TAZを見た
今日は
衆議院で9時から質疑、13時から本会議で採決の予定です。中継は本会議の方しかやらないみたいですね。
書ききれないんですけど、今回のレコード輸入規制の問題に関して動いてくださった多くの皆さん、感謝というのとはちょっと違いますが、本当にリスペクトしています。大きな力を与えてくれた音楽メディア関係者の皆さんには彼らの関係したレコードや書籍を買うなり、自分なりに何らかの形で恩返ししていきたいと思います。また国会の場で的確な質問をして下さった議員諸氏には選挙の場できちんと意思を表示していきたいと思います。
2chの名無しさん達の情報もとても役立ちました。この問題に関連しているスレッドは真摯な人達ばかりでした。署名受取人さんにも何らかの形で慰労会みたいなのやってあげたい。
それから、うちにリンクやTrackBackして下さった皆さんのページもほとんど見ていますし、また情報源にもさせて頂きました。(今後も情報源にさせていただきます) BlogのTrackBackは今まで散逸していた意見をたぐりよせるのに非常に便利なツールであると実感しました。
OTO-NETAは5月のシンポジウム以降この問題を集中的に扱ったため毎日22000〜30000ヒット、6000〜9000ページビューを頂いており、それまでの2〜3倍のアクセスとなっています。それだけ、多くの人がこの問題に興味を持っていたのだと実感しています。(そのためプロバイダに追加料金も発生しました ^^)
今回のレコード輸入規制問題への反対の運動が盛り上がっていくに従い思ってた事があります。これで本当に法案がひっくり返るような事があればこれこそTAZの出現だ…そう思いながら、ここしばらくこの問題を取り上げてきました。
残念ながら法案はそのまま通過してしまいました。そういった意味で、TAZに対する評価と同じく幻想だったのかもしれません。でも、そこには確かに何かありました。
#今思い起こすと99年のフジロックの前にもあったな、こういうの…
というわけで、徐々にクールダウンしていきたいと思います。皆様に楽しい音楽生活を。
参考リンク:
T. A. Z. -- The Temporary Autonomous Zone, Ontological Anarchy, Poetic Terrorism
TAZ
How about TAZ?(J)
隙間とクモの巣――ハキム・ベイ『TAZ』を読む――(J)
セックス、ドラッグ、ダンスミュージック
by CAB at 04/06/03 04:20
あはは、99年を同時体験している方にコメント頂いて嬉しいです。
規律が無いからこそ一瞬だけ形成されてゆく規律。甘美ですよね…
今回は、目的達することができなかったわけで、それが逆にこの問題に関わった人達のいい糧になったと思います。自分も含めて。
こういう左翼的な思想のドラマティックさっていうのは、恒久的に出現することは100%ありえないんだけど、一瞬でもその瞬間を目の当たりにしてしまったら、さらに大きな「事件」を見てみたい。っていうような、不思議な魅力がありますよね。
>#今思い起こすと99年のフジロックの前にもあったな、こういうの…
ありましたね、なんか。俺も行きましたけど、あの場にはなにか只ならぬ気合がありました。やはり97が失敗で、98が「とりあえず」で東京だったから、「なにがなんでも成功させてやる」っていう気合をみんな持ってたみたいで、ゴミは分別からなにからビシッとして終わった後にはチリひとつのこってなかったり、健康管理にむっちゃ気を付けていたり、具合が悪そうな人がいれば何も言わずに助けてあげたり。今のフジロックはグダーっとくつろぐところみたいな感じがあるけど、99年には何か、「語られぬ意志」というか、会場にいるほぼ全員に共有している何かを感じてしまいましたね。