い金額払わされた上に使い勝手の悪いサービスを使わされ続けることになりますよ。著作権法を犯すような事をしろとは言わないけど、気に食わないサービスにはちゃんとNoと言った方がいいね。
お役人たちは、今ある産業だけを守ることしか考えていなくて、上記のようなスパイラルにまで考えが及んでないみたいだしね。
by CAB at 04/05/26 06:17