June 30, 2004

イラク戦争を扱った曲を知ってますか?

イラク(万来堂日記)

見逃してましたが、万来堂日記さんが「イラク戦争」を扱った曲を教えて欲しいと、コメントを募集していました。
僕はコレを紹介しておきましたが。
他にもご存知の方がいらしたら、万来堂日記さんのエントリーにぜひ。
Posted by CAB at 11:34 PM | Comments (0) | Read whole

このアーティストにはこのアルバムから入れ

このアーティストにはこのアルバムから入れBIRDMAN-WEB

毎度のことですが、こういうふうに2chのパワーが良い方に働いたときの力っていいですね。まとめてくださってる方にも頭が下がります。
Posted by CAB at 11:24 PM | Comments (0) | Read whole

映画コンテンツの価格破壊王登場

カバヤ、水野晴郎が選んだ洋画を同梱する「DVD付きお菓子」¥315(AV Watch)

ガムに映画がまるごと1本格納されたDVDが付いて,¥315なのだそうな。既に出ているCD付きお菓子に合わせたのかな。
アメリカに右ナラエで、去年まで50年だった映像作品の著作権保護期間は昨年70年に延長されました。このお菓子のおまけの作品は、ぎりぎり保護機関の切れちゃったものや切れかかったものばかりなので、格安で提供できるんでしょうねぇ。

関連:水野晴郎シネマ館

今度は「DVD付お菓子」が発売に! (CDJournal)
あれ?アニメDVD付きお菓子って既に発売されてたのか。
Posted by CAB at 08:34 PM | Comments (0) | Read whole

avex株主総会の配信

avex定時株主総会音楽配信メモBBS

今年のavexの株主総会の模様が配信されています。 書面質問への回答(テキスト)と、質疑応答(テキスト)が未公開なのがちょっと気になります。どんな質疑が行われたのでしょう…
Posted by CAB at 01:08 PM | Comments (0) | Read whole

しかしねぇ

東京の候補見ました?まともに政治の出来そうな政治屋は居ますか??東京人はナメられてるよな、まったく。

(追記:嗚呼、宮城県に投票に行きたい… ←MegaroGolith2004 メガロゴリス弐〇〇四

民主党の動きだって、政治を知ってる知り合いに話を聞くと「あんなのパフォーマンスに利用されただけ」という意見もあった。確かに、結果的に何も成果出せてないしなぁ(まぁ、消極的な成果は無かったとは言わないが…)。皆さん、冷静に行きましょうね。

あと、微妙に関係ないけど、ノンフィクション絵本「戦争のつくりかた」というのが売れているそうです。リンク先では、PDFでも配布されています。(東京新聞の関連記事
私的スクラップ帳

僕はいろいろ考えるにつけ安易に軍国化に反対も賛成したりできないけど、十分な議論無しにいやな方向に国が変わりつつあるとは思っています。もう政治家に任せておけば上手くやってくれるという状況じゃないんだなと。
Posted by CAB at 03:40 AM | Comments (0) | Read whole

ネットレーベル"Thinner"

THINNERYOTABLOG
クリエイティブコモンズライセンス"by-nd-nc/1.0"で192 kbpsのMP3を無料配信しているドイツのネットレーベル"Thinner"。YOTABLOGさんでも絶賛してますが、これ結構ハマる感じのダビーなエレクトロミュージックを配布しています。
Benfay いいなぁ、まじで。
これがまた、Tractor用のトラック情報ファイルなんかも一緒に配布されていたりして、ご自由にmixしてくれいという事かな。
Posted by CAB at 02:53 AM | Comments (0) | Read whole

その後の輸入権問題いろいろ6月30日版

文化庁主催のシンポジウムへ(MEMORY LAB:column)←d.e.plus

全然鋭い突っ込みや議論がされてなかったみたいですね。まぁ、文化庁主催じゃしかたないでしょ… あと、下記とも関連しますが、レコード業界がアジア進出してどれだけ収益あげたか、また国内への利益還元がどれだけ成されたら法改正の効果があったのか質問したいですね。

コンテンツ流通促進シンポジウムに行ってきました(適当メモ)←万来堂日記
文化庁の森口審議官が
正確なメモを取ってなかったのですが 「法律を作って海外進出を支援してるのだから、レコード会社が積極的に海外進出しないのなら廃止する」 という内容の発言。
したそうです。

ネットで読める吉川晃課長(kbng)←The Trembling of a Leaf
既に各方面から敵扱いされているこの方ですが…
吉川氏のキャラクターが良く分かるらしいので成蹊大の講義録は読む価値があるようです。

洋楽輸入盤のゆくえ (AERA)←ふっかつ!れしのお探しモノげっき
洋楽ファンの反対にもかかわらず、レコード会社などにCD輸入の差し止めを認める著作権法の改正が成立した。店頭から輸入盤が消えることは本当にないのか。
音楽ジャーナリスト 増井 修
ま、たいした記事じゃないね…

Posted by CAB at 02:21 AM | Comments (0) | Read whole

東京の参議院候補に輸入権に関するアンケート送ってみた

6月25日の早朝に今回の参議院議員選挙の東京の候補者に電子メールにてアンケートを送ってみました。アンケートの内容は小倉弁護士の作成されたものの1問目だけです。

今のところ回答が帰ってきたのは、
共産党の「今村順一郎事務所」のみです。

既に回答を公開されているサイトもあるので回答の来たものから公開します。
(ほとんど返事が来ないので本来の日付のエントリーに戻しました。)
っていうか、他は返事来ないんだろうか? このアンケートに「真剣に」答えるだけで、かなりの票田になると思うんだけど…署名したの6万人もいたのにね。まじめに一庶民の質問にも答えてくれよ>候補諸氏。
あ、あとそれから又吉イエス候補は非公式ホームページしかみつからなかったために、メールでの質問が送信できていません。誰か、メールアドレスを知っていたら教えて下さい。他に同様の質問をして他の候補者から返事をもらった方はぜひご連絡を。
小倉弁護士のところには社民党の中川直人氏からも回答が返ってきているもようですね。

質問のメールの内容:
【アンケートへのご回答のお願い】

 私は、今回の参議院議員選挙において誰に投票すべきかを考慮する際の参考とするために、候補者に対してアンケート調査を行っているものです。同選挙の期間中にてご多忙の折とは存じますが、下記質問にお答え頂ければ幸いです。
(なお、アンケート結果は、インターネット上で公表することを予定しています。)
 
質問1

 新設著作権法113条5項を創設する著作権法改正法は平成17年1月1日に施行されます。同法は、海外のレコード会社が洋楽CD(邦楽CDのアジア諸国ライセンス盤を除く音楽CDのことをいいます。)の並行輸入を阻害するために活用しないことを前提として可決・成立しましたが、その担保はありません。
 そこで、海外のレコード会社が洋楽CDの並行輸入を阻害する動きを行ったことが明らかになったときは、新設著作権法113条5項を廃止して頂けますでしょうか。

 1 新設著作権法113条5項を廃止する著作権法改正案を超党派で提出して廃止を目指す。
 2 他の議員が新設著作権法113条5項を廃止する著作権法改正案を提出した場合には賛成する。
 3 新設著作権法113条5項を廃止するような著作権法改正案には反対する。

ご回答
 (質問1:    )

 (回答者:                             )

なお、本メールを受け取った方が候補者では無い場合は、ぜひ候補者に転送頂くか 候補者に確認のうえ、代理回答をいただけると助かります。
代理回答の場合には、どのような立場の方が代理回答をしていただいたのか、記入いただけるようお願いします。

ご協力ありがとうございました。
回答は、以下に追記します(到着順):

■共産党 今村順一郎事務所
質問1について

「該当するものなし」

<理由>
 今回の著作権法の改正で、全会派賛成でアジアからのレコードの還流防止装置がとられることになりました。この措置は、日本国内での販売禁止と知っていて、不当に利益を侵害する場合に限っており、欧米からの輸入盤には適用されません。「不当」かどうかは、著作権者などが得るライセンス料で比較されますが、欧米とアジアではライセンス料に著しい格差があり、アジアには適用されるが欧米には適用されない客観的な基準を設けて運用することが、わが党の質問で明らかになっています。これを厳格に守らせていくことが必要です。
欧米のライセンス料が暴露するなどの事態になった場合は、アジアからの還流防止という立法趣旨の前提が崩れるので、必要な措置を講ずることは当然です。

今村順一郎事務所
これは、小倉弁護士の所に来た回答と、Nerd Core ANTHEM 〜POPテロ〜さんに来た別の候補からの回答と同様ということで、党としてテンプレートが出来てるって事ですね。
Posted by CAB at 01:08 AM | Comments (0) | Read whole

俺たちは著作権の奴隷か?

米エンターテインメント業界の逆襲!「著作権違反幇助法案」(海外ボツニュース)
いずれは『iPod』も非合法に?(WiredNews)
著作権侵害行為の「誘発」を違法とする法案、上院へ提出(WiredNews)

日本ではWinny作者が、「著作権法違反幇助」という前代未聞の容疑で逮捕されてたりしますが、アメリカでは法案でそのような幇助を定めようという動きがあるようです。
悪評の高いDMCAの起草者の一人であるハッチ議員の出した、『著作権侵害の誘発に関する法』(the Inducing of Copyright Infringement Act of 2004)は、著作権侵害を行いうる技術を著作権者が訴えることが出来るというもの。EFF弁護士は「この法案が法律として制定されたら、その翌日には、『iPod』(アイポッド)の販売で違法行為を誘発したとして、米アップルコンピュータ社を訴えるといったことが容易に想像できる」と言っているそうな。

他に、連邦政府がより容易にファイル交換ユーザーを訴追できるようにする『海賊行為防止法』(Pirate Act)が上院可決されていたり、映画館で映画をビデオに録画した者に3年から10年の禁固刑を科すことができると定めた法案も上院を通過してたり、ユーザーの許可なく行動を追跡するスパイウェアの使用を禁じる法案が承認されていたりするのだと。

個人の権利・自由を最大限尊重するアメリカらしく、そんな無茶な法案はけちらして欲しいものだと思う。 著作権は、著作者に一時的に占有を認めているだけだっていう、大原則に立ち返って考えて欲しい。

参考: インターネットの法と慣習(HotWired)
Posted by CAB at 12:42 AM | Comments (0) | Read whole

June 26, 2004

08/28:メタモは苗場で確定

METAMORPHOSEBIRD-MAN WEB

メタモですが、苗場での開催が公式に発表されました。7月15日までの先行販売だと¥8500になるそうです。(前売り¥10000、当日¥13000)

フジロックで毎年行ってる苗場ですので、なんとなく馴れっこになってますが、オールナイトイベントだし、天候も読めないので参加される方はそれなりの注意を。どこをどんなステージとして使うのか、テントサイトがどこになるのかちょっと気になります。フジロックと同じだと離れ過ぎててちょっと不便ですよね。
あと、メタモは年々良くはなってますが食い物のサービスが割と弱いので、今年も向上すると良いなぁなどと思ってます。
Posted by CAB at 01:32 PM | Comments (0) | Read whole

ヒューマンビートボックスのすごいの:elementary

Elementary - November 9,2000(QT movie)

いや、もういろんなところで紹介されてますけど、昨夜見てすごいと思ったんで。 この方はベースのチョー低い音がいい感じで表現できてます。それから、ビートを細かく刻んだ音が均質に出てたりして、もうこりゃすごいです。見て無い人は見ときましょう。

Elementaryのサイトには、他の動画もあります。

追記:トラバ頂いたTTTTimesさんで紹介されているヒューマンビートボックスのチュートリアルサイトBeatBox.TVいいですねぇ。DVDも出てるみたいだし。nowonで日本版出してくれないかしら… 他に日本語のページでHBBBOYSさんでも音声だけですがチュートリアルやってたり、HUMANBEATBOX.COMのチュートリアルの訳なんかも載ってます。
今年の夏は皆でクチビルぶるぶる言わせて、ヒュビりましょう。
Posted by CAB at 01:22 PM | Comments (0) | Read whole

I have a Dream

(FlowerLounge)←いつの日か(d.e.plus)

FlowerLoungeさんが、人種差別の解消に尽力した Martin Luther King(キング牧師)の有名な演説の一部「I have a dream」になぞらえて、自由な創造と表現の実現できる「夢」を語られています。いいですね。

冒頭で引用されている、おそらく白田秀彰氏のスラドへの書き込み「こんなことを考えたりしました」も良いですね。
クラッカーが、セキュリティ破りではなくて、もっと込み入って複雑で隠されている政治や社会の裏側の問題を、合法的にクラックし始めること。
今回の著作権法の改正にあたっては、本当にそういった、普段は見えない政治の裏側が多少見えましたね。
この白田氏のコメントが寄せられたスラドの元スレッド全体は「ネット上での政治活動についてどう思いますか?」を参照してください。白田秀彰氏に関しては、氏のページや、HOTWIREDの連載「インターネットの法と慣習」等を参照してください。

キング牧師のI have a dremの演説に関しては「キング牧師の部屋」あたりが参考になるかと思います。その有名な演説の音声ファイル(RealAudio)も公開されています。迫力満点なので聴いといて(^^)

そうそう、小倉弁護士も今年の年頭に「I have a dream and a naightmare」というエントリーを作成していらっしゃいました。これ以上Nightmare が増えないように声を上げていかないとね。
Posted by CAB at 12:05 PM | Comments (0) | Read whole

輸入規制CD問題に見る政治システムの大問題

政治のシステムを変えねばならない:輸入盤CD規制を例に
輸入版CDの規制強化から学ぶもの−今から政策をうっちゃれるか?
(2)−政府が提出した著作権法改正法律案のうっちゃり方の可能性
(3)−肯定的な意見へのコメント
(4)−否定的な意見へのコメント
(5)−ではどうすればいいのか
(6)−では具体的に何をすればいいのか
民主党(議員ではない)のふじすえ健三氏のBlogでCD輸入権の問題がいろいろと書かれてあった。私がコメントを入れた「パブリックコメントが公開されなかった事」に関しては、
パブリックコメントとは、大きく分けて2種類ある。1つ目は、1999年3月に閣議決定したため行わなければならないパブリックコメント、2つ目は、各省庁が自主的に行うパブリックコメントである。今回の輸入版CDの規制強化について文化庁が行ったパブリックコメントは、規制の改廃対象が(政令・省令等ではなく)法律のため、前者の枠には入らず、後者の枠で行ったものである。そのため、前者と異なり閣議決定の決定事項に沿わなくてよく、結局は、収集したコメントをどのように公表しようとどのように対応しようと構わないことになっている。
なのだそうだ。しかし、そんなパブリックコメントではあまり意味ないよなぁ…
あと、(6)では、改正された著作権法は運用に至るまでに(ii)著作権法施行令、(iii)著作権法施行規則というのを決めていって運用の細かいルールが決まる事になっているのだそうです。しかし肝心の還流防止措置が盛り込まれた第113条に関しては今まで(ii)でも(iii)でも詳細が規定されていない=すなわち、「文化庁が法律に基づいた行政判断によって諸問題に対応してきていたのだと思」われるのだそうな。

え?結局何も出来ないってことじゃんかよ。あ、「大問題」ってのは人々の意思を拾い上げられない仕組みが大問題ってことか… 最近ネット上でも政治に関連する人々の発言が増えてるけど、どれを読んでも結果的にがっかりするような内容が多いですね。だからどうするって明確に書いて無いのが大半だしね。

いろいろ勉強にはなるから見ておくのはいいでしょう。
Posted by CAB at 01:48 AM | Comments (0) | Read whole

June 25, 2004

iTMS EU 第1週目で80万曲販売でトップに

iTMS card いきなり80万曲--欧州で好調なスタートを切ったアップルのiTunes(CNET)
Appleによると、欧州市場での売上の半分以上は英国からのもので、iTunesは同市場ですでに長い間活動しているライバル各社を追い抜いた。British Phonographic Instituteによると、英国のライバル各社は2004年の最初の5カ月間で、50万曲しか音楽を販売していないという。
CD売り上げの1/4を占めるインディーズレーベルの不参加が懸念されていたEU版iTMSですが、1週間で今までの配信サービス累計を抜いてしまったようです。嗚呼日本にはいつ来るのだろうか…

ところで、在米の友人に頼んでおいたiTMSカードが、届きました。まぁ、こんなに有ってもiPodすら持っていない私一人じゃ使い切れなさそうなので、何か面白い企画でもやって、多くの人にiTMSを味わってもらうことができないかな〜とか考えています。いろいろ楽しめるようなのね。

参考:iTunes Music Storeの曲を日本で買っちゃう

追記:リンク無しのトラックバックは(有名サイトでも)原則削除いたしております。ご了承を。
Posted by CAB at 04:34 AM | Comments (0) | Read whole

デジタル著作権:対談「超流通」とは

デジタル著作権:対談「超流通」とは(上)(Mainichi-MSN)←Fighting MAL Antenna
デジタル著作権:対談「超流通」とは(下)(Mainichi-MSN)

なんか微妙な記事だなぁ。たんなる提灯持ち記事のようにも思える…
追記:毎日は以前から『「超流通」:デジタルホーム時代に欠かせぬ存在となるか』なんてのも書いてたんですね。(下)の文中に出てくるiVDR-Secureに関しては、
コンテンツの「超流通」を可能にするiVDRの新規格(PCWeb)
を参照。更に超流通自体に関しては、この辺かな。要するに、暗号化を使ったコンテンツ流通+使った分だけ課金の基本的なコンセプトみたいなもんですね。
Posted by CAB at 04:20 AM | Comments (0) | Read whole

PureVolume

PureVolumeTurn On One Day
以前トラックバック頂いたTurn On One Dayさんで紹介されていた、インディーズバンド用の配信&コミュニティサイト。 なんか、そこそこいい感じの音で収録されていて、いいかも。日本からも40組ほどエントリーされているそうです。ぶらぶらとブラウズしてると、お気に入りのバンドが見つかるかもしれませんね。
Posted by CAB at 04:11 AM | Comments (0) | Read whole

June 24, 2004

吉川著作権課長講演内容のメモ

吉川著作権課長講演録 (1)(造反有理) ← d.e.plus
吉川著作権課長講演録 (2)(造反有理)

造反有理さんが、昨日(2004.06.23)開催された著作権研究会での、吉川課長の「『知的財産戦略に基づく最近の動きについて』― 平成16年著作権法改正について―」という講演のメモを掲載されています。
著作権法改正確定後の文化庁のスタンスが読めるので参考になると思います。
Posted by CAB at 03:32 PM | Comments (0) | Read whole

日本版iTMSはMora並みの制限でもオープンするべきか?アンケート結果掲載

先日行いました「日本版iTunes Music StoreがMora並みの制限でもオープンするべきか」というアンケートを締め切り、結果を掲載しました。
アンケートは243件の回答があり、86%の方が、きつい制限ならオープンしない方がいいという結果でした。
アンケート結果の詳細は重DRMのiTunes Music Storeならオープンしないほうがマシ のエントリーをご参照ください。
Posted by CAB at 02:58 AM | Comments (0) | Read whole

June 23, 2004

議員のビジネスモデルを理解して、僕らに有利な法律を作ろう

サービス残業と国会議員の関係(multithread)
関連:有力IT企業各社が連合結成--米著作権法改正に向けロビー活動(CNET)
米国ではデジタルミレニアム著作権法(DMCA)の中でも最も論議を呼んでいる条項に反対するロビー活動を行うIT企業連合ができており、
著作権侵害行為が行なわれない限り、スクランブル解除用ユーティリティの配布やコピー防止技術の迂回は許される
という事を明らかにしようとしているようです。楽しみですね。

multithreadさんのエントリーでは、国会議員ってのがどういうビジネスモデルで成り立ってるのか考えて、票田さえ確保できることを示して「XX族議員」を国会に送り込めば法案だって作り変えることが出来るって話です。
Winnyを取り上げられて怒り心頭なら「Winny族」を送り込めばよい。なんせ、P2Pソフトウェアのユーザは185万6,000人(ACCS発表)も居るのだ。半数が有権者と仮定すれば、約93万票の「票田」である。P2Pファイル交換ソフトユーザが支持する「P2P族」を国会に送り込め。メディアのコピープロテクト搭載禁止、私的コピー権の確立と権利拡大、匿名P2P通信傍受の禁止——、なんて信じられない法案も「P2P族議員」の息がかかれば成立しうる。
まぁ、輸入権の動き見てると、議員に立法の能力を期待するのはムリそうだから、レコ協がやったように官僚も上手く巻き込む必要はあると思いますけどね。

でも、今回の輸入権の話で本当に頭に来た人もいるでしょ(私もだけど)。自分の選挙区の候補者にはぜひ、例の質問をしてみて、イケてそうな候補者を選んでください。
Posted by CAB at 02:17 AM | Comments (0) | Read whole

CCCD Explanation

CCCD Explanation音楽配信メモ
CCCDがどんなものなのか、CDとどういう関係なのか説明されています。MediaMaxCD-3 に関しても説明されていて、分かりやすいですね。
Posted by CAB at 02:04 AM | Comments (0) | Read whole

June 22, 2004

文化庁:著作権テキスト

著作権テキスト〜初めて学ぶ人のために〜平成16年度版(PDF)←Copy & Copyright Diary

文化庁の「著作権〜新たな文化のパスワード〜」ってページで公開されています。結構ページあるけど、分かりやすく著作権を説明してある教科書です。レコード輸入権で興味を持った人、音楽やる人、映像やるひと、配信したい人… いまどき著作権分かってないと搾取されますぜ。勉強しておきましょう。 私もえらそうな事いつも書いてますが、ナナメ読みしただけでも、未知の発見がいろいろとあったりして、なので時間をとって読もうと思ってます。
Posted by CAB at 01:19 AM | Comments (0) | Read whole

June 21, 2004

なぜ戦わないのか?

日本のコンテンツ保護は厳しすぎる――なぜ戦わないのか?(ITmedia)

いっこ前の記事「コンテンツ保護の“日米差”はどこからくるのか 」も参照。相変わらず、ITmediaいい感じで飛ばしてますね。と思ったら、小寺信良さんの記事なのね。
記事はIntelの著作権政策責任者へのインタビュー。
日本の著作権保護が米国に比べて厳しすぎるのに、なぜ日本のコンシューマーは戦わないのか
なんて言われちゃったらしいです。読んでおきましょう。

それから、 asahiのBeで山形浩生氏が「ネット時代の著作権を」という短いコラムを書いていらっしゃいます。内容はP2PやらWinnyの話ですが、そういう部分も踏まえて著作権のあり方考えないとアカンですよね。
Posted by CAB at 09:13 PM | Comments (1) | Read whole

08/02:Keane が LiquidRoomでFRFアフター

Keane FRFアフター・パーティ開催決定! (VIBE)
8/2に恵比寿LiquidRoomで、FRFのアフターとして、Keane、20-20s、THE STILLS 、STELLASTARR* のステージが行われるそうです。

ここ数日自分のシリコンMP3プレーヤーには何組かのFRF出演者のアルバム入れてランダムに聴いてるんですけど、KeaneがRedでの演奏ってのはほんとにもったいないなぁ。Greenといわなくても、せめてホワイトかFOHでのステージ演奏させてあげるべきだと思うなぁ。というか、外のステージで聴くべき音でしょこれ。どうにかならないですかね>フジロックのえらい人〜
Posted by CAB at 08:40 PM | Comments (0) | Read whole

その後のレコード輸入権いろいろ

署名による請願は「審議未了」に解放されるべきは、彼等である(The Trembling of a Leaf)
みんなの署名の結果出てました。残念ながら「審査未了」という結果だそうです。 この辺を見ると、
法制度上は、請願は各委員会で採択か不採択かを決定されることになっているが、慣例的に不採択はこの37年間、一度もない。実質は「不採択」だが、保留扱い(審議をしない、棚上げ)として、国会の会期終了に伴い「審議未了」となる。
という事ですので、実質不採択なのですね。(衆議院請願の手続きも参照) なんか、制度自体おかしい気が…
試される。さんの、「「輸入権」問題: 新聞社説と、声を挙げるべき相手
にて、先日の新聞社社説以外にもサイゾーの記事の話題も取り上げられています。 また、今後輸入権の運用に関して声を出していくべきという事で参考になる情報へのリンクがあります。 サイゾーは輸入権問題に関してはほとんどスルーだったみたいですね。WIRED-Jの創刊から読んでるんだから、頑張ってほしいよ、小林編集長!
参議院選挙候補者へのアンケート
Induce Act(Benli)←地道な活動の重要性(The Trembling of a Leaf)
小倉弁護士が作成された、参議院議員選挙候補者への著作権法に関する質問のテンプレートが公開されています。皆さんも自分の選挙区の候補者にこの質問をしてみて、投票するべき人を決める材料にされてはいかがでしょう?
消費者団体に”watch dog”の機構を作る呼びかけのメール(d.e.plus)←万来堂日記
d.e.plusさんが、全国消費者団体連絡会に対して、watch dog機構を作るように提案のメールを送ったそうです。個人レベルの行動も大切ですが、このような団体を通して行うのもいいかもしれませんね。
P.S. 謎工さんの所に書いてあったんだけど、avexの株主総会27日にあるそうです。今までの総会の模様は動画配信されています。どうも、総会の後には毎年ライブがあるようで、「avex 株主総会」でぐぐるとライブが楽しかったとか書かれてるページもみつかります。 株主総会ライブへは、株主じゃなくてもヤフオクで落札して行けるらしいですが…
Posted by CAB at 06:38 AM | Comments (0) | Read whole

June 19, 2004

コピーワンス放送はユーザーに受け入れられつつある…ってホント?

コピーワンス放送はユーザーに受け入れられつつある――ビーエス・アイ(ITmedia)←藝夢日報
やっぱり文句言わないで黙ってると、「これでいい」と思われちゃうっていう例だね。

軽DRM vs 重DRMでも触れた、「“北風より太陽”によって米国でデジタルコンテンツとPCが栄える?(PC Watch)」でも読んでみて、皆さん考えてみてください。
Posted by CAB at 11:37 AM | Comments (3) | Read whole

レコード輸入権に関する新聞社説2つ

輸入CD規制 厳しい監視を怠るな(東京新聞 2004.06.18)
今回の問題を通じ、わが国レコード業界の体質には、強い疑念を抱かざるを得ない。
毎度、僕らの味方東京新聞さんです。でも新聞の社説ってずいぶんなオッサンが書いてるんじゃないかっていう思い込みがあるんだけど、コレどんな人が書いてるんだろ?とちょっと気になる。というか、俺がオッサンになっただけかもしれないんだけどね。
輸入CD――ファンは怒っている(asahi 2004.06.19)
ファンを喜ばせ、すそ野を広げるような努力を業界はやってきたのだろうか。ファンも音楽家もともに怒った意味を、業界や政府はかみしめてほしい。
書いてることは同意できるんだけど、大メディアなんだからもうちょっと早く何か言って欲しかったと思う。なんてことはasahiに期待してもだめか。
…っと、どっかで紹介されたんだけど、「無気力は学習される」らしいです。まさに今の日本っぽい。でも/だからこそ決してあきらめないで行きましょ〜

ネタ元:音楽配信メモ
Copy & Copyright Diary
Posted by CAB at 11:23 AM | Comments (0) | Read whole

June 18, 2004

コピー防止機能付きCDが全米ヒットチャートでNo.1に

コピー防止機能付きCDが全米ヒットチャートでNo.1に(CNET)
BMGから出ている、Velvet Revolverの「Contraband」というアルバムがCCCDにも関わらず全米1位になったそうです。

CNETの記事にも書いてあるが、CCCDと言っても、BMGの採用しているMediaMaxという技術は、以前「BMGのCCCDはShiftキーで避けられる」という事で話題になった方式。
確認していないが、WindowsOSの機能だけを利用してリッピングを防いでいて、音声トラックには恐らくエラー情報は含まれていないので、その面での音質低下は無いと思っていいだろう(どなたか確認してほしいです)。 そして、データのトラックには、専用のプレイヤーソフトとWMA音源が入っている。

すなわち、エラーを使ったCDS-200という方式がベースのコピー制限を採用している日本の主なCCCDとは別物で、どちらかといったら、先に紹介した戸田誠司氏のCDに近い便利さを提供しているのかもしれない。

私もMediaMax方式のCCCDだったら買ってもイイと思いますよ。但しパッケージ見ただけで区別が付けばいいんだけど…

追記:TB頂いた情報を追記します。
SoWh@t?さんによれば、日本盤は通常CDだそうです。US盤、EU盤はMediaMaxのCCCDの模様です。
また、Drumming!さんによれば、US盤はケースと盤に「Compact Disc Digital Audio」マークがあるとの事で、RedBook準拠である可能性が高いようです。また、リッピングも問題なく出来たそうです。また、頂いたコメントによると、MadiaMax採用を示す表示としてはジャケットに「www.sunncomm.com/support/bmg」という表示があるそうです。 MediaMaxがSunnComm Technologies社の技術だという事を知っていれば、これで判断できそうですね。皆様、ありがとうございました。

追記:音楽配信メモさんによると、MediaMaxでも不具合が出るケースがあるようです。ご注意を。
追追記:高橋健太郎氏のコラム(MEMORY LAB)によると、MediaMaxに関して、
萩原健太くんは油断してパソコンに放りこんでしまったら、自動インストール〜フリーズでひどい目にあったそうだ

サンコム・テクノロジーは強力な電子透かしの技術を持っているので、それが仕掛けられてくる可能性はありそう。CDSよりは歓迎できるものかどうかは、もう少し、注視が必要そうですね。
という記述がありました。ただ、「電子透かし」技術ってCDみたいな大量生産品に入れる場合、同じデータしか入れられないので、現状では著作権保護としては弱くて、権利を主張するぐらいにしか使えませんね。
電子透かしに関しては、ブロードバンド時代の著作権保護(PDF)(野村総研)あたりを参照。
Posted by CAB at 08:52 PM | Comments (1) | Read whole

日本のコンテンツ市場成長率、世界平均の半分以下

日本のコンテンツ市場成長率、世界平均の半分以下(ITmedia)
出版市場やCD販売などの落ち込みが、デジタルコンテンツの伸びを相殺。デジタルコンテンツの成長率も低く、韓国や中国の猛追にさらされている。
「一億総クリエイター時代」なのに、既存産業ばっかり守ってるからだよ。
Posted by CAB at 08:19 PM | Comments (0) | Read whole

FRF04:出演者第6段公式発表

出演アーティスト発表:第6弾/Morrissey 出演決定!/“オールナイト・フジ”出演者決定!(FRF04 official)
[ 7/30 ]
COCORE/DJ KRUSH/DJ TASAKA/DJ YODA/GMS/HIFANA
川辺ヒロシ/NUTRON/O・N・O/SKAZI/SPACE TRIBE
TWILIGHT CIRCUS DUB SOUND SYSTEM WITH UCHIDA (from DRY AND HEAVY)

[ 7/31 ]
BUFFALO DAUGHTER/JIMMY EAT WORLD/KENJI TAKIMI/LOS AGUJETAS

[ 8/1 ]
ATOM RHUMBA/ザ・キングトーンズ/Morrissey/SPACE COWBOY
STEVIE SALAS/ZANZO

(日別・アルファベット順 22アーティスト)

*THE VINES→出演キャンセル(6/18)
*WILKO JOHNSON→出演キャンセル(6/18)
参考:6月17日のorgニュースです(fujirockers.org)
今年フジに出るUK新人バンドをチェックしてみました。(fujirockers.org)
Posted by CAB at 07:57 PM | Comments (0) | Read whole

この際、戸田誠司氏を応援してみる

音楽配信メモさんで紹介されていた、戸田誠司氏(元Shi-Shonen, 元フェアチャイルド)のアルバム「There She Goes」はCD-Extra仕様になっており、アルバム全曲のmp3ファイルが格納(おすそわけ)されているとのこと。CCCDだのDRMだの締め付けの増えていく音楽産業の中にあって、リスナーを信じてくれているだけでカナリ嬉しかったりする。Readme.txtには:
Copy control of this CD would be up to you.
このCDのコピーコントロールはあなたのハートにある。
という台詞。かっこよすぎです。

Amazonのランキング14日は3000位だったのが、15日には23位、氏のページによると一時13位まで行った模様。そしてこの記事を執筆している時点で20位になっている。この際だから、うちでも便乗して応援してみることにします。 彼のページで曲の視聴も出来ます。(でも今は落ちてるみたい〜) 聞きやすい感じのエレクトロニカですね。

また、All About Japanで四方宏明氏がインタビューした記事が読めます。

さて、僕はCCCD回避ってだけで売れるアルバムが出てもいいと思っています。CCCDは客をなめてると思っていますから。いくらおいしい料理が出てくるレストランでも、フロアの店員の態度が最悪だったら二度と行きたくないと思ってしまう方ですから(^^)。 残念なことに、僕はCCCDなので買わなかったCDがいくつかあります。そんなことがなくなって欲しいから、明らかにCCCD回避したって事が理由で売れるアルバムが出て欲しい。その店員はシェフにはそこそこいい顔してるけど、客には態度悪いんですよ。
Posted by CAB at 12:54 AM | Comments (0) | Read whole

今見たライブの音源をUSBメモリーでお持ち帰り

ライブ演奏のデジタルファイルを会場で即ダウンロード(WIRED NEWS)

ニューヨークの小さなロック系クラブで、ライブ直後にその音源をUSBメモリーでダウンロードして持ち帰れるサービスが導入される模様。料金は再利用可能なUSBメモリが$20、音源の録音代は$10。しかもその音源はMP3で友達にもコピーし放題のようです。

なんともいいサービスですねぇ。日本でもやってほしい〜
Posted by CAB at 12:29 AM | Comments (0) | Read whole

著作権は人権なのか利権なのか

著作権は人権なのか利権なのか(RBB Today)←Copy & Copyright Diary

この話おもしろいです。なぜ著作権が対立を生むのかという所を考察しています。輸入権の問題にもちょっと触れています。
従来、著作物を媒介し商品とすることで、公共性の代替物となっていたパッケージメディアやそれを支える著作権は表現者、享受者の両者にとってメリットだった。 しかしオンライン環境が充実した現在は、著作物を利用する私的空間が公共の場(ネット上)に張り出してしまっているために、利用者の権利が突出してしまうために、従来の著作権を利権として捕らえてしまう…
と、ちょっと難しいですが、なかなか考え方としては面白い。最後の
デジタル化、ネットワーク化の中で伝達様式が大きく変化している状況で、実はもっとも起こってはならないことが「表現者」と「利用者」の互いの排斥なのです。この両者が接近して、互いの権利の調停を行う、すなわち「価値の承認の場」の構築こそが、今求められていることなのではないでしょうか。
同意。

参考: 法案可決後のレコ屋のコメント/著作権の本質
Posted by CAB at 12:23 AM | Comments (2) | Read whole

著作物の流通契約システム

平成15年度「著作物の流通契約システム」の調査研究報告書(文化庁)←Copy & Copyright Diary

同じく、Copy & Copyright Diaryさんから、文化庁の報告書。
ざっと目を通しただけできちんと読んでいませんが、私にはあまり意味のある調査研究とは思えませんでした。
との事ですが、ぼくはなかなか面白いこと考えてるやん、と思いました。でも、一緒に公開されている「バーチャル著作物マーケットデモンストレーション」は非常につまらないものに感じました。XX省の「実証実験」とかいうと、どうしてこんなにつまらないものに仕上がっちゃうんだろ??
Posted by CAB at 12:05 AM | Comments (0) | Read whole

June 17, 2004

音感チェック

音感チェック(音楽云々)←BIRDMAN-WEB
絶対音感、相対音感のチェックが出来ます。
相対音感テスト:相対音感指数90
絶対音感テスト:絶対音感指数70
絶対音感テスト (ハイクラス):絶対音感指数80
でした。思ったよりイケテル??それとも勘がいいのか? でも「相対音感(ハイクラス)」はムリっす。ていうか見ただけで諦めました。(^^;
P.S. 実は「絶対音感テスト (ハイクラス)」を最初にやったときは指数0でした。で上に書いた順序でやり直して、上記の結果です。だから「勘」ですね…
Posted by CAB at 11:35 PM | Comments (0) | Read whole

June 16, 2004

重DRMのiTunes Music Storeならオープンしないほうがマシ

★アンケート:日本版iTunes Music StoreがMora並みの制限でもオープンするべきか★
アンケートは終了しました。結果を掲載しました。

(※041112追記:MoraはiTMS並の軽DRM設定も可能になりました。)

日本の音楽配信サービスの著作権管理を検証(AV Watch)
藤本健氏による、国内音楽配信サービスやDRMの使い勝手の比較。比較内容は記事を参照して頂くとして、一番気になったのは最後の所:
近い将来アップルが国内でもiTunes Music Storeをオープンさせることは確実視されているが、現在米国で行なっているDRMのままでは上陸はできない模様だ。というのも、国内の各レーベルから、「国内の著作権法や日本レコード協会のポリシーと照らし合わせると、Fairplayの制限ではゆるすぎて、楽曲データを提供不可能」という声を聞くからだ。

楽曲データが提供されなければオープンする意味はなくなってしまうので、サービスをスタートさせるには国内の各レーベルか、アップルのどちらかが妥協する必要がある。おそらく、iTunes Music Storeが日本でオープンし、サービスやアプリケーション名が同じでも、制限が厳しくなってしまう可能性が残念ながら非常に高いといわざるを得ない。
以下全く私見ですが、国内既存の配信サービスと同程度の制限の多い重DRMを採用した iTunes Music Store(以下 iTMS)って存在意義ありますかね? 僕は、そんなところに甘んじたiTMSならオープンしない方がまだマシだと思いますけど。

(アンケートの結果を掲載しました。)

Appleは今自分たちが売り物にしているものが、何なのかしっかりと考えるべきです。おりしも先日CNETに掲載された、Macintoshの初期開発メンバーの一人、ビル・アトキンソンのインタビュー記事でも書かれている通り、
今、Appleやスティーブが焦点を当てているのはまさにその点だ。コンピュータが人々にとって、一体何の役に立つのか。(ハードディスクが)何Gバイトになったとか、そんなことはどうだっていい。重要なのは、それで何ができるかということだ。

重要なのは、人々にリーチし、彼らの生活をよりよいものにすることだ。スティーブは正しいことをしていると思う。
 Appleは今、本当に革新的な製品を生み出している。これはとても興奮するね。かつて、Appleはまったく革新的な製品を出さないときがあった。Appleの経営陣は誰もそんなことを考えてなかったんだ。スティーブが戻ってきて本当に嬉しいよ。Appleに革新性が戻ってきた。
そう、今Appleが売っているものっていうのは、ユーザやクリエイターを支援して、技術でいままでよりも革新的で便利な世界を僕らに届けてくれる、そういう姿勢であって、そこに対する期待も含めてAppleの製品を選んでいるんだと思う。もしも制限の多い「重DRM」なiTMSを開始した場合、利の薄いコンテンツは多少売れるだろうけれども、「便利さを届けてくれなかった」事でブランドイメージが低下し製品の購買意欲も下がってしまうのではないかと思う。

それに例えば、ダウンロードした曲をCD-Rに焼く機能は米国のiTMSでは可能だけれども、国内の配信サービスでは許していない。これを禁止するために、日本版のiTunesからCD-R作成機能が省かれてしまうなんて事にもなりかねない。

これらを考えると、Appleジャパンが期待されていて、そしてやるべきなのは、どうしてでも米国並みの「軽DRM」でiTMSオープンにこぎつける事だけであって、「重DRM」で妥協したiTMSオープンなんてユーザにもAppleジャパン自身にも何らメリットが無いという事になる。

…と断定的に書いちゃったわけですが、iPodすら持っていない私がこんなこと書いても何ら説得力が無いと思いますし、とにかく日本版iTMSオープンを期待している方もいると思います。そこで、アンケートしてみようと思います。短かいですので、お手隙の方はぜひご協力を。
  • アンケートは6月23日で締め切ります。
  • アンケートは私の個人的な興味で行っており、特定・不特定の企業・業界団体等とは無関係です。
  • アンケートのスクリプトは重複投票の制限が無い簡単なものなので、回答は1回だけにしてください。
  • アンケートの結果はリアルタイムで参照可能で一般公開されます。
  • 締め切り後、アンケートの結果はこのエントリーに追記してとりまとめます。

参考:Appleスティーブ・ジョブズCEO、「音楽」を語る(ITmedia)
追記:iTMSに関しては、アップルジャパンではなく、Apple本社が動いてるようだという話があります(←wms: musicbiz edition)。

040624追記:結果を掲載します:
皆さんありがとうございました。アンケートは243件の回答がありました。皆さん正直に回答してくださったようで、恐らく重複は無いと思います。トラックバックを頂いた方々の反応を見ると、特に国内配信サービスの殆ど対応していないMacユーザはiTMSを切望している方が多いようですね。でも、DRMがきつい制限の場合その価値が下がっちゃうという事で悩まれた方もいらっしゃるようです。結果は86%の方が、きついDRMならオープンしない方がいいという回答でした。
また、iTMSの特徴であるゆるいDRM制限のうち、5台までのPCにコピーできる機能は約23%の方が、CD-R作成機能は約17%の方が、iPodへの無制限コピー機能は約7%の方が妥協可能という事です。 PCを沢山所有している人は少ないという事かと思われます。
設問5に対しては、曲単価の上限として選択肢の中では150円が約39%で最多でした。また210円以下で約98%となり、Mora以上の値段だと殆どの方が不満足という事がわかりました。この曲単価の上限に関しては、Excelで分布グラフを作成して載せておきます。補完の曲線は参考までです。
設問 選択肢/票数/% 選択肢/票数/%
設問1 日本版iTunes Music StoreがMora等の国内音楽配信と同レベルの制限になった場合、それでもiTunes Music Storeは日本でオープンするべきでしょうか? オープンすべき きつい制限ならばオープンしない方がいい
34票 209票
13.99% 86.01%
設問2 日本版iTunes Music Storeで購入した曲が無制限にiPodにコピー可能なのは 必須 できなくてもいい
227票 16票
93.42% 6.58%
設問3 日本版iTunes Music Storeで購入した曲をCD-Rに焼ける機能(同じプレイリストで10回まで※)は 必須 できなくてもいい
202票 41票
83.13% 16.87%
設問4 日本版iTunes Music Storeで購入した曲を5台までのPCでコピーできる機能は 必須 できなくてもいい
186票 55票
77.18% 22.82%


設問 選択肢 票数
設問5 日本版iTunes Music Storeで購入する楽曲の1曲の値段の上限は? 未記入 1票 0.41%
いくらでもOK 2票 0.82%
350円(国内音楽配信開始当初の価格) 1票 0.41%
300円 2票 0.82%
270円(現在のMoraでの東芝EMIの曲の価格) 1票 0.41%
210円(現在のMoraの主流価格) 34票 13.93%
150円 95票 38.93%
110円(現在の1ドル程度) 77票 31.56%
99円(感覚的に99セント) 31票 12.70%
99円未満 0票 0.00%


設問5の分布図
分布図

※お詫び:最新のiTunesでは1つのプレイリストをCD-Rに焼くことができる回数は7回でした。(2004年7月3日追記)

アンケートに答えて頂いた皆さん、ご協力ありがとうございました。

Posted by CAB at 02:25 PM | Comments (1) | Read whole

京都フォーラム参加者のレポート

6/15 京都市にて緊急フォーラム:音楽を自由に選択出来る権利を!が開催(facethemusic)
京都のクラブ、メトロが主宰した「緊急フォーラム:音楽を自由に選択出来る権利を!」に参加された方々がレポートを掲載されています。
高橋健太郎氏も「京都にて」で書いているように、今後も引き続き法案の運用を監視するのが重要ですね。d.e.plusさんから引用:
  • 輸入禁止期間を少しでも短くする様に交渉、6か月程度に。短ければ短い程いいが。
  • 輸入禁止にする為には日本語で「輸入禁止」といつ迄禁止なのかの期間が明記されてる必要性がある事(付帯決議の四)かつ著作権者全員の同意が必要となる
  • 個人輸入は止まらない。
  • リミックス盤は同一曲でも別物としての扱い
などを引き続き声を出して求めていくべきでしょう。

追記:万来堂日記さんの「福山哲郎事務所からの返事」というエントリーに、TeSa さんがコメントで、メトロでのフォーラムの内容の一部を録音から聞き起こしていらっしゃいます。
at most countableさんが、緊急フォーラム:音楽を自由に選択出来る権利を!@京都メトロというエントリーで、このフォーラムに参加した方や、関連するエントリーをまとめていらっしゃいます。
Posted by CAB at 01:29 PM | Comments (2) | Read whole

CCCDは踏み絵にしかなっていない

CCCD乃図Beastie Boys / To The 5 Boroughsdiscobeach
ここのトコロ輸入権のネタも尽きてきたせいか、またCCCDに関して取り上げているサイトが多いですね。気になったのはホンダレディまるさんの「Beastie Boys / To The 5 Boroughs」というエントリー。プロというのは音楽で金を稼いでいる以上、その稼ぎを上げてくれる業界や仲間と一貫した姿勢を示すべきだという考えには同意できるけど、やっぱり最終的に「お客さん」の方を向いていないんじゃないのかって所が気になる。

簡単に言えば、今のCCCDはコピー制御としてはほとんど機能していないせいで、消費者から見た場合、アーティストが「お客」の方を向いているか、「レコード会社」の方を向いているかっていう踏み絵にしかなっていない。
【補足追記:ここでの論旨は、「『CCCD回避しました』とか『残念ながらCCCDになってしまいました』とかアーティストが表明しなかった場合、そのような踏み絵としてどっちを向いているのか安易に判断されてしまう」という事が言いたかったのです。】
もしかしたら技術的なことを余り知らないアーティストもいるかもしれないので、ちょっと考えてみて欲しい。

図を描いてみたんだけど、CDってのはRedBookって規格書があって、そこでルールが決まってる。でも、CCCDというのはCDの規格では許されていないデータのエラーを混ぜ込んでそれを再生するCDドライブを混乱に陥れることでコピーの制限を行うという、いうならば技術的に退化するようなアプローチでコピー制御を行っているのです。

なぜエラーを使ってコピー制御が出来るのかというと、CDプレーヤーとPC用のCD-ROMドライブのエラーに対する耐性の違いがあるからなのです。
音楽の再生はある程度エラーが多くてもとりあえず音としては聴こえちゃうから、普通のCDプレーヤーだとエラーを補正しながらとりあえず再生できるうちは再生しちゃおうという考えで出来てる。すなわち、音楽CDプレーヤーはエラーに対する許容範囲が大きいわけです。一方、PCについてるCD-ROMドライブはデジタルデータを正確に取り出せないと困っちゃうから、エラーに対する許容範囲が狭いんですね。CD-ROMに焼いたExcelのデータが読み出してみたら違う値になってたら困るもんねぇ。

この2種類のCDドライブのエラー許容範囲の間に入るような(まる2)の範囲になるようにエラーの量を調整したCCCDを作ると、プレーヤーでは再生できるけどPCではコピーできない、すなわちコピー制御として機能することになるわけです。
でも、実際どこまでエラーに耐えられるかってのはCDプレーヤーやCD-ROMドライブ毎に違うから、(まる3)の性能のプレーヤーだと再生できないし、(まる1)の性能のCD-ROMドライブだとだいたいのCCCDがリッピング出来ちゃう。CCCDの事をちょっと知っている人はPCのCD-ROMドライブだってどのメーカーのどの製品を選べば問題なくリッピングできるか知ってるから、そういうドライブを選べば大抵のCCCDはリッピングできちゃうわけです。 そして、各ドライブのメーカーも年々エラーに対する許容範囲を広げてきてるから年々(まる1)の範囲は広がってきている。 更に最近はレコードメーカーも(まる3)のようなプレーヤーですら再生できない事態を恐れてエラーをかなり減らしてきていて、実際ほとんどのCCCDが(まる1)の範囲に入ってしまってコピー制御として機能していないのが実情。
以下私見だけど、もはや本当にコピー制御がしたいわけじゃなくて、株主に我々が儲からないのはコピーが氾濫しているせいで、著作権を守るためにCCCDを導入して頑張ってるんですよ〜ってフリをしているだけなんじゃないかと思うわけです。

だから、CCCDってのは踏み絵にしかなってないと僕は思うわけです。

音楽配信メモさんで紹介されていた戸田誠司氏のアルバムCD-EXTRAのReadme.txtの一文、
Copy control of this CD would be up to you.
このCDのコピーコントロールはあなたのハートにある。
ステキですね。

参考:
これってAUDIO-CDなの?(CCCDのエラーをビジュアルで見ることができます。必見)
CCCD(コピーコントロールCD)No.1(moto's blog)
メモリーテックが原音並み技術 CCCD音質の劣化防止
Posted by CAB at 02:39 AM | Comments (2) | Read whole

FujiRock meets THIRD CULTURE

VisionQuest - Events - Info Board.Jpfujirockers.org:together-BBS
THIRD CULTURE[ALL NIGHT FUJI]
NAEBA@FUJIROCK7/30〜8/1
G.M.S
SKAZI
SPACE TRIBE
NUTRON
TWILIGHT CIRCUS DUB SOUND SYSTEM
HIFANA
DJ TASAKA
DJ YODA
ぎゃっほ〜!! 苗場でG.M.Sだぁぁぁ!
Posted by CAB at 01:40 AM | Comments (0) | Read whole

June 15, 2004

インディーズレーベルはiTunes Europe Store(EU)に対応せず?

インディーズレーベルはiTunes Europe Storeに対応せず?(ITmedia)
英国ものっそりしか動いてないようですなぁ。
英Association of Independent Music (AIM) の情報筋によれば、先週末にも話し合いが持たれたが、レーベル側はAppleによる提案は「商業的に自滅するもの」と判断、交渉は決裂したという。
ん〜どこまでの配慮をしてそういう決断になってるのだろうか?詳細が知りたいなぁ。
Posted by CAB at 07:25 PM | Comments (0) | Read whole

日本のレコード産業界はこんなカンジ

日本のレコード産業界はどこへ行くつもりなのか(NIKKEI NET)←Copy & Copyright Diary
富士通総研 経済研究所 主任研究員 前川徹氏のコラム。いい感じなので、レコード業界のつもりで反論してみる。
一方、6月3日には音楽CDの輸入規制を可能とする著作権法改正案が衆議院本会議で賛成多数で可決され、安い音楽CDの入手が危ぶまれている。
附帯決議等で洋盤の輸入は従来どおり行うようになっております。ただ、海外のレーベルが輸入権行使を要求してきた場合は私どもではどうしようもありません。一旦改正した法律はなかなか元に戻すことは出来ませんし。
おまけに、最近の音楽CDはコピー管理技術を施したものが増えており、消費者の不満は増すばかりである。いったい、日本のレコード産業界は音楽ビジネスをどうするつもりなのだろう。
私どもとしては、日本の音楽産業を健全に発展させるためにコピー管理技術を用いております。CCCDで壊れるような再生装置は確認されておりませんし、第一不正コピーが蔓延しますと消費者よりも大事な著作権者様の権利が奪われてしまうことになります。それでは健全な音楽産業は守ることができません。
アップル・コンピュータは2004年4月、1年前にサービスを開始した音楽の有料ダウンロードサービス「iTune Music Store」で販売した音楽が、7000万曲を超えたと発表した。有料でダウンロードされる曲数は日が経つにつれて増加しており、5月の初めには1週間で330万曲に達している。このペースでいけば、2年目は2億曲に達するかもしれない。…
Appleは楽曲の配信では儲けは出ておらず、再生装置であるiPodで儲けを出すというビジネスモデルでございます。日本でそのようなビジネスが可能なのは東芝様、ソニー様などレーベルと家電製品の両部門を持っている一部の企業グループのみでございます。
サービス価格についてみると、Moraは1曲158円から368円であり、実際には210円以上のものが多い。一方のiTune Music Storeの場合には1曲が99セント(110円で換算して109円)である。価格差は2倍程度であるが、Moraの場合には利用登録手数料として315円、利用料として毎月315円が必要となる。ヘビーユーザーでないと、Moraのサービスはかなり割高になってしまう。
国内で配信ビジネスを展開しようとしますと、宣伝費や人件費の違いからどうしても採算ラインがこのようになってします。210円でもギリギリのラインなのです。
次に品揃えを見ると、iTune Music Storeの場合、ダウンロード可能な曲数は4月末時点で70万曲以上ある。これに対して、Moraは「すべての音楽を網羅(モーラ)するという願い」が込められているにもかかわらず、5月時点で3万8000曲しかない。もし、ヘビーユーザーを対象としているのであれば、これでは不十分だろう。
まず、Moraはソニー方式のサービスですので、これに納得のいかないレーベル様もいらっしゃいまして、なかなか足並みが揃わず、結果曲数も揃わないというのが実情でして… 特にプレーヤも販売しているもののソニー様と別の方式の東芝様が難色を示しているため…、他にも松下系の企業様からも遠まわしにいろいろと…いえ、説得はしているのですが…
(社)日本レコード協会は「『流通促進』あるいは『消費者の利便性』の名のもとに著作権者の権利を弱めることがあってはならない。それは角をためて牛を殺すことになる」(「日本のレコード産業からの提言」平成14年4月10日)と主張しているが、角をためて牛を殺そうとしているのは、実はレコード産業界自身ではないのか。
まぁ、日本の牛はおとなしいので、法律も出来たのでしばらく黙っていてもらおうかと。どちらかというと、中国はじめ東アジアの牛のほうが魅力的…おっと、と、牛はアーティストの事でした。
著作権を保護することは重要なことであるが、そのために使い勝手が犠牲になったり、消費者に余計な負担をかけることがあってはならない。にもかかわらず、著作権保護という錦の御旗を立てて、自分たちの目先の利益にこだわり、インターネット時代の音楽ビジネスのあり方を見誤っている。そもそも、消費者に支持されないサービスや産業に明るい未来があるわけがない。
まぁ、正直に言わせていただければ、たんなる時間稼ぎなのです。まぁ、日本の牛、いや、消費者もいずれ気が付くとは思いますが、その前にアジアでひと稼ぎしてからでも遅くは無いかと。え?アジアでのJPOP需要?伸びますよ、伸びますとも。三菱総研も言っておりますし。
1曲あたりの価格を100円以下にして、楽曲の種類を増やし、緩やかな著作権管理技術を用いて使いやすいサービスを提供すれば、音楽の有料ダウンロードサービスは一気に爆発するだろう。音楽CDの価格にしても、日本は明らかに高すぎる。安く手軽に好きな音楽が楽しめるようになれば、法を犯して不正コピーされた音楽を入手しようという消費者は減少し、音楽市場はむしろ拡大するのではないだろうか。
今の我々の業界の構造を守ったままでは、そのような低価格でのダウンロード販売は残念ながらムリでございます。第一レコードの流通業者や販売店が猛反対をするに決まっております。それにプレーヤーで儲けを出せる企業も限られておりますゆえ、そのような価格での販売はムリかと存じます。ええムリです。消費者がいくら望んだとしても、我々が今のままの限り無理なんです、ムリ!

フィクションですよ、たぶん。
Posted by CAB at 02:09 AM | Comments (1) | Read whole

海外の音楽業界の動き

音楽系のニュースをまとめて(Sawney Bean's Cave)
「米CDショップ業界団体がオンラインサービスに対抗する計画を棚上げ」ってのと「ドイツでも違法ファイル交換の取締りを始める」って話と「英国でダウンロード販売は伸びてるけどCDは売り上げ減」という話。
略しすぎ?

うまく行ってるというiTMSでも予想より低いとな。
Posted by CAB at 01:18 AM | Comments (0) | Read whole

極私的Watch Dogプロジェクト

極私的Watch DogプロジェクトMidge大佐の掲示板
バー原子心母のさやさんが、私的Watch Dogプロジェクトとして、輸入アルバムの価格調査を開始しています。

監視ですね。
ITmediaの記事にも有るとおり、
当事者が、いかにしてコンシューマの期待を満たすかということに集中すべきであり、著作権法の議論に集中すべきではないと思います
って所に早くたどり着いてくれないんだろうか、日本の音楽業界は。今のままだとコンシューマとの間に敵対構造を保ったままで、こんな状況でまともなビジネスができるはずがない。そんなことにも思い当たらないのだろうか、本当に不思議だ。
Posted by CAB at 01:06 AM | Comments (0) | Read whole

レコ協勝利宣言

著作権法改正法案の成立について(RIAJ)←音楽配信メモ
日本のレコ協、依田 巽会長が、誰に宛てたメッセージなのかわけのわからないメッセージを公表しています。

「関係各位」ってのは文化庁の官僚と、だまされやすい政治家か??

Posted by CAB at 12:51 AM | Comments (1) | Read whole

RIAA、デジタルラジオのコピー制限を提案

RIAA、デジタルラジオのコピー制限を提案(ITmedia)
っていうか、レコード協会のせいで、我々は本当に不便を被っている。かんべんしてくれよ、もう。

どんどん大衆向け音楽に興味がなくなってるんだけど、私。
Posted by CAB at 12:46 AM | Comments (2) | Read whole

コンテンツ保護の“日米差”はどこからくるのか

コンテンツ保護の“日米差”はどこからくるのか(ITmedia)←音楽配信メモ
今夜はウチのプロバイダ、妙に重いですね。何だろ?

日本では技術が進むにつれて、不便になっていきます。僕もある種の技術屋なんですが、折角新しい技術が出来ても、人々のためになるんじゃなくて、おんぼろな既得権のために利用されるんならやる気無くなるべ…

関連:軽DRM vs 重DRM
Posted by CAB at 12:43 AM | Comments (0) | Read whole

June 13, 2004

no.9 Live @ AppleStore

11日、金曜の夕方、銀座 AppleStoreで行われた nano-graph主催、蟲の響オーガナイザ、no.9 ことjoe君のライブを見てきました。 実は初めてのアップルストアーだったりもして、興味津々でした。
ライブはサンプリングベースのファンキーなブレークビーツだったりチルアウトっぽいエレクトロだったり。そこに、ブルースっぽい生ギターも重ねたりして、渋くカッコイイ感じでした。 トーク中も静かーに虫の音を流したりして、ここは銀座?ということを一瞬忘れそうな音空間が出来ていました。
VJ999の映像とも相まってなかなかステキなライブだったと思います。もう1時間ぐらい聴きたいぐらいでした。二人の組み合わせでDVD出してくれないかな…
Posted by CAB at 04:37 PM | Comments (1) | Read whole

アンチ万博アートプロジェクト

Anti-Expo Art ProjectTWISTED COLUMN
万博の意義に異論を唱えている渡辺真也氏が、万博期間にあわせてアンチエキスポな展覧会を企画しているようです。スポンサーを募集しているとの事。
Posted by CAB at 02:18 PM | Comments (1) | Read whole

喜納昌吉氏が参議院比例区出馬

喜納昌吉特設サイトOne of these days
「花」でおなじみ喜納昌吉氏が立候補するそうです。心情的には応援したい。
Q,なぜ民主党から?
小泉政権は数の論理で、かつてない暴政をおこなっています。それにムチを打てるのは今のところ民主党しかありません。
一方で、タレント議員にありがちな問題もやっぱり危惧されたりするわけで
参院選比例区で各党 タレント候補擁立及び腰 (asahi)
だが「すべての武器を楽器に」と「反戦」を訴える喜納氏に対し、党内には「民主党の政策をどれだけ理解しているのか」との不安感が漂う。
なんて話もあるが…笑えたのは下の記事:
日本の政治家が、テレビ番組できちんと答える確率は2割以下(asahi)←The Trembling of a Leaf
いや、政治家も官僚も含めて、TVだけじゃなくて国会でもまともな答弁なんてしてないってのをこないだの著作権法改正の時に僕らはまざまざと見せられましたよね。 タレント議員に対して政策うんぬん言う前に、自分たちの政治リテラシーをどうにかしたほうがええよ、と言いたいね。

それから、レコード屋に2週間ほど行ってません。
Posted by CAB at 01:52 PM | Comments (0) | Read whole

June 11, 2004

メタモ追加アーティスト

〈METAMORPHOSE 2004〉出演者追加発表(bounce.com)←BIRDMAN-WEB
METAMORPHOSEの追加アーティストが発表された模様。
今回は〈LUNAR & SOLAR STAGE〉にジ・オーブ、CALM、REBEL FAMILIA他が、〈!K7 STAGE〉にファイヴ・ディーズ、トゥー・バンクス・オブ・フォーのアール・ジンガー、チキン・リップスのスティーヴ・コーティー、スウィザク、MOODMAN、MITSU THE BEATSなどが新エントリーしました。
参考:メタモは8/28らしいです
Posted by CAB at 02:15 AM | Comments (0) | Read whole

ヴィデオ・マッシュアップ/ヴィデオ・サンプリング

マッシュアップビデオ(envol! VJ)
ウィートレイ夫妻とCCC (Loaded)
おもろいです。私的にはCCCさんのマッシュアップBlogの方に惹かれました。はは。
ワラッテイイトモ、のK.K.氏が監督の口ロロ(クチロロ)「メローメロー」のPVMUSIC-VIDEODROME
キリンアートアワードで最高の評価を得たにも関わらず「著作権」などの問題で審査員特別賞という扱いになってしまった「ワラッテイイトモ、」という作品があったのだそうで、いろいろと一時話題になってたんですが、その監督のK.K.氏が口ロロの曲のPVの監督をされたそうで。なんか不思議な作品になっています。
参考:K.K.「ワラッテイイトモ、」展示(?)
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その後の輸入権6月11日

著作権法改正が官報に掲載されましたDubbrock's Dublog
官報に載ると、法律として公布されるってことなのだそうです。
やっぱりアレだけ根拠のおかしい話が法律になるって、この国はおかしい。
輸入権発動想定シナリオ(クラシック編)(SEEDS ON WHITESNOW)←2ch
輸入権を海外のレコード会社が発動した場合に、クラシックファンが被害を受けるシナリオだそうです。
6/15:京都で緊急フォーラム:音楽を自由に選択出来る権利を!facethemusic
京都のクラブ主宰で行われるそうです。
Posted by CAB at 01:40 AM | Comments (0) | Read whole

「建築の著作物」の中古販売や貸与が禁止されたら

建築業界が文化庁にロビー活動を行うと(benli)
小倉弁護士が、フィクションを書いています。もしも建築業界が「建物の著作物」に中古販売や営利目的の貸与が禁止されるようにロビー活動を行ったら…
この結果、親族・友人間以外の住宅等の譲渡や貸与は、当該住宅が「建築の著作物」にあたるときは下手をすると懲役刑まで科される犯罪行為となってしまうため、不動産業者は、新築専門の所以外は廃業を余儀なくされることとなった。その結果、転居するたびごとに新築住宅を購入することができる一部の富裕層以外は、何が何でも転居しなくとも済むように画策するか、それが果たせないときはホームレスとして生きていくよりなくなることになった。
どうせなら、輸入権も認めてもらえば、カナダ風のログハウスなんかも建てられなくなるし、北米発祥の2×4(ツーバイフォー)も建てられなくなるべ。仏教建築とともに伝わってきた瓦屋根も使えなくなるかもしれないね。

知財立国だからって、何にでも権利認めたらとんでもないことになるっていう御伽噺ですね。 今まさに我々は音楽の面ではそれが現実になったマヌケな時代に生きてるのだなぁ。

しかし、「建築の著作物」って概念あるのね。知らなかった。
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June 10, 2004

Micky Mouse Motherfuckers

Micky Mouse Motherfuckersマッスルノート
オランダのアーティストMockyのプロモ。Sun Ra Dedicationへ参加した時とは違ってコミカルな曲。
ミッ×ーマウスといえば、著作権保護期間延長の象徴になっているわけですが、いい機会なので書いておくと、ミッ×ーマウスが初登場した映画『蒸気船ウィリー』は、キートンの『蒸気船ビル』のパクリだったという話は、有名といえば有名。

参考:ミッ×ーマウス 独占インタビュー
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June 09, 2004

米ソニーミュージックからの返信

川内博史氏がソニーミュージックに問い合わせた返信とその和訳が掲載されています。
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衆議院:文部科学委員会の議事録(6/1,2)

文部科学委員会議事録 6/1
文部科学委員会議事録 6/2
公式の議事録が公開されています。1日はRIAJ依田巽会長、高橋健太郎氏、HMVのポール・デゼルスキー氏の参考人質疑が行われた回、2日は採決が行われた日ですね。
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安住淳議員

2ch:【監視か?】輸入盤撲滅問題・第13条【不買か?】 より←ふっかつ!れしのお探しモノげっき
504 :名盤さん :04/06/09 10:44 ID:lozfl9CH
昨日の夜TBSの
名門!アサ秘ジャーナルに民主党の安住淳議員出演
浅草キッドが輸入盤のことを持ちだすと(素晴らしい)
「消費者は政治に関心もないくせに文句言うだけだが
生産側は金だしてお願いにくるからね」
だそうです
浅草キッドに感謝と激励と今後もーってお願いをしようよ
ちなみに安住さんは、岡田代表出演を約束してました。

〒107-8066 東京都港区赤坂 TBSテレビ『名門!アサ秘ジャーナル』係
http://www.office-kitano.co.jp
また、浅草キッドが消費者は 有権者で選挙権あるでしょって発言に、 でも浮動票だしって答えてた らしい
しかし、どうしてこういう不用意な発言する議員多いんでしょ?地元の宮城県石巻市(宮城5区)の皆さん、浮動票の怖さを思い知らせてあげてください。はぁ。
安住先生宛のメールの文面案考えて下さった方もいました。
既に返事が来た人もいるようで、「あれは自民党の事を言った」というような返事だったそうですが…ちょっと真意が図りかねますね。
追記:上記のように書いていたのですが、Reco-Playさんでは「安住淳議員、輸入CD規制反対をマニフェスト」に入れると言ってた模様。更に、与党への皮肉的な発言だったという話も有ります。放送見てなかったので、真意分からずです。だれか見てた方のコメントを求む。

知り合いが浅草キッドにCD輸入規制問題に取り上げるようにハガキ書いたって言ってました、そういえば。アホ政治家踏み絵だね、CD輸入権問題は。
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だ〜らだ〜らで〜れだ〜りらん

ある掲示板から(spoilerList)
いや、なんとなく面白かったんで紹介。
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EUでiTMSが6月15日スタート

Apple iTunes Europeは6月15日に立ち上げ(ロイターUK)(wms: musicbiz edition)
欧州版iTunes、6月15日に立ち上げへ(ITmedia)
Appleのスティーブ・ジョブズCEOは今年、年内に欧州でiTunesサービスを開始し、英国での価格は1曲当たり、米ドルにして約99セントになる見込みだと語っていた。Napsterは1曲当たり1.09ポンド(約2ドル)、アルバムは9.95ポンドで販売している。
さて、本当にいくらぐらいでサービスを開始するのか気になりますね〜
wms: musicbiz editionさんでは、カナダでも同時にオープンするという噂が書いてある。もしもカナダでもオープンするということになると、法律でレコード輸入規制(国際消尽と域内消尽を併せ)が可能なはずのレコード産業先進国(米国、カナダ、EU、日本)の中で、iTMSがサービス開始されていない音楽配信後進国は日本だけという事になる。
Posted by CAB at 12:35 AM | Comments (0) | Read whole

June 08, 2004

タワレコ、HMVの共同声明&amazonの書簡

TOWERのコメントPDF)/HMVのコメント
「これまで通りの流通を守るため、最大限の努力をしていく」――タワー・HMVが共同声明(ITmedia)
タワーレコードとHMVジャパン、洋楽輸入盤の販売継続に関する共同声明(BroadbandWatch)←音楽配信メモ
HMVとタワーレコードが洋楽輸入盤CDに関する共同声明を発表(AV Watch)
レコード店大手など、洋楽輸入盤CD流通で監視組織結成(NIKKEI NET)←d.e.plus
改正著作権法:タワーレコードなどが共同宣言(MSN-Mainichi)
輸入CD規制で大手CD店が共同会見(TBS:動画あり)
本日タワレコとHMVによる共同声明が発表されました。文面はタワーのサイトにPDFがあります。NIKKEI NETの記事によると、監視を行うための組織設立も検討するとのこと。

Amazon.co.jpが6月4日に衆議院文部科学委員会委員長殿に提出した書簡を公開d.e.plus
amazon.co.jpも輸入権問題に関するページを更新。「修正案は可決」と発言した数少ない我らが味方、衆議院文部科学委員会の池坊委員長宛の書簡を公開しています。 (結局あの発言は訂正されたんだろうか??)
タワレコ、HMVの共同声明発表に同席した高橋健太郎氏は「今回できあがったネットワークを通じて、法案が環流防止以外へ広がることを防げたらと考えている」とのコメント。ちょっと不安なのはそのネットワークが高橋氏の周辺にはある程度出来つつあるという事は分かるんだけど、6万に及ぶ程の署名を集めた音楽ファンのネットワークはあくまで一時的な頼りないものにしかなっていないという所だと思う。(「TAZを見た」でも書いたけど、一時的ゆえ甘美さもあるのだが)なんだかんだ言ってもお上を動かそうと思ったら組織力ってのはカナリ重要なわけで…
今回の著作権法改正の問題を取り上げて以来、好みの音楽ジャンルの違ういろんな方達とこのページを通してゆるやかな連携が出来たと思っていますから、僕らとしてはそういうの引き続き維持するように心がけるしかないかなぁ。何か、今のゆるやかさを維持しつつもっと強力な力になるツールも欲しいところ。

Web上のツールとして考えられるのは、
  • レコードの話を中心に著作権関連の動向を伝えるWeblogを複数名で運営する
  • 政治家の選挙区やここの政策に対してどのような態度を取ったかをデータベース化し、選挙の際に候補者を決める際の支援ツール
なんてのが考えられるかなと思うんだけど(誰かやりません?)前者は堅苦しくなりすぎて、普通の音楽好きの人達に敬遠されちゃいそうだし、後者はデータを投入する事や、裏表のある政治家の言動について正確なデータを維持するのがすごく大変そうで個人レベルではちょっと実現は難しそう。 そう考えると、今のままのゆるめの連携しかないのかな…と思ったりするわけです。

追記:
と思っていたところ、ポータル「私たちは海外盤CD輸入制限に反対しつづける」のBBS(2004年6月8日<火>14時15分)にて、政治家の態度をDB化するサイト「民の声」を運営している方から、輸入権に対する政治家の態度をデータとして利用してよいかという申し出が出てます。 上記の後者にあたるものだと思いますけど、これいいですね。ぜひ輸入権問題に対するデータも加えて欲しいところ。何と個人で運営しているようです。リスペクトです。
Posted by CAB at 10:40 PM | Comments (0) | Read whole

6月8日、輸入権他の状況

署名最終的に総数59050名に←2ch
「参議院のサイトと多少の誤差は出ると思いますがこんな所です。」
受取人さん名無しに戻る。お疲れ様でした、ほんと。
5万7千の署名はどうなっているのか?
請願情報として、衆議院に掲載されています。←2ch
今のところ受理件数17件・有効筆数33057名・紹介議員3名が記載されて いますが、この後も順次追加されるはずです。請願の審査は今国会終了時に 行われる予定。
という事だそうです。 参考:請願の手続き
6月28日:文化庁主催の「コンテンツ流通促進シンポジウム」2ch
申込み多数で、開場が大きくなっているようです。 輸入権の創設ではいいかげんな仕事をやってくださったとしか思えない、吉川晃氏、森口泰孝氏も参加の模様。当の森口氏は「国家権力は監視をしていないと必ず腐敗する」というような事を言ったらしいです。役人も政治家もプロフェッショナル意識みたいのって無いのかねぇ。ため息ばかり。
笹山登生氏のBBS(#6950)にて森口氏がこの記述に対する弁明:
趣旨は、「一般論として、政府はその政策を批判する方々と、常に適切な緊張関係にあることが重要である。」ということであり、その意味からも、「このような対話のチャネルを維持していくことが必要です。」
という事だそーです。でも、やっぱ腐敗でしょ、どう考えても:P
社説2 法改正で音楽普及妨げるな(NIKKEI NET)
日経が社説で著作権法改正(輸入権)に関して書いてます。
改正法は応急措置としては意味があるが、古い流通制度を押しつけるものであってはならない。
いや、ほんと応急処置的な気はするんだよねぇ。瀕死なのに応急処置だけで何とかしようというのが、そもそもの間違いなのにネ…
次は中古販売も著作権法で保護
音楽にはまだ関係の無い話だが…金子一義行政改革・構造改革特区担当大臣が「第8回知的財産戦略本部議事録」にて最高裁の判例をひっくり返して中古販売にも著作権法が及ぶような流れを作ろうとしているようです。レコード輸入権の話を扱っていた各所で話題になっています。同じような話が中古レコードにも及ばないとは限らないしね〜
参考:
次は中古規制に向かう「知的財産戦略」(facethemusic)
Next Target(造反有理)
小泉知材戦略、輸入権の次はゲームの中古規制……その先にあるものは? (音楽配信メモ)
歪められる「知財制度の趣旨」(The Trembling of a Leaf)
額に汗」は著作権じゃねぇーだろ?
Copy & Copyright Diaryさんの「額に汗」というエントリー。額に汗理論というのは知らなかったんですが、簡単にいうと「額に汗」して働いた分まで著作権で守るのはおかしな話で、それは別の手立てで守るべきという事。 今回通ってしまったレコード輸入規制の問題もそれだよね。
Posted by CAB at 02:29 PM | Comments (0) | Read whole

ワーナーグループが、170組のアーティスト中80組をリストラ

遊んでるとこっちの更新止まったりするわけで、日曜は雨の中フジTV前で開催されたNagisa行って来ました。雨だったんで行くときはちょっとブルーだったんですが、途中と最後雨も上がったし、悪天だからホントそういうの好きな人ばっかりで雰囲気いいし、混んでなかったし、ハッピーな気分で帰ってきました。
それから下のCollaboReasonもソコソコ盛り上がり始めてるし、いい感じ。自分も参加したかった(というか、自分がああいう場が欲しかった)んで昨夜は久々にREASONいじり。これが、楽しいんだなぁやっぱ。なんか、プロじゃなくて趣味でよかったよ…とか微妙に思ったりしてる自分。

本題:
Warner Brothers80組のアーティストを解雇(hidemuzicblog)
ワーナーが所属アーティストを大量解雇(Sawney Bean's Cave)
ガンガン値下げもしているワーナー、そのためなのか従業員もアーティストもリストラしているようです。まぁ、悲観する声も多いんですが、ソニ豆さん曰く:
ちなみに、6月にワーナーとの契約が切れるポーラ・コールは頼まれても契約を更新する気はないと言っているそうです。彼女は「私に対する情熱や音楽に対する情熱が存在するところにいたいの。私が信用していて好きだった人たちはもういなくなってしまったわ。」と語ったとか。
まぁ、情熱無く旧態依然なビジネスモデルでしか、商売できないならばそんなところにアーティストはいつまでもしがみついておく必要はないでしょう。ちょっと頭使って、もっと自分に見合ったビジネスをやってくれるパートナーを探すか、さもなければ作っちゃえばいいですよね。と、プロじゃない私は思うんだけど、難しいんでしょうか?
Posted by CAB at 02:08 PM | Comments (0) | Read whole

June 05, 2004

バーチャルスタジオでバーチャルセッション

CollaboReasonREASON-WHY
従来だと数十万円もしたシンセやサンプラー、ドラムマシンなどのラックシステムをたった4万数千円でPC内に仮想的に構築できてしまうということで、アマチュアDTMファンのみならず、プロにもユーザの多い人気のバーチャルスタジオソフトREASONですが、このREASONを利用してユーザ同士がバーチャルセッション/コラボレーションを行うためのサイトCollaboReasonがオープンしました。

僕もuraさん3rdさんとBBS経由でコラボレーションをさせていただいた事があるのですが、自分だけじゃ思いつかないようなアイディアが重なっていき、とっても勉強になるし出来上がった作品も自分だけじゃ作れないものになるという楽しさがあります。

以前はLoopTheoryというコラボサイトがあったのですが、現在運営していないため同種のサイトが欲しいねなんて話をuraさんの所のBBSでしていたところに、3rdさんやREASONのコミュニティサイトREASON-WHYを運営していらっしゃるのducky氏が乗ってきてトントンと実現したものです。

というわけで、私もコンセプトの整理やサイトデザインの面で協力させていただきました。 僕らなりの音楽文化振興へのアプローチだと思っていますので、ぜひ使ってみてください。
Posted by CAB at 11:30 PM | Comments (4) | Read whole

著作権法改正その後の動き

高橋健太郎氏、文化庁とコンタクト/不当に侵害される場合の判断根拠資料もおかしい(MEMORY LAB:column)
笹山登生氏の掲示板を見ていると、いろいろな動いているようで、文化庁とのコンタクトも取っているようです。今後の動きを注視したいです。
また、6月2日のレコード輸入規制問題でも取り上げた、衆議院議員 松本大輔氏のBlogに掲載されていた「権利者の利益が不当に侵害される場合」の判断根拠資料に関して考察。原盤印税と著作権印税を合算した金額で判断を行う場合、圧倒的に大きい原盤印税の大小による判断が優先されてしまうために結局著作隣接権を持っているレコード会社に権利を与えた形になっているとのこと。
TBSニュースの森「格安の輸入盤CD、法規制でなくなる?」(Dubbrock's Dublog)
TBSで3分余りのニュースとして取り上げられた模様。他のニュースとの兼ね合いで法案成立後の報道となってしまったようです。動画もコチラで見られます。
著作権法改正の附帯決議(Dubbrock's Dublog)
付帯決議を読みながら、「今の時点で出来る事・始められる事」(d.e.plus)
藤川毅氏が衆議院での付帯決議をテキストにしていらっしゃる。(コレを受けて、ウチで聞き取ったものも修正)
さらにこの付帯決議を受けて、d.e.plusさんでは、音楽ファンとして今、これから出来ることが述べられています。
踏み絵6月、これからスタートだ。(Benli)
前にも書いたけど、小倉弁護士は「1 商業レコードに収録された実演に関して、公衆送信(送信可能化を含み、放送及び有線放送を含まない。)についての強制許諾制度を創設する旨の著作権法改正」を求めていくそうだ。これを次の選挙の際に投票する議院を選ぶ踏み絵にしてみては?とのこと。
この小倉弁護士が求めている事は、例えばCDを出しているアーティストが自分のWebサイトで自分の曲を誰にも断らずに配信できるようになるような権利だと思う。今までそんなことも出来なかったの?と疑問に思う人も居るかもしれないが、Webサイト等を利用して公衆送信を行う権利はレーベルなどのレコードの原盤権を持っている者に与えられる著作隣接権なのです。したがって、アーティストは自分の曲でもレーベルが許さなければWebサイトでの配信は出来なかったわけです。
(独自に配信を行うためにメジャー契約を打ち切った例としては平沢進氏が有名かな。)
紅い「“レコード輸入権”注視バナー」を作った方がいらっしゃいました←2ch
文化審議会・コンテンツ専門調査会“見張り番”プロジェクト(The Trembling of a Leaf)
謎工さんが文化審議会・コンテンツ専門調査会等を見張りするプロジェクトを計画しています。今回の著作権法改正でも最終コーナーを曲がった所で大勢が声を上げたんじゃ遅すぎたなんて話もありましたから、その前段階から注視していく必要はあるんだと思います。
Posted by CAB at 11:27 PM | Comments (0) | Read whole

職質→トランス→取調べ

TRANCE MAKERNA (ONE OF THESE DAYS)
最近渋谷、新宿、六本木など都会で流行っている警官の職務質問で、友人の音楽家が「音楽やっている」って言ったら「トランスかぁ?」とか言われて「ソーだ」なんて言うもんなら即刻取り調べの勢いだったとか。また別の知人が「パーティの準備です」「トランスパーティか?」で同様な圧力をかけられたようです。
とまた、短絡的な対応をされるらしいです。困ったモンです。
Posted by CAB at 10:23 PM | Comments (1) | Read whole

実は鈴木亜美がプレイクスルー?

鈴木亜美セールス第2弾はネットで配信!?(YahooNews)←facethemusic
レコード会社とのトラブルから業界からそっぽを向かれてる鈴木亜美だが、「インターネットの音楽配信を使ったセールスプランが浮上している」そうです。週間文春の対談で:
今は曲をネット配信もできるし、インディーズ盤を自分の手で売ることも…。いろんなことにチャンレジして、新しい時代をつくっちゃおうって気持ちもあります
とレコード会社に縛られて無いがゆえの自由で気概のある発言! 前作の「強いキズナ」は書店ルートで販売され、既に13万部出荷し、4月27日調べの単行本ランク「ノンフィクションほか」部門で1位になったという実績がある。 そんな彼女がネット配信に殴りこんだら…実績は彼女が作っちゃうんじゃない?
Posted by CAB at 08:44 PM | Comments (0) | Read whole

法案可決後のレコ屋のコメント/著作権の本質

法案可決後のタワレコ、HMV、アマゾンのコメント( 音楽配信メモBBSより)
Yomiuri-Onlineの記事
改正著作権法が成立、邦楽CDの逆輸入防止

★必読:「著作権=既得権」的理解のススメ(tairadaのひとりごとver2.0)←著作権は人権ではない(Copy & Copyright Diary)
著作権の主張は基本的に私人に対する「排他的独占権」であり、経済的利益に直結します。この点において、著作権は憲法上に欠かれている「人権」とはまったく性質が異なるのです。
著作権ってのは、何にも勝る権利ってわけじゃない。特別に期間を設定して著作者が権利を独占できるように許してあげてるだけだ、という事ですね。表現の自由など他の人権とのバランスの上に成り立ってるわけだから、あれも著作権、これも著作権と言いはじめるとどんどん本来守るべき人権を削っていってしまう事になる。
でも、国は人権よりも経済を重視してるみたいだから、この論じゃ太刀打ちできないんじゃないかとも思う…
Posted by CAB at 10:31 AM | Comments (0) | Read whole

June 04, 2004

ネットで普及する音楽「マッシュアップ」は著作権の常識を変えるか

ネットで普及する音楽「マッシュアップ」は著作権の常識を変えるか(HotWired)
「一億総クリエイター時代」だからこそ、権利で稼ぎたいのなら、簡単に権利クリアできる仕組みをつくらないとアカンのです。守ってるだけじゃ、新しい芽を摘み取ってしまうのです。
Posted by CAB at 08:34 PM | Comments (0) | Read whole

米国の音楽CD価格下落が加速

米国で音楽CDの価格下落が加速、原因はファイル交換だけではない?(Internet Watch)
米国ではCD価格の下落傾向がますます強まっているとのこと。
価格下落の理由についてNPD Groupの音楽調査部門であるNPD MusicのRuss Crupnick社長は、「レコード業界は過去数年にわたって、ファイル交換によって部分的に加速された市場変化に対処しなければならなかった。しかしながら小売業全体の情勢も変化しており、消費者は“エブリデーロープライス”といった価格戦略やとてつもない激安販売にますますさらされるようになった。
日本は安心だね、市場変化に対応しなくていいし、輸入権も出来たから安すぎる奴は止めちゃえばいいんだもんね。いつまでたってもCCCDだね。
Posted by CAB at 02:09 PM | Comments (0) | Read whole

iTunes Music Storeの曲を日本で買っちゃう

iTunes Prepaid Card(ドリトル漂流記)
知っている人はとっくに知っていると思いますが、iTunes Music Storeの曲、このプリペイドカードがあれば日本でも購入できるらしいです。米国ではTargetって量販店でこのカードを扱っているらしいです。

それがヤフオクに出てたり、秋葉館で売ってたりするようです。米国だと1曲99セントですから、$15分のカードがあればアルバム1枚買えるって感じかなぁ。でもそれが国内販売で¥3000だと…どっかの業界と同じじゃないか!!! (次回入荷は6月上旬って書いてあります。人気なのね。)

使い方はこのへん[iTMS]で。 というわけで、iPod持っていない私ですが、とりあえず米国からそのうち戻ってくるって言ってる友人に10枚ぐらい買ってきて〜ってせがんでおきました。まさか、これは税関では止められるまい。
Posted by CAB at 03:07 AM | Comments (3) | Read whole

携帯MP3プレーヤー比較検索サイト

MP3C -携帯MP3プレイヤー比較検索-SALIEDESIGN MEMO
いろんな条件で検索できます。結構便利かも。
Posted by CAB at 02:02 AM | Comments (1) | Read whole

昨日(6月3日)の動き

改正著作権法、来年1月施行へ。残された手段は……(ITmedia)
ITmediaもそろそろ最後の記事かな。
審議会の問題点新聞サイトの記事の検証(Copy & Copyright Diary)
とりあげた全ての新聞は改正を正しく伝えていないそうです。
輸入CDの無差別規制法案、原案通り可決(/.-J)
CDの鎖国に対して「カイコクシテクダサイヨー」が、妙にウケました。
Amazon.co.jp輸入盤ストアがやけくそ気味の価格に音楽配信メモ音楽中心日記
在庫一層処分で無い事を祈る。
米Amazon、音楽CDの試聴インターフェイスを改良した「Music Sampler」(InternetWatch)
[Listen to all]ってボタンで、連続して数曲試聴できます。一曲当たりの時間はやっぱり30秒ぐらいだけどね。
ここに来るまでに(1)(The Trembling of a Leaf)
ここに来るまでに(2)(The Trembling of a Leaf)
謎工さんが、今回の法案が出来るまでの流れをまとめていらっしゃいます。次に来る何かを知るために、今までの流れを把握しておく事は決して無駄にはならないと思います。
Posted by CAB at 01:00 AM | Comments (0) | Read whole

June 03, 2004

修正案は賛成少数で可決!?

本日の衆議院本会議にて、衆議院・文部科学委員会委員長池坊保子氏は
「修正案は賛成少数で可決
と読み間違えて発言。同時に
「本案は全会一致をもって可決」
とも言い「意義なし」で決議完了した状況。
今のところ訂正はないため、どちらも可決しています〜

注:「修正案」とは、「改正案に、見直し規定を盛り込んだもの」でこれが可決だと本来参議院に差し戻し、「本案」とは「改正案」そのものの事です。

最後まで笑かしてくれるぜ→衆議院
ていうか、池坊委員長おもろすぎ。
追記:委員長発言のディテールが間違っていたので修正しました。
録画が公開されました。その部分からスタート→見ておこう:Real形式[Hi]/[Low](衆議院TV) 本会議って、委員会より重いんじゃないの??:P
Posted by CAB at 02:53 PM | Comments (0) | Read whole

TAZを見た

今日は衆議院で9時から質疑、13時から本会議で採決の予定です。中継は本会議の方しかやらないみたいですね。

書ききれないんですけど、今回のレコード輸入規制の問題に関して動いてくださった多くの皆さん、感謝というのとはちょっと違いますが、本当にリスペクトしています。大きな力を与えてくれた音楽メディア関係者の皆さんには彼らの関係したレコードや書籍を買うなり、自分なりに何らかの形で恩返ししていきたいと思います。また国会の場で的確な質問をして下さった議員諸氏には選挙の場できちんと意思を表示していきたいと思います。
2chの名無しさん達の情報もとても役立ちました。この問題に関連しているスレッドは真摯な人達ばかりでした。署名受取人さんにも何らかの形で慰労会みたいなのやってあげたい。
それから、うちにリンクやTrackBackして下さった皆さんのページもほとんど見ていますし、また情報源にもさせて頂きました。(今後も情報源にさせていただきます) BlogのTrackBackは今まで散逸していた意見をたぐりよせるのに非常に便利なツールであると実感しました。
OTO-NETAは5月のシンポジウム以降この問題を集中的に扱ったため毎日22000〜30000ヒット、6000〜9000ページビューを頂いており、それまでの2〜3倍のアクセスとなっています。それだけ、多くの人がこの問題に興味を持っていたのだと実感しています。(そのためプロバイダに追加料金も発生しました ^^)

今回のレコード輸入規制問題への反対の運動が盛り上がっていくに従い思ってた事があります。これで本当に法案がひっくり返るような事があればこれこそTAZの出現だ…そう思いながら、ここしばらくこの問題を取り上げてきました。
残念ながら法案はそのまま通過してしまいました。そういった意味で、TAZに対する評価と同じく幻想だったのかもしれません。でも、そこには確かに何かありました。
#今思い起こすと99年のフジロックの前にもあったな、こういうの…

というわけで、徐々にクールダウンしていきたいと思います。皆様に楽しい音楽生活を。

参考リンク:
T. A. Z. -- The Temporary Autonomous Zone, Ontological Anarchy, Poetic Terrorism
TAZ
How about TAZ?(J)
隙間とクモの巣――ハキム・ベイ『TAZ』を読む――(J)
セックス、ドラッグ、ダンスミュージック
Posted by CAB at 04:20 AM | Comments (2) | Read whole

June 02, 2004

川内議員を救おう

川内博史議員が原案議決に際し退席・棄権(海外盤CD輸入禁止に反対する)
「政党」ってのは、全体の総意を重んじるわけで、通常はそれを「力」として政策を動かしていくわけです。今回の著作権崩壊制(素晴らしい誤変換!)の審議にあたって、素晴らしい質疑を繰り広げてくれた川内博史議員が、民主党の総意として賛成の決議を取る際に彼は退席して決議への棄権を示したそうです。党からの制裁措置の「可能性」もあるそうですので、そんなことが無いように民主党に訴えようとのことです。
著作権法改悪阻止に尽力してくれた川内博史議員が、委員会での原案議決に際して民主党の党議拘束に反して退席・棄権をされました。この行動で党からなんらかの処分を受ける可能性があります。

この件で川内議員に処分がないように、みなさまから民主党にお願いしてください。みんなのために今まで頑張って、最後の最後まで筋を通した男の中の男、川内議員を今度は私たちが救う番です!!
民主党メールアドレス:info@dpj.or.jp

川内博史「正々堂々」日記もご覧ください。
Posted by CAB at 11:59 PM | Comments (2) | Read whole

衆議院:文部科学委員会での附帯決議

録画を見て聴き起こしたものです。

Dubbrock's Dublogにてテキストが掲載されたので、修正しました。最終的には、10〜13の附帯決議はレコードと関係無いから掲載しなかったのかな??

付帯決議:
政府および関係者は本法の施行に当たり、次の事項について特段の配慮をすべきである。

1.商業用レコードの還流防止措置の存在が欧米諸国からの洋楽レコードの並行輸入及びすべての商業用レコードの個人輸入等を阻害することのないよう、内外の著作権者及び著作隣接権者に対し最大限の配慮を求めると共に、欧米諸国からの洋楽の並行輸入が阻害されるなど消費者の利益が侵害される事態が生じた場合には、還流防止措置の見直しを含め、適切な対応策を講じること。

2.商業用レコードの還流防止措置の運用に当たっては、私的利用のための個人輸入や並行輸入等により多様な輸入レコードが国民の間に浸透し、音楽に関する文化・産業の発展に寄与してきた経緯等を踏まえ、制度の趣旨に則し、権利の侵害と見なす要件の明確化とその周知に努めるとともに、消費者保護及び適正な流通市場の維持の観点を重視した運用がなされるよう、十分留意し、監視すること。

3.還流防止措置を適用する期間を政令で定めるに当たっては、権利者、消費者等関係者の意見を十分に聴取し、適正な期間とするとともに、今後の動向も見ながら適宜検討を行い、見直しを図ること。

4.日本のレコード会社は、日本国内での販売を規制する作品について海外にライセンスをするに当たり、日本国内発売禁止と外から見えるようにジャケット若しくはインレイに表示するようライセンシーに要請するなど、適切に対応すること。

5.還流防止措置の対象となった商業用レコードについては、当該作品の日本国内での販売状況について国内のレコード会社に定期的に報告を求め、国内のレコード会社がもはや発行していないと認められた場合には、速やかに還流防止措置の規制対象外とし、レコード流通業者、小売店及び消費者に告知するよう努めること。

6.還流防止措置導入後の消費者への利益還元、内外価格差及び商業用レコードの輸入状況等諸情勢について、継続的な評価及び分析を行い、還流防止制度全般について、必要に応じ適切な措置を講じること。

7.還流防止措置の運用状況、商業用レコードの国内価格の変動、海外での邦楽レコードの販売状況、商業用レコードの再販制度を巡る議論その他還流防止措置の必要性並びに消費者及びレコード流通業者の権利利益の保護をめぐる状況について把握するとともに、広く消費者への周知に努めること。

8.本法施行後一定期間経過後、還流防止措置の必要性並びに消費者及びレコード流通業者の権利利益の保護をめぐる状況について検討を加え、その結果に基づいて還流防止措置の廃止、保護期間の短縮を含め必要な措置を講ずること。

9.還流防止措置の導入により、再販制度とあいまって商業用レコードの価格が二重に保護されることになるとの私的等も踏まえ、販売価格の引き下げ等消費者の利益の還元に更に努めるとともに、再販制度については、消費者保護の観点から、再販期間の短縮等一層の弾力的運用に努めること。

10.海外盤による権利侵害に対しては侵害状況調査の拡充や、侵害発生政府への対応強化の積極的な要請など実効性のある対策に努めること。

11.書籍雑誌の貸与権の行使に当たっては公正な使用料と適切な貸与禁止期間の設定によって許諾し円満な利用と使用の形成を図るよう配慮すること。
また、権利者の利益の保護をはかるとともに書籍雑誌の円滑な利用を促進するため書籍雑誌の貸与権を管理する新たな機関の適切な運営および環境の整備に努めること。

12.今後の著作権法の改正に当たっては文化審議会、著作権評議会の議論の前提となる関係者間協議において消費者関連団体が加わるよう配慮すること。

13.多くの国民がインターネットを通じて自らの創作物を公表するなど、表現の手段の多様化によりそれぞれが利用者となると同時に権利者となる「一億総ユーザ、一億総クリエータ」の時代を迎えている中、国民が著作権を身近な問題として捉え自ら判断し行動することが求められている事から、学校等における著作権教育の充実や国民に対する普及啓蒙活動に努めること。

参考:
附帯決議(Dubbrock's Dublog)
参議院での付帯決議
高橋健太郎氏チームの付帯決議案
クラシックの散歩道:BBS:KURIKURIさんによる聴き起こし

Posted by CAB at 11:58 PM | Comments (0) | Read whole

6月2日のレコード輸入規制問題

エンタメ議連のページにお詫び的文章
修正案の合意までは取り付けたけれども、修正できない場合に党として反対、という所までは至らなかったという事かな。
エンタメ〜の皆さんはよぉやったと思います。でも、やっぱし力及ばずなんですね。レコード屋も力足らず、政治家も力足らず、、、
昨日の文部科学委員会は10000人が見ていた
先ほどの委員会中継の中で言われていました。ライブと録画合わせて10000に及ぶアクセスがあったそうです。CM入れたらかなりの稼ぎになるね :P
著作権法改正案、“修正”ならず――文部科学委員会で原案通り可決(ITmedia)
文部科学大臣ならびに文化庁側は従来からの主張を繰り返しただけで、具体性を持った答弁は行われなかった。
力及ばずでしたMEMORY LAB:column)
昨夜、僕達が考えた付帯決議がかなりの部分、採用されました。今さら付帯決議、という気持ちもなくはなかったですが、でも、やらないよりはやった方が良い。海外の権利者を拘束する効力はなくとも、政府与党がこれを尊守するなら、それなりに高いハードルになるでしょう。
高橋氏は数日以内に、再び記者会見を行う模様です。
国会はエンターテイメントかよ!(その4)(万来堂日記)
今日の質疑で明確になった点がまとめられています。
準備はいいかい?(万来堂日記)
いいぜ〜べいべ。 皆さん、読んでおきましょう。 
改正著作権法が成立へ アジアの逆輸入CDを規制(Y!News)
委員会では、法改正により欧米諸国からの洋楽の並行輸入が阻害されたときには規制を見直すなどの付帯決議を採択。同じ内容を法案に書き込むことを求めた民主党などの提案は否決された。
6月、これからスタートだ(BENLI)
小倉弁護士が、今後当面:
 1 商業レコードに収録された実演に関して、公衆送信(送信可能化を含み、放送及び有線放送を含まない。)についての強制許諾制度を創設する旨の著作権法改正
 2 国家公務員が国会議員に対し虚偽内容の法案説明等を行った場合に懲役刑を科す旨の国家公務員法改正
を求めていくそうです。2番が特にいいですねぇ。今回の審議を見ても分かるとおり、文化庁の役人は大臣はじめ多くの議員をも騙すような形で法案を成立させたわけですからね。調子に乗らせないようにして欲しいです。
「権利者の利益が不当に侵害される場合」の判断根拠資料(D Photo Gallery)
衆議院議員 松本大輔氏のBlogで、本日の審議会で触れられた「権利者の利益が不当に侵害される場合」の判断根拠資料(文化庁作成)が公開されています。
5大マジャーの日本支社が洋楽盤に取ってきたスタンス(Waste of Pops 80s-90s)
Waste of Pops 80s-90sさんが、5大マジャーの日本盤で、CCCD化の状況や価格がどのようになっているかまとめています。
Posted by CAB at 11:55 PM | Comments (0) | Read whole

本日(6月2日)の予定

衆議院:文部科学委員会
9:00〜15:30

高井美穂(民主党/比例・四国[徳島2区])office@takaimiho.com
笠 浩史(民主党/神奈川9区)http://www.ryu-h.net/mail/mail.htm
城井 祟(民主党/比例・九州[福岡10区])info@kiitaka.net
斉藤鉄夫(公明党/比例・中国)g02110@shugiin.go.jp

-一次休憩-

石井郁子(共産党/比例・近畿[大阪2区])mail@ishii-ikuko.net
横光克彦(社民党/比例・九州[大分2区])yokomitsu@seiretsu.org
川内博史(民主党/比例・九州[鹿児島1区])Kawauchi@mxz.mesh.ne.jp
Posted by CAB at 03:00 AM | Comments (0) | Read whole

June 01, 2004

6月1日のレコード輸入規制問題の動き

意見書・公開質問書への回答(レコード協会文化庁)掲載←d.e.plus
私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対しますにて出された意見書・公開質問書への回答が、レコ協、文化庁からそれぞれ来たようです。どちらも今まで言ってた事の繰り返しでほとんど新しい情報はないですね。特に文化庁の回答は、国会の答弁と同じで、質問の趣旨に対してきちんと答えていないものが多く、がっかりです。d.e.plusさんが突っ込みを入れています。
著作権法改正――「原案通り可決」の可能性高まる(ITmedia)
CDの輸入規制を認める著作権法改正案が、参院を通過した法案のまま、衆院でも可決される可能性が高まった。最短では2日にも文部科学委員会で可決、3日の本会議で採決に付される見通しだ。
 現在、国会で審議されているCDの輸入を規制する著作権法改正案だが、参議院を通過した法案が衆議院でもそのまま可決される可能性が高まった。
 関係者によると、最短では6月2日の文部科学委員会で可決された後、6月3日の本会議で可決される可能性が強いという。民主党からは、附則の追加を求める修正案が提出される予定ではあるものの、与党および一部野党は原案のままでの採決を望むと見られている。
原案通り通ったら、私は当面レコ協会所属業者取り扱いのCD買うのやめようと思います。他にも音楽の楽しみ方はいろいろあるしね。
高橋健太郎氏のBlog更新(MEMORY LAB)
本当にお疲れ様でした。以前私は彼の書いた内容に「がんばってくれよ」なんて不敵なことを書いてしまった事もあったのですが、本当に彼らが動いてくれたおかげでここまで大きく問題意識を広げ、ジャンルを超えて多くの音楽のファンと気持ちを共有することができたと思います。
彼のエントリーにはHMVとタワレコはこの件に関して歩調を合わせているという事が書かれています(参考人のポール・デゼルスキー氏の随行人として、タワー・レコード経営企画室の野村氏が参加されていたそうです)。
レコ協、第117回通常総会開催〜役員改選、依田会長再任(Musicman-NET)
言葉も無い…
Posted by CAB at 11:00 PM | Comments (3) | Read whole

衆議院:文部科学委員会:参考人意見走り書き

聞きながらメモったので、間違い有るかも。元気が出たらあとで修正するかもしれません。
質疑の模様は「衆議院TV:ビデオライブラリ」2004年6月1日:文部科学委員会を選んでください。

残りの質疑の要点は国会はエンターテイメントだ!(その3)万来堂日記さんがまとめているので、参照。その他言及しているリンクは、本日実施の審議内容(facethemusicさん)を参照してください。

最初参考人の意見があり、現在参考人への質問が行われています。以下、参考人の意見の部分のみ:

■依田巽
・還流防止措置は、著作権者他の音楽関係社の総意として導入を要望している。
消費社の懸念:
・欧米からの輸入盤止められるのでは
→5メジャーの日本法人がライセンサーに権利行使を働きかける考えが無い
→5メジャーもそのつもりがない
→RIAAにも権利行使しない事を確認
・日本のレコード価格高すぎる
→決して高すぎない
→全カタログ品目数での平均¥2315
→米国に比べれば高いが、(330)億円の世界市場を対象にしているか、1.3億の日本市場を対象にしているかの違いである
・レコード再販制度を廃止すべき
→再販制度のおかげで売れ筋だけでなくいろいろなジャンルのカタログが提供されている
・レコ協会会長として決意表明
→導入された際には積極的な海外進出
→アジアへのマーケット拡大によって得られた利益は、権利者だけでなくユーザーにも還元

■弘兼憲史
(略)

■高橋健太郎
・反対の共同声明を公開、200人を超える評論家
・今日現在350名、支持者も増えている。ゴスペラーズも還流盤の被害にあっているが、リスナーの選択が守られることが大切と考えている。
・一般リスナーの署名は57000を越えている
・公開質問書には回答が得られなかったため、資料は質問のみになっている。
・著作権者の権利が守られそれがアーティストにもいいコンテンツが届けられるならば同意も得られる
・著作隣接権者のみがコントロールの力を得るための法案なのが問題。
・レコード市場の活力の源:アーティストの、、(聞き逃し)、、、購買力の増大。
・レコード会社の権力のみ強めていることで、アーティストとリスナーが敵対するような構造が起こって来ている。
・そこに浪費する労力のために、創造的な時間が削られ、活力を失っている。
・そうなってしまったら、三菱総研が資料で提示しているような楽観的な未来はない。
・価格や選択肢に魅力の無い商品をリスナーは選ばない。
・レコード販売業者は、法案成立後の不買運動へつながることを不安視している。
・著作権者もあいまいな法案のせいで萎縮的にならざるを得ない
・非差別的な法文を差別的に運用すると文化庁は言っているが、実際にそれを行えば欧米から非難を浴びる
・欧米の権利者から要求されたら止める手立てが無い
・独立系のレーベルが行使し始めたら、メジャーレーベルも行使をしないはずがない
・本当に廃案を望むなら、現在の法案は一旦廃案し、充分な議論の後で再度提案するべき

■ポール・デゼルスキー
・GERAは世界12カ国に姉妹組織を持っている
・HMVジャパンの代表としても意見を述べる
・通常、法的政治的な議題には関与しないことにしている
・今回はいくつかの大きな懸念があり、日本の消費者と共有する部分だと思う
還流防止策に関して:
・還流防止が必要である事には同意できるが、非常に大きな懸念点がある
・現在の法律案では、洋楽のCD輸入盤が影響を受ける
・弊社だけでも(輸入盤は)年間500万枚になる
・昨年から様々な団体と協議してきて、明確に規制の対象にならないように要望してきた
・しかし、著作権法では内外無差別の原則により対象外とはならない
・様々な方法で洋楽を適用外とするという話は聞いており、それは感謝している
・しかし、法的な根拠は無い
・CDを見せながら説明します、プリンスというアメリカのアーティストの作品です
・国内盤:2520円/輸入盤:1890円/差額は630円
・ノラジョーンズ:国内盤2548円:輸入盤は1890円 35%の価格差
・このような洋盤の価格差は一般的なもの
・このような価格差があっても、このような輸入盤が明確に「利益を害するものでない」ということを明確にして欲しい
・既に私たちは日本先行発売という方法で日本のディストリビュータが利益を得ているのを見ている
・この法案が同様に利益の増大だけを目的にしているのではないかという懸念がある
・依田会長はそんなことは無いといっているし、我々も信じている
・将来的には会長が約束を守れなくなることを懸念する
他の懸念:
・香港も統括している、香港の輸入権を参考
・何千というタイトルの商品が発売になるが、それぞれを(輸入の可否を)確認する事はできない
・顧客の選択肢は減ってしまった
・オーストラリアでは輸入権を撤廃した
・海賊版などは増えず、消費者の選択肢は増えた
・法案には実務面でのあいまいさがある
・弊社だけでも12万6千種類を扱っている
・分類は非常に煩雑
・税関でそのような作業を行った場合、滞留が生じ、流行商品であるCDは影響を大きく受ける
・輸入行為自体の縮小も懸念される
まとめ:
・還流防止措置には同意する
・洋楽の輸入を制限するために適用されない100%の担保を要望します
・実務面での更に詳細な説明を望む
・消費者の皆様が懸念を払拭できることをこの議会に望む

Posted by CAB at 01:49 PM | Comments (2) | Read whole

昨日の動きと、本日の予定

本日(6月1日)
13:00-15:20 衆議院:文部科学委員会参考人質疑
参考人:依田巽(エイベックス代表取締役社長・日本レコード協会会長) 、 弘兼憲史(漫画家・貸与権連絡協議会幹事代理)、 高橋健太郎(音楽評論家・プロデューサー)、 ポール・デゼルスキー(HMVジャパン代表取締役社長・GERA Japan世話人)
公開質問状回答間に合わず日付変わっちゃいました(MEMORY LAB:Column)
公開質問状に対する回答は間に合わなかったようです。文化庁も、レコ協も何をやってんだろ。とりあえず本日午後の文部科学委員会参考人質疑に期待。
昨日(5月30日)
Amazonの意見募集に1000通のメール(←ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
意見募集も始めたところ、4日間で約1000件のメールが殺到。
J-WAVEも今日 5/31(月)26時から著作権法の特番(←ふっかつ!れしのお探しモノげっき
しまった…聞き逃しました。というか、通常通りくるりのTR2が流れているらしいです。
ミュージック・ペンクラブ・ジャパンの声明公開される
「■著作権法改定(第113条第5項関係)に国民の総合的な視点を反映した慎重な審議を求める声明」公式サイトで公開されました。
Far East Satellite #87書き起こし音楽配信メモ
「HEATWAVE山口洋による輸入権問題、CCCD問題特集。」東京では流れてないんですよねぇ…
萩原健太氏のコラム更新4時間も喋りましたMEMORY LAB
CCCDに批判的な立場を取っている萩原氏はレコード会社2社から制裁的措置をとられているが…実は結構平気そう。
文化庁パブコメをみんなで読むスレ(署名オフBBS)
藤川毅氏が公開されたパブコメ全ページをコピーペーストの分類などを行っています。
Posted by CAB at 02:38 AM | Comments (0) | Read whole