December 31, 2004

ネットラジオTokyoCalling

TokyoCalling

知り合いのHitoakiさんから、お知らせがあったので御紹介。ネットラジオTokyoCallingというのを始めた模様です。目標としては毎週更新を目指しているそうですので、ぜひお聞き下さい。音楽よりはトーク中心のようです。
しかし、いきなりモデルのおねいさん(Haloさん)をパーソナリティに迎えて開始するなんざ気合入ってますね。しかも、Haloさんの方がタク度高い感じだし。
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何でもmix装置StickAx

041231_StickAxs.jpgStickAx(Ministry of Sound)

Ministry of Sound The Annual 2005を買って来たら中に入っていたチラシに謎のデバイスが載ってました。ぐぐってみても日本語の紹介が無かったから紹介しちゃう。

この何とも有機的な形状のStickAxですが、専用のソフトとの組合せで外側の8つのボタンにループや音声、動画を割り付けて、ダイナミックにミックスできるようです。あと、内側のボタンにはエフェクトを割り当てたり出来る模様。簡単に言っちゃうと、タダのスイッチですね…

上記のサイト[Product Tour]で使い方やソフトの紹介が見れるんだけど、一番衝撃的なのは、[Movies]でこの製品の使い方を紹介してくれる二人だ。一人はトコトンやる気の無さそうなおっちゃんなのだが、突如強烈なループを奏でる。しかも額のシワが妙に気になる。その後に現れるニイチャンは眉間に力が入りすぎだ。しかも二人で一緒に演奏までしちゃうっていう…
この二人のキャラが立ち過ぎで、そっちが気になって製品はどうでもよくなってしまいしました。

ちなみに、このStickAxの製造元のHighAndesのページには、StickAx以外にもギター型の謎のデバイスも紹介されています。
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December 28, 2004

iTunesとPSPを同期

PSPとiTunes同期ソフト配布開始したよ(PSP Freaks)←blogmap

PSP Freaksさんが、iTunes内の楽曲データをPSPと同期させるソフト、PSPSync 1.0beta を配布なさっています。 .NET Framework 1.1が必要という事ですので、Windows専用のようです。
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December 27, 2004

小野島大氏に聞いた裏「10大ニュース」

【小野島大インタビュー】ジャンル別裏ベスト10(音楽配信メモ)
津田さんが小野島さんにインタビューし、週刊SPA!に掲載された「ジャンル別裏ベスト10」という記事が、津田さんのページに掲載されました。
今年は本当に何かが切り替わるターニングポイントの年だったなぁ、とあらためて思いました。来年はもっとワクワクする事が増えるといいですよねぇ。
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December 23, 2004

トトロremix

totoro's groove (totoro theme)da shiznit:remix
Music ForestYAMUTECH LUNCH

隣のトトロのジャジーなクラブミックスって感じでしょうか。オトナな感じです音は。
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Listen Music StoreでもCD書き込みが可能に

Listen Music StoreでもCD書き込みが可能に(ITmedia)

「Listen Music Store」と「NHJ Music Store」でも配信楽曲のCD書き込みが可能になる。対象曲は東芝EMI/ワーナーの約6万曲
どんどん崩れていきます。でも横並びだよなぁ…

関連エントリー:
[041221]ワーナー楽曲もCD焼き対応に
[041121]有線ブロードネットワークスの配信OnGenも軽DRM対応に
[041112]東芝EMI楽曲がMoraで転送無制限・CD-R焼き10回まで対応に
[041111]MoraとSonicStageが配信曲をCD-Rに焼ける「しくみ」だけ準備
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AppleStoreがiPodの入った正月福袋

Luckybag - do you feel licky?(Apple)
アップルストア直営店で“Lucky Bag(福袋)”限定数販売が決定!(ascii24)

1月2日に必ずiPod製品の入ったLuckybag(福袋)を数量限定¥40,000で発売するそうです。Storeでは同日ライブイベントも開催されるそうです。
持ってないので、並ぼうか…?
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JASRACっぽい団体を騙る確認電話に注意

「日本著作権協会」「東京著作権協会」の依頼と偽った
ファイル交換ソフト使用についての確認電話について
(JASRAC)
JASRAC、ファイル交換ソフトの調査を装った電話に注意を呼びかけ(InternetWatch)
「P2Pを使用しているな、自宅へいくぞ」 JASRAC、確認電話に注意呼びかけ(ITmedia)

ITmediaの記事より:
日本音楽著作権協会は、「P2Pを使用しているな、自宅へいくぞ」という内容の電話が一般のユーザーへかけられていることを明らかにした。協会では、詐欺事件に繋がりかねないとして注意を呼びかけている
まだ事件にはなっていないようですが、ちょっと聞くとJASRACかなと思われちゃう団体名で詐欺っぽい電話が増えているようです。まぁ、何よりも問題なのは本家JASRACの徴収のやりかたに問題が有ったり利用者側とのコンセンサスが得られていないために「JASRACならそういうこともやりかねない」と思われている点だと思いますけどね。 JASRACのガイドラインなんてネタまで出来ちゃうくらいですからね。

関連エントリー:
JACRAC名義の架空請求
著作権侵害和解持ちかけ詐欺
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ハンドロールピアノがMIDI対応に!

ハンドロールピアノ61K駄記ログ

以前書いた巻き取って畳める鍵盤が、ついにMIDI対応を果たしたようです。61鍵MIDI鍵盤としては最小のサイズで持ち運べるのではないでしょうか?キータッチや使い勝手に関しては全くの未知数です。
どなたか使用したらレポートを(^^)
と思ったら、peppermint-patty.comさんに(MIDI対応前のバージョンですが)レビューがありました。御参考に。

関連エントリー:
Roll Piano
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December 22, 2004

FOMA F901iCはiTunes対応

iTunes対応のFOMA NTTドコモが発売へ(asahi)

FOMA F901iCがiTunes対応だそうで。 おおっ!と思って色々調べましたが、AACエンコードの曲再生に対応しているのと、iTunesからドラッグ&ドロップで曲をコピーできるようになったというだけのようですね。 実はF系のFOMAは、F900iTでもAAC対応済みで、ちょっと面倒な手順を踏むと曲を再生出来ていたようです。

今回の報道が、iTunesの採用しているDRMに対応ということだったら素晴らしいと思うんですけど、どうなんでしょうか? これに対応すれば、iTunes Music Storeで購入した曲も再生できるようになりますしねぇ…

関連エントリー:
モトローラの携帯がiTunes化、いや、iPod化でしょ?
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YAMAHAがSteinbergを買収

独 スタインバーグ社の普通株式全株を米国親会社より取得で基本合意(YAMAHA)

スタインバーグといえば、一番ユーザの多いDAWソフトCubaseの会社です。Cubaseユーザは今後どうなるのかとっても気になるところだと思います。YAMAHAさんもSOLというDAWソフトを持っているわけで、今後それらがどのような戦略で展開されるのか気になります。

追記:
DTMにおけるハードとソフトの融合(AV Watch)←R->3rdProject();
YAMAHAはSteinbergと共同開発プロジェクト「STUDIO CONNECTIONS」を進めているそうで、DTMにおけるソフトとハードの融合を目指しているようです。今回の買収の話もその流れの一端と位置づけられるのかもしれませんね。
Posted by CAB at 12:45 AM | Comments (1) | Read whole

December 21, 2004

ワーナー楽曲もCD焼き対応に

ダウンロードした楽曲の音楽CDへの書き込みが10回まで可能に(OCN MUSIC STORE)←音楽配信メモ

OCN MUSIC STORE以外にも、MoraMusicDropでも、同様に10回までのCD書き込みが可能になったそうです。ただ、ポータブルプレーヤーへの転送(チェックアウト)は3回までのままだそうです。

これは、音楽配信メモさんの考察が的確かなぁと思うんだけど、iTMS上陸に備えて背に腹は替えられない部分と、メンツを立てとかないとアカン部分と、両面有るんでしょうねぇ。でも、ほとんど意味の無い10回なんて制限つけなきゃいいのにねぇ。
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ソニーBMGが来年新たなコピー防止CD?

ソニーBMG、2005年初めにも米国内でコピー防止機能付きCDを販売か(CNET) ←wms: musicbiz edition | 音楽配信メモ

 レコード会社のSony BMG Music Entertainmentは来年の早い時期に、コピー防止機能付きCDを米国内で発売する予定で、現在英国のFirst 4 Internetが開発した技術の実験を進めている--Sony BMG Music EntertainmentとFirst 4 Internetの事情に詳しい情報筋はこう述べる。
CD規格が主流のうちは、下手なコピー防止はしないほうが得策だと思いますねぇ。どうしてもコピー防止したいなら、とっとと次世代のフォーマットのみのリリースにしちゃえばいいのに。二兎を追うもの… :P
Posted by CAB at 03:25 AM | Comments (0) | Read whole

オンラインでマスタリングしてくれるサービス

ONLINE MASTERINGBIRDMAN-WEB

プロがマスタリングを行ってくれるサービスらしいです。現在1曲65ユーロからのサービス期間中らしいです。
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iTMSカード販売のフィッシング詐欺に注意を

ご注意!!(iTunes Express)←ちゃもろぐ若旦那の独り言2004 Ver.3

iTMSカードを販売していたiTunes Expressを騙って、iTMSカードを購入しようとしたユーザから偽の講座に振り込ませるフィッシング詐欺が行われているようです。iTunes Expressさんではメールによる勧誘のような方法はとっていないそうですので、ご注意を。
iTunes Expressさんでは、この問題に対する対処のために、販売をやめてしまったそうです。

しかし、正規にサービスが始まっていないうちにこの騒ぎ…というか、入手難だからこそ発生しているような気もします。みんなiTMS使いたいのに、鎖国だしね。
Posted by CAB at 02:31 AM | Comments (0) | Read whole

December 08, 2004

音楽CD逆輸入規制:税関・表示ガイドライン公表

音楽レコードの還流防止措置について(文化庁)
還流防止措置に係る国外頒布目的商業用レコードの表示に関する運用基準(PDF)(RIAJ)
The Trembling of a LeafMusic Watchdogs |
民主党ホームエンタテイメント議員連盟事務局blog

6月に国会を通った音楽CDの還流防止措置を盛り込んだ著作権法の改正が、いよいよ年明けから施行になります。実際に還流CDを止めるのは税関のお仕事になるので、そのためのガイドラインを決める必要が有るのですが、それがようやっと公開されたようです。文化庁が公開した資料は: 実質、税関宛と権利団体宛の文書にはたいした事は書いていない。一番細かく書かれているのは、レコ協宛の文書で、これは、「お前らの要望で改正したんだから、きっちりやれよな」という感じですね。我々は監視し続けますから、しっかりやってくれ、ったく。
しかし、税関宛には「始めるからよろしく」ぐらいの事しか言っていないわけで、今回公表された文書だけでは実際税関でどんな運用がされるのか全く分かりません。こんなんじゃ、あながちCDは全て没収なんていう運用をする担当者が現れてもおかしくないですね。

同じくしてレコ協も還流を禁止するCDの表示のガイドラインを定めて公表しました。 この中で還流防止期限も表示するようになっているのですが、その期間は政令で決まっている4年なんですけど、これって見直しがかかって短くなったり長くなったりしないんでしょうかねぇ?というか、当面見直しする気なんかないってのが、この表示ガイドラインの心って所なのかな。

追記:
税関も同じタイミングでさんまのまんまのまんまちゃんにそっくりなマスコットキャラクター「カスタム君」が易しく知的財産について教えてくれる「税関による知的財産権侵害物品の取締り」というページを公開しました。(←試される。(ココログ mix)
(1)によると、実際に輸入権を行使するには権利者が輸入差止申立てを行うことが必要という事のようですが、税関のページにはその申立てのための書類の記載例が載っている。実際のところ、この申立てを行わないものは止められないと解釈できるので、止めるにはレーベル側もいちいちこういう書類を作成する必要事になるのでしょう。タイヘンだね。

更にAVWatchにも「RIAJ、還流CDの識別用に表示ガイドラインを策定」という記事が掲載されています。(←Where is a limit?

関連エントリー:
[041123]文化庁「4年パブコメ」の結果発表に資料を追加
[041029]やっぱり逆輸入CDの輸入規制期間は4年
[040611]その後の輸入権6月11日
[040603]修正案は賛成少数で可決!?
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December 07, 2004

大半の米アーティスト、ファイル共有サービスを懸念せず

大半の米アーティスト、ファイル共有サービスを懸念せず(ロイター:infoseek)←連邦:GetNews

 [ワシントン 5日 ロイター] 米アーティストやミュージシャンの大半は、無料で楽曲などをコピーできるファイル共有サービスに懸念を抱いていない。
 非営利団体が5日発表した調査結果で明らかになった。
多くのアーティストにとっての実感はそんなものなんでしょうねぇ。
ただ、ファイル共有サービスのメリットに対する評価は分かれており、47%が自身の作品の著作権使用料の入手を妨害しているとする一方で、43%は作品のプロモーションや配布に役立つとしている。
 また、調査対象3分の2がファイル共有サービスはあまり脅威ではないとしており、大変な脅威だとする回答は3分の1以下に留まった。
 さらに、インターネットが自身のクリエイティブな作品を保護する能力を奪うとする回答はたったの3%だった。
まぁ、7%の売れてる人が残りの93%を支えている業界だからってのもあるかもしれませんけどね。

追記:同じソースだと思われますが、WIREDNEWSでも取り上げられています。
調査結果「ミュージシャンはファイル共有に好意的」(WIREDNEWS)
ファイル共有がクリエイティブ業界にとって大きな脅威だと考えているのは、調査対象となったアーティストの28%に過ぎないことがわかった。こうした見解は、レコード会社のロビー活動団体が公式に表明している姿勢と相反するものだ。また、約43%が、「幅広い聴衆にアーティストの作品を宣伝、販売できるので、ファイル共有は実のところ、アーティストにとってそれほど悪いものではない」という見方に同意している。
こちらの方が詳細な記事なので、読んどきましょう。

追記: 本エントリーの同じニュースソースに対して、報道機関によって、違う色付けがされているというエントリーがありました。「ミュージシャンとファイル共有」(ファズベースミュージックセンター) 多面的な見方が出来ると思いますので、参照してください。
Posted by CAB at 10:03 PM | Comments (0) | Read whole

December 06, 2004

OCPL00000なレーベル立ち上げ記

湯島レコード運営ブログ
完全なるオープンライセンス(OCPL00000)の音源だけをリリースするという思想に基づいたレーベル「湯島レコード」。その設立から今どういう状況にあるのかリアルタイムでお届けします。
音楽のライセンス形態のオルタナティブとして、GNUsicクリエイティブコモンズに続く感じで日本発のOCPLというのがあるのですが、そのライセンスのパターン「OCPL00000」すなわち、商用・非商用の改変無条件可能、氏名表示や再利用の認可不要という形態の音源だけリリースするという思想のレーベルを立ち上げようとしているようです。興味深いです。
アメリカって曲もおもろいですね。MUSIC-VIDEODROMEさんで紹介されていた、RAMMSTEIN / AMERIKA(videoで見よう|[iTMS版])を思い出しました。

関連エントリー:
オルタナティブ・レーベル宣言

関連リンク:
OPENCREATION
OCPL00000の世界
音楽業界への「オルタナティブ」を創る(HOTWIRED)
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Hi-PLEX DJ Booth

Hi-PLEX 001 [DJ BOOTH]Hi-PLEX)←Excite ismSALIEDESIGN MEMO

新製品ってわけではないようですが、知らなかったのでエントリー。 ニュローっとしたデザインのDJブースです。でもクラブにあるっていうより、男子の自己満足的な欲望を満たすもののような気もしますね。自分の部屋用とかね。でも、カッコイイなぁ。

Posted by CAB at 03:40 AM | Comments (0) | Read whole

December 02, 2004

パフィー米国で大ブレイク

パフィー 視聴率「全米1位」(exciteニュース:ゲンダイネット)
パフィー全米席捲・アニメ番組が視聴率1位に(NIKKEI.NET)
TELEVISION; Big in Japan, but Made in the U.S.A.(NewYorkTimes)

NIKKEIの記事より:
人気女性デュオ「パフィー」が全米で大ブレイク――。米最大のアニメ専門局カートゥーン・ネットワーク(約9000万世帯)で19日に放送が始まった「ハイ ハイ パフィー アミユミ」の視聴率が、子どもアニメ部門の1位を記録した。
やっぱりなぁ、予想当たった感じです。でもたいしたもんですね。

関連エントリー:
PUFFYがアニメ化で全米デビュー
Posted by CAB at 08:04 PM | Comments (0) | Read whole

ギター型VJ用コントローラー

VIDITAR(LIVID)←envol! VJ

envol! VJさんで面白いデバイスが紹介されていました。VJソフトUNIONを出しているLIVIDという会社が、カスタムメイドでVJさんのパフォーマンス用に作ったものらしいです。というわけで、ステージ上に飛び出してみたいVJさんは注目かも。制御はMIDIなんでしょうか(?)
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December 01, 2004

マーブルからPHISH本

PHISHの書籍11月30日発売!(OOPS!)

ちょっと宣伝です。
マーブルトロンから、今年活動を休止したPHISHの本が出ています。
フジロックにも来たPHISHですね。興味のある方はゼヒ。

今夏8月に解散したアメリカ最大のジャムバンドPHISHの書籍がマーブルトロンより、11/30全国書店にて発売します。
フリー・ペーパー『バランス』の編集人・ライターの菊池崇と写真家・安部英知による渾身のフォトドキュメント。ファイナルライヴ〈コヴェントリー〉を含む、音楽と旅と自由、そしてアメリカ――。

「自由」って何だ? ――ジャムバンドPHISHが伝えた「僕たちの自由」

菊地 崇 文
安部英知 写真
以下プレス情報より:
――アメリカ最後の自由の魚、PHISH――
グレイトフル・デッドの後を継いだ世界最高のライヴバンドPHISHが解散した。これは間違いなく僕たちにとって、自由のありかが見えなくなった瞬間だった。ジャンルを越えて世界中のミュージシャンたちに影響を与えたPHISH。それはPHISHが、タダの音楽をやっていたのではなかったからだ。その答えはこの本の中にある。

僕たちはもう来るところまできてしまったんだ。
とてつもなく素晴らしい旅だった。
今まで支えてきてくれてありがとう。
トレイ・アナスタシオ[PHISH/guitar]
(オフィシャルホームページより)

もっとも好きなバンドが、あと三カ月で解散するという現実を突きつけられた。残されたショウは? どこへ行けばいいのか、どこへ行かなければならないのか。見なかったことによって、行かなかったことによって後悔するのだけはイヤだった。(本文より抜粋)

アメリカ最大のジャムバンドとして成長し、ジャンルを越えて世界中のさまざまなミュージシャンに影響を与えてきた、オルタナティヴ・カルチャーを代表するバンド、PHISH(フィッシュ)突然の解散!
マーブルトロンの新刊『「自由」って何だ?〜ジャムバンドPHISHが伝えた「僕たちの自由」』は、このPHISHという全米最大のアンダーグラウンド・バンドを追いつづけてきた、日本人PHAN(ファン)の自由のスピリットを探し求める旅の記録です。

かつて日本の若者たちにも多大な影響を与え、サイケデリック・カルチャー、ヒッピーの礎となったカウンター・カルチャーを牽引したバンド、グレイトフル・デッド。その後継者として、音楽のみならず、メンバーの生き方、社会観までもが多くのファンの心を捉え、90年代後半からのジャムバンド*ムーヴメントの中で、そのトップに君臨することになったPHISHは、アメリカのみならず日本でも数多くの音楽ファンに支持されてきました。

本作は、そんなPHISHのバンド誕生から解散に至るまでのストーリー、PHISH関係者等へのインタビューとともに、ライヴツアーバンドとして独自の世界を構築していった彼らの、アメリカや日本でのショウに旅をしながら参加しつづけてきた人々の証言、そしてファイナルとなったヴァーモント州コヴェントリーでのライヴまでをルポルタージュしています。

インプロヴィゼーション(即興演奏)という演奏形態を通じてロックファンにライヴの本質を考えさせ、またインターネットによって音楽の共有に積極的に取り組み、そして自らの音楽それ自体によって、“自由の大地”とも呼べる人間の交流の場を創造してきたPHISH。そこには保守本流ではないもう一つのアメリカのリアルな姿があり、単にロックの次元にとどまることのない、この社会に対する多様なメッセージが浮き彫りになっています。 *ジャムバンド:資本によってバンドが広く認知されるのではなく、ファンによって自然発生的に広がっていく音楽の新しいシーン。

[文:菊地崇/きくち・たかし]
1963年生まれ。カルチャーマガジンのパイオニア的存在である『Switch』の創刊に参加。ジャマイカやニューオリンズ、沖縄など、音楽が生まれた場所をテーマに企画・編集を続けた。副編集長を経た後、フリーランスのライターとして音楽のみならず、紀行やインタビューなど、広くライティング活動をするほか、オルタナティヴ・カルチャーの先駆的フリー・ペーパー『バランス』の編集人も務める。アメリカのジャムバンド・シーンを伝える第一人者であり、ひとりのPHISHファンとして、ファイナルとなったコヴェントリーのライヴにも参加した。ファースト・ショウは99年のフジロック。www.phriend.net

[写真:安部英知/あべ・ひでとも]
1958年生まれ。日本での写真修行の後、渡仏し、パリで3年間写真を学ぶ。87年に独立し、日本とパリで活動。93年、帰国。以降、『FIGARO japon』『HARPER'S BAZAAR』『SPUR』『ELLE japon』『relax』等のファッション誌のほか、広告、CDジャケットなどで精力的に活動する。プライベートでは、ロック、ハウスミュージックに深く傾倒したのちPHISHと出会う。アメリカで行われたライヴにも、過去幾たび足を運び、その体験を写真に収めている。ファースト・ショウは00年のZEPP TOKYO。

四六判/192頁(内、写真カラー80頁、巻末にPHISH用語集、CD+DVD作品紹介、アイテム集付き)/ISBN4-12-390081-X /定価2,520円(税込)
発行:マーブルトロン 発行:中央公論新社

★この本の売り上げの一部は、ヴァーモント州を中心に活動を続ける非営利団体Waterwheel Foundationを通じて、ニューヨーク州との州境にあるシャムプレイン湖の浄化運動ほか、様々なチャリティ活動に役立てられます。

★MUSIC,TRIP WITH…WHAT'S FREEDOM?

「自由」についてのメッセージ交感BBS
『FREEDOM』
11月30日オープン

「自由」って何だ?
あなたの考える「自由」、あなたの願っている「自由」、あなたが手にしたい「自由」・・・そもそもこの世界に「自由」なんて、ホントにあるの? そんな「自由」についてのフリーメッセージ交感BBS『FREEDOM』をオープンします。
Posted by CAB at 08:36 PM | Comments (1) | Read whole

AsahiパソコンにCCCD総括記事

コピーコントロールCDを徹底的に総括する
ファンとアーティストを傷つけ、法制度面でも問題山積
(Asahiパソコン)
Music Watchdogs

どうやらAsahiパソコンはこの辺にまじめに取り組んでくれているようですね。音楽配信メモの津田さんがパート1の「音楽産業・文化編」を、ASAHIパソコンの丹治吉順さんがパート2の「法制度編」を書かれています。まさに総括的な記事ですので、読んでおきましょう。

「反対の声が少ないのは、受け入れられている証拠」と業界が思っているうちに、いつのまにか客が消え去っている――日本とはそういう市場だ。このことは重い教訓として記憶されるべきだろう。
という部分に尽きるかなぁ、と私は思います。あと、
デジタルによるビジネスの可能性は大きいのに、この2年半、日本のレコード会社はそれに背を向け立ち止まってしまった。
という部分はCCCDだけ考えるとあてはまるけど、ネット配信も含めて考えると2年どころじゃなく5年は立ち止まってたんだよねぇ、この頃から…
Posted by CAB at 12:48 AM | Comments (0) | Read whole