レコード協会/依田氏の約束
「依田なる人物」がレコ協会長を辞任して、今後どうするつもりなんだ?(試される。ココログ mix)
トラックバック頂いた、試される。(ココログ mix)さんで、前日本レコード協会会長が輸入件問題に関して音楽ファンに対して約束してくれた事が列挙されている。忘れないようにしたいし、依田氏が辞任した後のレコード協会にも再度確認を促したい。
2004年4月15日 参議院文教科学委員会(参考人質疑)
(第159回国会 文教科学委員会 第11号 議事録)
- 参考人(依田巽君)
- (中略)日本の音楽のアジアへのマーケット拡大によって得られた利益がもしもあるとすれば、もちろんレコード価格の引下げあるいは特殊装丁、CDとDVDとの複合作品のより一層積極的な商品展開、多様な形での消費者に還元をしていきたいと考えております。
2004年6月1日 衆議院文部科学委員会(参考人質疑)
(衆議院TVビデオライブラリによるRealMovie:ブロードバンド | ナローバンド)
- 川内委員
- 会長がまだレコード協会の会長としてお仕事をしていらっしゃるうちは、いろいろな約束は有効かもしれない。しかし、歴史は流れるし、時も流れるし、人も変わるということであります。現在は欧米からの輸入盤がとまるということはないかもしれない。しかし、その約束は将来に向けて、未来に向けて約束をされたものであるかどうかということに関しては、会長はお約束ができないというふうに思いますが、いかがですか
- 依田参考人
- 社団法人日本レコード協会は六十二年の歴史を持っております。そして、今回、このような法律制定でいろいろお願いしているのは初めてでございます。
その中で、四月末のレコード協会の理事会におきまして、私はレコード協会会長として、社団法人日本レコード協会の理事の総意でこの問題についての審議をいたしました。そして、日本レコード協会としては、将来洋楽がとまることはないという理解であることを議事録にとどめて、文化庁に提出をいたしております。したがいまして、私は、一個人ではなく協会長として、社団法人日本レコード協会が存続する限りにおきましてこの議事録は重いと思っております。
であるがゆえに、附帯決議で、もしも私どものとる商活動が今回の法律の本質に基づくものとかけ離れた場合には、その存在も含めてのいわゆる決定を立法府の皆様方に、先生方にお任せするという形で、リスクをしょったそういう議事録もつくっておりますので、御理解賜りたいと思います
2004年6月1日 衆議院文部科学委員会(参考人質疑)
(衆議院TVビデオライブラリによるRealMovie:ブロードバンド | ナローバンド)
- 依田参考人
- (中略)少なくとも、日本レコード協会の理事である会員社の理事の皆さんの考え方をきちんと整理したところ、洋楽の並行輸入をとめる、そういうことを依頼するつもりもないし、また、本邦においては現地のライセンサーとしてはとめませんということを言っておりますということで、私どもは、一応担保しているというふうに考えております
- 音楽ファンのみなさまへ
〜「音楽レコードの還流防止措置」について〜
(中略)
- 3 附帯決議を重く受け止めます
- 衆参両議院の附帯決議では、欧米からの洋楽CDの輸入が阻害されるときは、還流防止措置の見直しが必要とされています。私たちは、附帯決議を立法府の意志として強く受け止め、公正取引委員会や日本経団連が求める「消費者利益」を最大限尊重し、万一欧米からの洋楽CDが阻害される場合には、還流防止措置の廃止をやむを得ないと考えています。
- 4 欧米からの洋楽CDの輸入盤は止まりません
- 5メジャーズといわれる世界の大手レコード会社も、欧米で製造・販売しているCDの日本への輸入を禁止しないことを表明しています。また、アメリカレコード協会も、その会員社(約1000社)が同じ考えであるとのことを認識していますので、どうか安心してください。
- 著作権法改正法の成立にあたって
- (中略)法案可決に際し衆参両院で付された決議を真摯に受け止め、欧米諸国からの洋楽の並行輸入や個人輸入等を阻害するなど消費者の利益が損なわれることのないよう、立法趣旨に則り、制度の適切な運用を図るとともに、音楽ファンへの利益の還元に更に努めてまいる所存であります。
#参議院のビデオライブラリって、1国会分しか見られないのね。あんまし役に立たねぇなぁ。
by CAB at 04/08/11 02:45