CCCDはスターシステムの放棄
CCCDはスターシステムの放棄(KWNT)
音楽配信メモさんあたりでも話題になっていたカーネーションのマネージメントチーフ氏の発言騒動を受けてのKWNTさんの考察:
CCCDの根源的な問題の一つに「スターシステムの放棄」がある。単純にいえば、スターは金勘定などしないのである。スターはコピーされても平気なはずなのである。なぜなら、自身の絶対的な魅力をもってすれば、放っておいてもファンはCDを買い、ライブに来る。自身の売上が落ちるわけがないからだ。だから根本的にCCCDとスターは相容れない。
いい観点ですね、詳しくはリンク先のKWNTさんの考察を読んでいただければと思いますが、スターシステム的観点で考えるとCCCDって貧乏くさいですよね。これじゃスターは育たないかもしれません:P
CCCDって友達に聴かせるのも面倒なメディアなんですよね。聴いてもらう機会を増やしたいなら、非効率的なメディアだと思うんだけど、デジタルデータはコピーしやすいって問題も抱えているわけで、難しいところですよね。
関連して、最近読んだWIREDNEWSの記事『
オンライン出版、成功の鍵は「PDFファイルでのタイムリーな刊行」』音楽じゃなく出版ですけど、上手くやっていますね。
エングスト氏は顧客に対し、購入した電子書籍を、紙に印刷された本と同じように扱ってほしいと呼びかけている。つまり、友達数人で回し読みするのはかまわないが、ネットには載せないでほしいということだ。エングスト氏の知っている範囲ではこのルールが破られた例はなく、『Take Control』シリーズの書籍は1冊としてファイル交換ネットワークに現れたことはないという。
利用する人が著作者をサポートしているというような実感を感じられるところが、うまくいっている理由かなと思うんですけど、ちょうど今回のカーネーションの件と逆ですね。
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by CAB at 04/08/26 01:03