こういう表現を許してもらえるなら、今年は節目の年だ。20年前のこの展示会(NAMM)で2つの会社が、MIDI(ミディー、Musical Instrument Digital Interfaceの略)と呼ばれるデータと通信の規格に対応した初めての電子楽器を発表したのである。僕がMIDIの仕様が説明されたどっかの出版社が出しているムックを買ったのは中学生の頃だったでしょうか。(年齢がばれますね)信号のタイミングなども説明された割と詳しい本でした。メーカーを超えて楽器同士をつなぐというコンセプトにわくわくしつつその本を買ったのでした。 当時うちにあったPC-8001(これまた古いね)にMIDIインタフェース付けられないかなぁ?などと妄想したのですが、事実、MIDIは低速なシリアルなので、I/F付けること自体は何とかできそうでしたけど、それを制御するプログラム(すなわちシーケンサ?)なんか自力で作れそうになかったですし、第一接続するMIDI機器なんか高くて買えませんでした! 結局、その計画は妄想のまま終わったのでした。
デジタル音楽が誕生した時期に、協力の価値を認識していた何人かの業界人がコミュニティーを意識した取り組みをしてくれたおかげで、MIDIはオープンな使用料のかからない規格として出発した。この考え方によって、産業が育成される基盤が形成された。それが成功したことは教訓を含んでいる。
デジタル技術は「音楽の制作プロセスを民主化」したと、MIDIマニュファクチャラーズ・アソシエーション(MMA、http://www.midi.org)のトム・ホワイト会長兼CEOはいう。まさに今は恩恵に与っていますね。
古い記事(2001年)の翻訳ですけど、User's Factoryの過去のコラムで、参考になる翻訳記事を見つけました。
サウンドカードとオーディオカードは値段が違うけど、それがどうしてかというのが、発端で、デジタルデバイス間の完全なコピーを行おうと思う場合の問題点などが書かれています。
ヘッドフォン・ポータル Headphones NAVI(ソース:俺ニュース←KzWebDiary)
2chでヘッドフォンの話題は結構続けられていて、モニタースピーカと並ぶ永遠のテーマのような気もしますが、このWebmasterさんが2chの皆さんの情報を集約してくれているようです。すごくよくまとまっていて便利だと思います。Webmasterさんの苦労が偲ばれます。
#てぃなみに私が使ってるのはSonyのMDR-D22SLって奴でディスカウント屋で買った安物っす(^^;
これらのプログラムの中には(特に無料のものは)使いたいDJソフト以外の怪しい広告配信プログラムを勝手にインストールしたうえに、自動起動設定しちゃう困ったちゃんが結構いたりします。変なプロセスが起動してるとシステム全体的に重くなっちゃうんで迷惑なわけです。
ところが、Windows2000には自動起動プログラムを編集する msconfig.exe がありません(Win98やxpにはあるんですけどね…)。ですからそれに代わるプログラムを事前に使えるようにしておくとよろしいかと思います。ここにあるStartup Control Panelなんかが無料だしお薦め。これとタスクマネージャを見つつ、怪しいプロセスは殺したり消したりしましょうね。
silver は無料だったんですけど、今は有料みたいですね。試したのは以前ダウンロードした無料版です。但し、バナーへのアクセスが必要なのでネットに接続していないと起動しない場合があります。有料で高機能なblue,red等のバージョンもある。 単一デバイスで4ch(ステレオ×2)出力できる場合、もしくはモノラル×2でモニタ可能らしい。うちのノートの音源だとうまくモニタ出来ない。SB Live!なんかだとうまくいくみたいです。動きはしっかりしてそう。 BPM自動検出はないですけど、事前に[TAP]ボタンでBPMを測定してMP3ファイルのID3タグにBPMを記録でき、それを再生時に利用できる(但し曲名などのID3データが失われる場合がある)。有料のPCDJ redはBPMの自動検出、自動BPMマッチができます。
現在はダウンロードできません。昔ダウンロードしたもので評価。出力デバイスは任意のドライバーを組み合わせて選べます。でもモニタ用のUSB出力の方が遅れるのでタイミング合わせたつもりでも、実は合ってなかったりして使えない。 BPMのリアルタイム検出と、ボタン1発で反対側のプレーヤのBPMに合わせてくれるBPMマッチ機能があり、これは便利。但しCUEもないのでビート合わせはカナリ難しい。左右独立の3chイコライザとかあって、それは良い点です。元々ビート合わせが難しい上に、メイン・モニタの音源でタイミングが合っていないので、つなぐのは難しい。(同じ音源2つなら、ずれないのかもしれません) プレイリストをクロスフェードで勝手に繋ぐ機能はありますが、単にクロスフェードなので、BPMやビート合わせまではやってくれない。 モニター切り替えのスイッチとクロスフェードの動きが、普通と違うのでちょっとだけ戸惑います。
d-lusion mj studioをインストールすると、広告エージェントらしき、「TimeSink Ad Client」というプログラムもインストールされます。試した環境だと、C:\Program Files\TimeSink\AdGateway\TsAdBot.exe です。これはレジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run に登録され自動起動するようになります。また、このTsAdBot.exeのプロセスを停止させても、d-lusion mj studio を動かすと再び TsAdBot.exe は起動されてしまうようです。ご注意を。
現在β版であるが、作者が「平成14年度未踏ソフト創造事業の公募」に通ったため忙しくアップデートされてない。 うちの2音源デバイスの組み合せでとりあえずモニター可能。 2音源間のディレイの調整も出来るのでレーテンシー補正できるみたい(これはイイ点かな)だけど、未実装機能が多いようで、イマイチ不安。 全体的にバギーで動作不安定。音は出るが、思ったとおりに動作してくれない。タイミング合わせなど全部手動。
基本機能がちゃんと動きます。別音源デバイスでのモニター可能でメインとモニターのズレがほぼありません。インターフェイスがちょっと特殊ですけど、慣れればなんとかなります。 但し、CUEポイント設定、BPMの自動測定/手動測定、BPMの自動調整、イコライザなどの便利な機能は全くナシ。純粋なターンテーブル2個とクロスフェーダーだけですね。 でも、バギーな様子ないし、安定して動作してしっかり音が出ます。それだけでだいぶ嬉しいかも…
インストール後起動するとアクティベートするために変なMLにアドレスを登録しろと言われます。ちょっとイヤな感じ。そのページで変なカレンダーソフトを勝手にインストールされたような気がします…(詳しくは下記囲み参照) メインとモニタは、別の音源に出力できません(これでカナリ減点だなぁ)。同じ音源のLRチャネルをメイン・モニタに分けてモノラルで利用するか、もしくは両チャンネル使用してモニター無しで使用するしかありません。BPMの自動判定や、TAPを使ったBPM設定あり。またエフェクト機能が充実していてエコー、ロボットサウンド、ローパス、フランジャー、リバーブ、コーラス、コンプレッサーをそれぞれ混ぜて効かせられます。そのうえ、各エフェクトのパラメータはリアルタイムで変えられます。この点は凄い。あと、5chのイコライザも付いています。 あと、ある区間にループ設定を行い繰り返し鳴らすことができます。1曲に2つループを設定可能。但し手動で設定する必要があるためループのポイント設定はかなり難しい。 スライダーでのピッチの調整幅を1%から最大49%まで変えられます。 あと、出音がいいですこれ。ん〜モニターが別音源で使えたら、かなりいいんだけどねぇ… モノラル出力で割り切って使うなら、これOK。
KraMixerを起動すると、アクティベートするために、あるOPT-IN広告サービスにメールアドレスを登録しろと言われます。これは登録すると、確認のメールが来て、そこに載っているURLをクリックすると実際にサービスに登録されるようです。そこまで行わなくてもKraMixer自体は使えるようになります。すなわち、仮にアドレスを入れてメールが来ても無視しておけばOKです。
で、もっと問題なのはその広告サービスに登録するためのフォームページを開くと、AxtiveXで怪しげなプログラムをインストールするかと聞かれます。何をしたらアクティベートできるのか良く分かってなかったので、ここで了承ボタンを押しちゃったのが運の尽きでした。 インストールされたのは、GAINて奴でこれ最低。他にいくつかの広告ベースプログラムを次々とインストールしやがる最悪なエージェントです。私は謎のカレンダープログラムがインストールされていました。他GAINでインストールされたプログラムも含めて消しましょう。
- レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run にエントリー「CMESys」で「C:\Program Files\Common Files\CMEII\CMESys.exe」が起動するように設定されます。
- C:\Document and SettingsALL Users\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ\GStartup (実態は、「C:\Program Files\Common Files\GMT\GMT.exe」)が登録されます。
まったく腹が立つ…
質実剛健な感じで、必要な機能は一通り揃っています。GUIはPCDJと非常に近い印象。 オーディオデバイスは、WDM,ASIO等種類を決めると、その種類のデバイスを自由に組み合わせて出力に使用できます。Player-A,Player-B,Monitor,CD-Player,Samplerそれぞれに別のデバイスを割り当てられるので、外部のミキサーを利用することも可能です。 最初、プレイリストのモニターは出来るのに、プレイヤーのモニターが出来なかったのですが、Optionsのデバイスのテストを行ったらちゃんとできるようになりました。そう、3ウインドウ有るプレイリストそれぞれにミニプレーヤが付いてて、曲をモニタできます。 また、CDのリッピングも出来ます。 A,B別々のEQは付いていませんが、全体の細かいEQ調整が可能です。FADEのパターンが選べるし、自動でクロスフェードする時の時間も設定できます。 BPMの自動測定ありで、反対側プレーヤのBPMに合わせるボタンも付いています。でもBeatのズレまでは補正してくれないようです。 10個のサンプラーと、他にループサンプラも付いていますが、サンプリングのタイミングは手動です。 ゲインを自動的に調整する機能も付いていて、MIXを録音するとき役立ちそうです。出音は文句無しです。
実現している機能数や対応音源種別だと、これが一番かもしれません。1世代前の最高機種という風情です。プレイリストのモニタとか、CDリッピングは僕はあまり必要性を感じてないので、余計な機能かなと思います。ビートマッチと、サンプラーの補助機能があるといいのにという、この辺の微妙な不満点がTraktor DJだと解消されてたりする訳ですが…
あ〜…予想通りですが、最強・最楽です。まず、オーディオデバイスですが、これは単一のデバイスしか選択できません。したがってモニタをするには1つのデバイスが4ch(ステレオ×2ch)出力できないとダメです。よってうちの環境では裏プレーヤのモニタが出来ません。 しかし、それを補うぐらいの便利機能満載です。まず何といっても波形表示これ強力です。頭だしでもループのサンプリングでも見て分かります。BPMは随時把握してるので、1,4,8,16拍の好みの長さで自動サンプリング出来てそこでループできます。当然手動でもサンプリングの長さを設定できます。BPM調整とBeat調整がボタン1発です。ずれてきてももう一回ボタン押すだけで合わせてくれます。涙モンです。というか、これこそコンピュータの能力の正しい使い方だと思うのです。 CUEポイントとループのポイントはそれぞれ10箇所設定できます。予め設定しておけば、DJプレイ楽チンです。 ABの各プレーヤーに3chのEQとch毎に80dBダウンのkillスイッチがあります。加えてパラメータ設定でhigh-pass/low-pass/band-passどれにでもなるフィルタが付いています。これもA,B別々に付いています。便利。 あとはDJプレイを記録できてWAVに落とすことも出来るらしいです。
というわけで、正直これは製品版欲しいです。波形が見えるのと、自動Syncボタンのおかげで、単につなぐ程度ならモニタが出来なくても何ら問題ありません。3万円に近い値段というのが、ちょっと悩ましい所です。廉価版のTraktorDJ(1万円未満です)でも僕が使うような機能はほとんどカバーされているような気がするし、別デバイスでのモニタに対応しているらしいので、買ってしまおうかなぁ。
(TraktorDJに関してはこちらに日本のファンページがあり、詳しいです。)
ちなみに、Traktor DJが、Traktor DJ Studio と比べて機能的に低い部分は、
何てこった(^^; Traktorのレビューまでやったところで、つい僕はTraktorDJ(安い方ね)をオンラインでオーダーしてしまったのでした…
ところが、DSS DJ4は、TraktorDJと同等以上の機能を持ってます。波形が見えます。BPMとBeatのマッチします。自動ループポイント検出できます。ASIO対応してます。複数デバイスにメイン/モニタ出力を分けられます。TraktorDJより優れている点としては、
(1)CUEポイントが8個所設定できる、(2)EQで分離した3ch毎にクロスフェード出来る、(3)DLLで提供される外部フィルタモジュールを利用できる(デモ版には3つ付属)、(4)BPM Studioみたいにプレイリスト中の曲をデッキにLoadしないでモニタ可能、(5)Auto-DJモードがあり、Auto-DJでBeatマッチも出来る、(6)$39.4と安い…
こっちにしとくんだったカモ。
Traktor DJと比べてマイナスポイントは(1)日本語のファイル名やID3タグ等に恐らく対応していない(私はそんなの使わないからどっちでもいいっす)、(2)ファイル内のポジションを動かすスライダーの動きがちょっとピクピクして反応が悪い、という点ぐらいです。
いや〜しかしやられたなぁ… Traktor並のモノって他にはないと思ってたんですが、失敗でした。
Name | 出力デバイス | ASIO対応 | 動作安定度 | CUE | LOOP再生 | BPM検出 | BPMマッチング | Beatマッチング | Loop設定 | EQ | Filter | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PCDJ silver | × | × | ○ | ○ | × | △ | × | × | × | × | × | △ |
PCDJ RED | × | × | ○ | ○20pts | ? | ○ | ○ | × | × | × | × | ○ |
d-lusion mj studio | × | × | ◎ | × | × | ○ | ○ | × | × | ○3ch | × | △ |
MP3-J Pro (free/β) | △ | × | ×× | ○2pts | × | ○ | × | × | × | × | × | × |
tacticle12000 (free) | ○ | × | ○ | × | × | × | × | × | × | × | × | △ |
KraMixer (free) | △ | × | △ | ○ | ○ | ○ | × | × | △ | ○ | ○ | △ |
BPM Studio Pro | ◎ | ○ | ○ | ○6pts | ○ | ○ | ○ | × | △ | △ | ◎ | ○ |
Traktor DJ Studio 2.0 | × | ○ | ○ | ○10pts | ○10pts | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○+ |
Traktor DJ | ◎ | × | ○ | ○1pt | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○3ch | ○ | ◎ |
DSS DJ 4 | ◎ | ○ | ○ | ○8pts | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○3ch | ◎ | ◎ |
出力デバイスの評価は、うちの環境でモニタに支障がないかという観点での評価ですので、環境によっては評価が変わると思います。
MP3-Jには申し訳ないですけど、安定度が低かったので評価悪いです。試したのがβ版だったので、今後改善される可能性はあります。KraMixerは本来総合○の評価ですが、余計な広告エージェントがインストールされちゃったので、印象を悪くして△評価です。Traktorや、DSS DJ4を経験してしまうと、Beatマッチの出来ないものは、やはり見劣りがしてしまいます。値段なんかも考慮すると、Traktor DJか、DSS DJ4がいいのかなと思います。
音声の標準プラグではなくて、Etherの口がついているのだそうです。
これです。
しかもCESのInnovations 2003 Awardを獲得したそうです。
どんな信号を流すんでしょうね?