CD卸最大手の星光堂が小規模CD店切り捨ての噂
2ch:【Watchdog】輸入盤撲滅問題・第16条【し続ける】 より:
2chの情報なので正確なソースは示せませんが、国内CD卸の最大手「星光堂」が経費削減目的で11月15日から量販店のみ取引対象にし、扱い品目を減らす方針を示している模様です。リンク先#535で書き込まれている方もいますが、小規模CD店は還流盤の被害よりも先に国内流通業者によって切り捨てられていくという状況が起こりつつあるようです。
レコードの卸業は星光堂だけではありませんので、全ての小規模店が影響を受けるワケではないと思いますが、もろに影響を受けて廃業に追い込まれる所もあるのではないでしょうか。
昨年の
文化庁のパプリックコメント募集に対して寄せられたコメントが、今年の5月に
Dubbrock's Dublogさんで公開された際に、小規模CD店から寄せられたと思われる、
「レコード輸入権」の採択を強く望みます!
今まで一人一人の地域のお客様を大切にして長年商売を続けてきた。
だが、これまで¥3000で買っていた商品と中身は同じ安い逆輸入版がその半額程度で買えるようになったら、お客様は当店で¥3000のCDを買ってくれるだろうか?
どんなに当店が頑張ったところで、答えは「否」だろう。
それとも、当店のようにこれまでまじめに商売をやってきた店は廃業しろとでも言うのだろうか。
というコメントが一字一句同じものが複数寄せられていた。また、これを元にアレンジを加えたと思われるものもいくつかあり(公開されたパブリックコメントのp.704〜)、レコード小売業組合の依頼に基づく組織票ではないかと言われていました。
また、23日にも書いた
輸入盤の値上がり傾向に関して、
what's my scene?さんでは、外資レコード会社が輸入盤セクションの事業を辞めてしまうのではないかという事を考察していらっしゃいますので、これが正しいとすると、卸もその方針に従い扱い品目を減らすという事かもしれません。
更に、レコード協会は輸入権が制定された暁には、国内CDの値下げも約束していました。CDコストの内訳に関しては、
落合真司さんの
MUSIC DICTIONARYが参考になりますが、レコードの価格低下に向けて、卸業に対するコストの圧縮要求が行われている可能性も大いにあり得る話だと思います。
輸入権の制定が、直接的に卸業に対するコスト圧縮要求をもたらしたという関連は見えないし、
結局のところ、輸入権が導入されてもされなくてもこのような流れは起こりえた話だと思われるので、小規模店の皆さんの送ったコメントも廃業を避けるのに役立たなかった事になっちゃわないですかね?
そして、輸入権の制定でリスナーとレコード業界の軋轢が増した事で、このような事になっていたとしたら、まさに自分の首を絞めた事になるんじゃないでしょうか?
by CAB at 04/09/26 23:14