俺たちは著作権の奴隷か?
米エンターテインメント業界の逆襲!「著作権違反幇助法案」(海外ボツニュース)
いずれは『iPod』も非合法に?(WiredNews)
著作権侵害行為の「誘発」を違法とする法案、上院へ提出(WiredNews)
日本ではWinny作者が、「著作権法違反幇助」という前代未聞の容疑で逮捕されてたりしますが、アメリカでは法案でそのような幇助を定めようという動きがあるようです。
悪評の高いDMCAの起草者の一人であるハッチ議員の出した、『著作権侵害の誘発に関する法』(the Inducing of Copyright Infringement Act of 2004)は、著作権侵害を行いうる技術を著作権者が訴えることが出来るというもの。EFF弁護士は「この法案が法律として制定されたら、その翌日には、『iPod』(アイポッド)の販売で違法行為を誘発したとして、米アップルコンピュータ社を訴えるといったことが容易に想像できる」と言っているそうな。
他に、連邦政府がより容易にファイル交換ユーザーを訴追できるようにする『海賊行為防止法』(Pirate Act)が上院可決されていたり、映画館で映画をビデオに録画した者に3年から10年の禁固刑を科すことができると定めた法案も上院を通過してたり、ユーザーの許可なく行動を追跡するスパイウェアの使用を禁じる法案が承認されていたりするのだと。
個人の権利・自由を最大限尊重するアメリカらしく、そんな無茶な法案はけちらして欲しいものだと思う。
著作権は、著作者に一時的に占有を認めているだけだっていう、大原則に立ち返って考えて欲しい。
参考:
インターネットの法と慣習(HotWired)
by CAB at 04/06/30 00:42