June 18, 2004

コピー防止機能付きCDが全米ヒットチャートでNo.1に

コピー防止機能付きCDが全米ヒットチャートでNo.1に(CNET)
BMGから出ている、Velvet Revolverの「Contraband」というアルバムがCCCDにも関わらず全米1位になったそうです。

CNETの記事にも書いてあるが、CCCDと言っても、BMGの採用しているMediaMaxという技術は、以前「BMGのCCCDはShiftキーで避けられる」という事で話題になった方式。
確認していないが、WindowsOSの機能だけを利用してリッピングを防いでいて、音声トラックには恐らくエラー情報は含まれていないので、その面での音質低下は無いと思っていいだろう(どなたか確認してほしいです)。 そして、データのトラックには、専用のプレイヤーソフトとWMA音源が入っている。

すなわち、エラーを使ったCDS-200という方式がベースのコピー制限を採用している日本の主なCCCDとは別物で、どちらかといったら、先に紹介した戸田誠司氏のCDに近い便利さを提供しているのかもしれない。

私もMediaMax方式のCCCDだったら買ってもイイと思いますよ。但しパッケージ見ただけで区別が付けばいいんだけど…

追記:TB頂いた情報を追記します。
SoWh@t?さんによれば、日本盤は通常CDだそうです。US盤、EU盤はMediaMaxのCCCDの模様です。
また、Drumming!さんによれば、US盤はケースと盤に「Compact Disc Digital Audio」マークがあるとの事で、RedBook準拠である可能性が高いようです。また、リッピングも問題なく出来たそうです。また、頂いたコメントによると、MadiaMax採用を示す表示としてはジャケットに「www.sunncomm.com/support/bmg」という表示があるそうです。 MediaMaxがSunnComm Technologies社の技術だという事を知っていれば、これで判断できそうですね。皆様、ありがとうございました。

追記:音楽配信メモさんによると、MediaMaxでも不具合が出るケースがあるようです。ご注意を。
追追記:高橋健太郎氏のコラム(MEMORY LAB)によると、MediaMaxに関して、
萩原健太くんは油断してパソコンに放りこんでしまったら、自動インストール〜フリーズでひどい目にあったそうだ

サンコム・テクノロジーは強力な電子透かしの技術を持っているので、それが仕掛けられてくる可能性はありそう。CDSよりは歓迎できるものかどうかは、もう少し、注視が必要そうですね。
という記述がありました。ただ、「電子透かし」技術ってCDみたいな大量生産品に入れる場合、同じデータしか入れられないので、現状では著作権保護としては弱くて、権利を主張するぐらいにしか使えませんね。
電子透かしに関しては、ブロードバンド時代の著作権保護(PDF)(野村総研)あたりを参照。
by CAB at 04/06/18 20:52
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Comments

はじめまして。詳しいことは、Trackbackした記事の方に書いておきましたが、MediaMaxのCCCDにはAudio CDマークが入っています。

> 但しパッケージ見ただけで区別が付けばいいんだけど…

ジャケットにステッカーが貼ってあって、それに、

www.sunncomm.com/support/bmg

というURLアドレスが載っています。「MediaMax = Sunncommが開発」ということを知っている人には、これが手がかりになると思います。それと、裏面に、一応、ちっちゃい字で、「MediaMaxを使っている」ということをかいてます(copyrightとかが書いてあるあたりです)けど、普通は買う時に気づかないような部分です。

by Drumming! on 04/06/21 03:56
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